第25話通常
アキラは最近仕事でいない事が、多い、
仕事の事はわからないから、私から連絡はしない。
今日は学校から1人で歩いて帰る。
私は、学校から東の方、私がゆっくり歩いて30分位。
アキラとライトの家は、学校から西
数年前まで、アキラと、ライトの家はわたしにとって遠くだった。だけどアキラ達に出会い世界は広がった
薄暗い雲、明日から冬休みだ、
私はのんびりと歩きながら、自販機の前で足を止めた。
「さむいから、暖かい
飲み物を買おう」
のんびりと時間をかけて選んだ
缶コーヒー
飲まずに手に持つとまたやっくり歩いて
いた、小さなどぶ川、アキラと行った河原につづいてる、
あっちはあんなに整備されているのに
私の家の近くはどぶ川だ。
でもこの川は、アキラ達の家に続いてるんだ
「ただいま」
「おかえり、寒かっただろう」
おばあちゃんの足元にピッタリとくっいている愛犬
「たま」
「ただいま」
犬なのに「たま」とおばあちゃんがつけた
わたしが安心して家を空けられるのは
この、たま、のおかげ
玉は、利口でおばあちゃんのそばを離れない
朝は、たまが、布団を引っ張りおこしてくれる
私が一人で泣いていた時も、たまは、私にくっついていた。涙をペロっと舐めて
悲しい時も、辛い時もたまが、話を聞いてくれた。
おばあちゃんもいつも、たまと、話をしている。
だから安心してアキラ達の所に行けた、
「たま?おばあちゃんは最近どう?」
たまは、私のスカートの裾を引っ張って
お風呂場に連れて行った
ん?洗濯物が多いな、ちゃんと洗濯してるのに、
着替えを良く見て考えた。
おばあちゃん、一日に2回お風呂に
入ってる?
最近とても寒いだからかな?
たまは、おばあちゃんがお風呂に入っている時は、ずっと脱衣所にいる。
様子がおかしいと吠える
何か伝えてたい時はたくさん吠える
お風呂場に連れてきただけだった。
ん?心配は大丈夫かな?
「おばあちゃん?寒いとお風呂入ってる」
私が、聞くと
「ああ、最近は昼、夜と入っているよ
夜は布団の上にたまが乗ってるからね
湯たんぽみたいで、あったかいからね」
心配無さそうかな?
今日はのんびり部屋の掃除をした
私って地味だな、とつくづく思った
ベッドに、勉強机、小さな棚、クローゼット
ベッドサイドのテーブルには、小さな鏡
ポーチの中には少しの化粧品
そこにシャネルの香水、ライトがくれたもの
普段使うのは玄関の靴棚の中
私はベッドに横になって香水の瓶を眺めた
綺麗だな、、、
私は決して1人ぽっちじゃ無いと、思った
女友達はいないけど、十分だと、
ライトから電話が来た、
「明日遊ぼうよ。オレの友達も2人いるけどいい?」
「うん、大丈夫」
「じゃあ、駅前に、11時ね」
ライトは友達が多い、たくさん私の噂が広がったのに、ライトの友達はライトを信じた、
だからライトの友達は私を変な風に思ってない。
でも、ライトの友達と一緒なんて初めてだな
楽しそう。
私は朝少しメイクをして出かけた、
駅前で待っていると、
「リカ!」とライトだ、
「コッチがタツヤ、コッチがマサ」
「はじめまして、リカです。宜しく」
「よし、とりあえずお昼にしよう」ライトが言い
ファミレスに行った、
「タツヤの彼女束縛がすごいんだよ、
だけど、好きだから平気なんだよな」
「やめろよーライトー」
「マサはしばらく彼女がいない寂し奴なの、
こないだ。告白してフラれたんだよな?」
「そうなんだよー!聞いてよー
何回も遊んで、連絡も毎日してたのに
振られたんだよー!なんで?だよ、ならなんで、毎日連絡してきたんだよー
ねえ?リカちゃん的にはどうおもう?」
「あ、?私?そうだなーどうゆう子なの?」
するとマサくんが
「背が高くって、髪が長くて美人なんだよー」と
「性格はどんなの?」
「元カレが年上で、イケメンらしい」
「兄妹は?」
「えー、知らないな?」
「えーだって毎日連絡してたんだよね?」
「あー可愛いよとか、髪綺麗とかばかり話してたわ、雰囲気がいい子でいい子そうだなって」
ライトが
「結局、見た目と、雰囲気だけじゃん。
腹黒だったかもよ?」
と言った
「たしかにな?振られてたしな、あはは」
3人は大爆笑してる、
なんだか楽しそうだな。
「ライトだって彼女いないじゃんかー
