のんびり異種女子日本旅

異界報告書｢崩界｣

　異界報告書

　第二異世界｢崩界｣に関する報告

　現場、愛媛県松山市松山城で観測された歪みよりたどり着いた異界に関する最終報告

　概況:先日松山城にて発生した異界より帰還後、歪みの反応の消失を確認、状況終了。

　地形に関する情報

　かの異界は大陸や海はなく、空に浮かぶ島であった。

　協力者によると元は普通の世界だったものが、侵食され今のようになったと考えられるそうだ。

　唯一確認できた大きな島は亜熱帯植物の様な特徴のある植物に覆われ、高低差の激しい地形となっており、所々に穴が空いており空へと落ちる危険性があった。島の最奥には塔があり、その場が今回の歪みの中心となっていた。

　歪みの元凶

　塔の頂きに居た男、呼称｢神｣を説得後、扉の不安定化が確認された。

　以上の事から対象を排除せずとも目標は達成できる可能性があると考えられる。

　備考:異界から撤収する際、大陸の崩壊が始まり、その際53名の住人をこちらの世界へ救助。現在、異界民用施設に移送済み。彼らが当世界で生活できるよう相応の措置を求む。

　住人達は｢神｣より任された存在らしく、これを放置する事は今後再起不能な損害をもたらす恐れあり。扱いには注意されたし。

　追記:軍関係者による私的な保身により協力者一名、及び住人全員を命の危機に晒す事となった。

　更に本作戦では彼女達による協力が作戦の本筋となっており、彼らを失う事はこれからの作戦に大きな支障をきたす事は明白である。

　以上を踏まえ、支援の追加及び選抜を要求する

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　報告ご苦労

　歪みの原因の更なる調査、及び適当な対応に感謝する。

　移民の受け入れとその後のケアに関しては、こちらで最大限取り計らう。

　貴殿らへの資金や軍による支援については、随時拡張、選抜を行うように動く。

　歪みの反応は未だ全国各地より報告されている。

　この調子で全国各地の旅を頑張ってくれ。

　以上

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｢よっしゃあ！追加資金ゲット！これで皆にもっと日本旅行を満喫させてあげられるぞー！｣