第2話ヤンキー野田さん

ヤンキーは野田と名乗った。

「俺のことを師匠と呼べ。何か照れるな」

野田は田島に喧嘩の極意を教えることにした。組手を教えるのだ。

「いいか。常に冷静になれ。悪魔は油断しているとお前の体を乗っとるぞ。悪魔が取り憑いているのは同じ悪魔にしか分からない。ただ、悪魔が取り憑いている人物は夜中から朝陽が上がるまでに行動を起こす。悪魔は太陽の光が大好きだ。太陽の光が当たった悪魔は厄介だぞ。取り憑いた人間の血が流れることを嫌がる。お前の場合はまた特殊だ」

師匠から田島はその話を聴くと安心した。

「大丈夫。お前の悪魔は俺が封印してやる。但し、俺のこと誰にも話すなよ」

田島が気になっていたことを師匠は話してくれた。

「ありがとうございます。師匠。これからどうすればいいんですか?」

師匠は田島に話した。

「最近、この近辺で親父狩りをしていると言う不良グループがいる。悪魔の仕業だ。悪魔狩りをしてもらいたい」

師匠は、田島に頭を下げた。師匠の顔は渋い顔をしている。こんな人になりたいと言う憧れを持った。師匠は若く見える。田島は師匠のようになりたいと考えている。

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