お互い寂しいなー」
ライトが、
「オレはしばらく彼女要らないな、女が怖くて、無理」
するとタツヤくんが
「色んな噂きくけど、オレ達信じてないから
ライトから聞くリカちゃんが本当だと思ってるから、実際、今日会って話して
ライトの言ってた通りの子だなって思った、天然だよねー」
「え?私?天然じゃ無いよー」
「だってさっきドリンクバーで、オレ見てたんだ!ボタン押して、ジュース出てるのに、
コップ違う所においてんだもん
しかも、こぼしたの片付けてさ」
マサくんがオレも見てた
「トイレの前で、おばあちゃんに譲って
手を引いてさ、正直オレの彼女だったら素通りしてる、オレもね。
ライトはしないな、困ってそうな人見ると
ライトすぐ声かけるよなー
いいヤツだなって思うよ」
ライトが
「何?珍しいくオレ褒めてんの?」
マサくんが
「ただライトは無理するし、
素直じゃないからな。オレ達にはお見通しだよ!
今日だって
リカちゃんが、凹んでるかもしれないから
楽しませたかったんだろー
素直に言えよ」
ライトは、参ったなとゆう顔をした
タツヤくんが
「カラオケ行こー!」と私達はカラオケにいった、3人はずっとふざけてて。
笑ってばかり、私も楽しかった
少し部屋が寒くて、だけど、みんなはむしろ
暑そうで、
ライトが、自分の上着を私にかけてくれた。
2人は
「ライトやるー、キザだなー」と
マサくんが私の隣にきて
「アキラさんはめっちゃかっこいいよ、
だけど、ライトは本当にいいヤツなんだよ
ライトじゃダメだったの?」と
私は
大きな音のする部屋でマサくんに言った
「ライトがダメなワケじゃないのー
アキラと付き合った後にライトと知り
会ったし、ライトとの今の関係壊したくないのー」
すると、
「そっかー、なんな分かる気がするよ
本当にライトと仲良いもんねー」と
私は何度か、頷いた、
私も歌った、みんなが手を出して叩いてリズムをとってくれる
楽しい、
3時間位は歌ってたかな
ライトはLOVE songを歌った、
「ライトー!カッコいいぞ」と
マサ君が言った、
マサくんもタツヤくんもLOVE songを歌い
「かっこいいー」と皆んなで叫んだ
ライトがまた歌って
手を叩きながら皆んなで聞いてた、
歌の最後は、
♪君を死ぬほど愛しているー♪だった
ライトはマイクに大きな声で
「本気だからなーーーー」と言って
私の頭をぽんぽんと叩いた。
この光景は目にも耳にも焼き付いて
私から離れないだろうと思った。
ライトは
歩きで送ってくれた
「遠く無い?」
私が聞くと、「暗いから危ないだろ?」と
「ごめんね、ありがとう」と言って振り向くと、ライトがいなかった。
「ライト?ー」「ライトどこ」
「ライト、ライト、ライト」
私はよんだ、すると、
「オレ、ココ」
「リカ、助けて」
ライトは田んぼ道の淵の溝に落ちて
枯れ草の中で、ひっくり返っていた
私は思わず、大笑いした。
ライトは
「笑って無いで、助けてよー」と
私は笑いが止まらなくて、
手を伸ばすライトの腕を握りしめ
笑いながら、引っ張った。
笑っているから力が入らない。
おかしくて、、おかしくて。
オレは友達の押しもあり
カラオケで、本音をぶちまけた、
リカー愛してるーと、言いたかったけどやめた、
なんだか恥ずかしくて、気まずく、
そしたら、落ちた、カッコ悪い、最悪だ
だけどリカは笑ってる、今まで見た事が無いほど、大笑いしている
なら。たまにはカッコ良くなくていいや!と
思った、リカの力ではなかなかオレを
引き上げられなかった。
オレは泥だらけだ、
やっと出た、
リカがまだ笑いながら、泥を叩く。
「そんなに、ウケなくても」
すると、笑いながら
「だって、一瞬で消えたんだよ?」
とまた笑った。
笑いながらリカは
「怪我は?」と
「んー、ヒジを少し擦りむいたかな?」
「あー良かった、大怪我しなくて」
リカはまだクスクス笑ってる
家についても笑ってた
「ありがとう」も笑ってた。
オレはなんだか、リカの何年か分の笑いが
出た気がして満足なきぶんになっていた。
アキラの心配もわすれて
家に戻るとアキラが帰って来てた。
「おかえり、最近仕事忙しいな」
「ああ、忙しいかな」
「ライト、溝に落ちたんだって?
リカが笑いながら
話してたぞ、ケガは?」
「ケガは大丈夫だよ」
アキラは帰って直ぐにリカに連絡したんだ、
アキラが
「なんか、ライトに嫉妬するわー
オレ疲れてんのかな?」
「最近学校もあまり行ってないよな?
大丈夫?忙しい?」
「ああ、忙しいし疲れてて、リカの心配ばかりして。
それで、いつもリカのそばにいるライトに
すっごく!嫉妬してるー」
「だけど、すごく嫉妬してるなんて
リカにしられたくないー
あいつ、絶対気を使うもんー」
オレは
「アキラはリカの彼氏なんだからさ
リカに甘えてもいいんじゃない?
疲れてる時くらい、
リカはアキラが無理したら気がつくよ、
きっと、どうしたらいいか考えだすよ
だから
アキラから甘えてちゃってもいいんじゃない?」
アキラは
「弟のくせに生意気なこと言うようになったな!そうだな、甘えてみるかな、
疲れた、癒してもらおう」
アキラからLINEが来た
…リカ、オレ疲れた、甘えさせて
癒してほしい、
かっこ悪くて、ごめん。
私は嬉しいかった。
頼ってくれたことが、
…アキラはどんな時もカッコいいよ。
頼ってくれて嬉しい、
いっぱい甘えて。
オレはアキラがLINEするのを除いて
ちゃかしながらみてた。
リカからの返信、
アキラは携帯にキスをすると
「やっぱりリカ好き離れたく無いー!!」
と言った
オレは
「やっぱり、、、」が引っかかった、
なんか、変な感じがしたんだ、
アキラは、
「なあ大晦日どうする?」
と
オレがぼんやりと
「ああー、」と言うと
アキラは
「オレは10代最後の日本でのカウントダウンなんだぞ!兄貴をもっと思え」
思ってるよアキラの事、
リカをゆずるくらい。
アキラは
「3人で日本で過ごすからな!
いいな?
あ!!!
スイート取ろう!
遊園地の近くのホテル
今からだと厳しいかな、直ぐだ」
アキラはパソコンを開くとすぐに
「取れたー!!ついてるー」と
「オレはなんで?遊園地?」と
「アキラは2つのパーク行くぞ」
と
聞いてねーし。
「なんで?遊園地なん?」
アキラは
「3人でカウントダウンするからな!
それで、見てほしいんだ、ライトにも
あのリカを、」
「どうゆう事だよ」
「オレは後数ヶ月でアメリカに行く
リカをライトに預けてな、
だから知っておいてほしい。
リカがどんなに、子供か」
預かる!?
子供??
「リカにヒミツな夢の国だからな」
「オレ並ぶのとか、苦手だぞ?」
アキラは
「オレなんて、並ぶの大嫌いだよ
でも、ライトはきっと笑って並ぶよ!
リカがいるから」
良くわからなかた。
だけど
31の予定は、決まった、
また、3人で、過ごせる!
家族みたいに
それだけで幸せだ
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