第23話クリスマス
まゆちゃんが
「もうすぐクリスマスだね?リカ何プレゼントする?
マユネックスにしようと思うの、、」
私はそれを聞いて私が誕生日にライトにあげた
ネックレスを思いだした。ライトはいつもつつけてくれてる。
プレゼント。アキラにに何買おう、私が買って喜んでくれるもの、、
アキラはなんでも持ってるからな。
今日はアキラは仕事でいない。
放課後ライトが教室に来た
「リカ、一緒に帰ろう!」
「マユちゃんは?」
「マユちゃんは?」
「今日は会う約束してないし!ホラもうすぐクリスマスだろ?クリスマスってプレゼントじゃん?だから、一緒に買いに行こうよ
」
ライトならアキラに何プレゼンしていいか
わかるよね。
「うん、行く」
「じゃあ、バイクん所集合ね」
あれ?私はライトのバイクの後ろは初めてだなと思った、いつもスケボーだったからな
「このちっちゃいメット!リカ用だろ?」
私は頷いた
「やっぱりな!ほい!乗って」
アキラのバイクに初めて乗った日の事を思い出した、緊張してたな。
ライトの後ろは緊張しない、不思議だ、
それより
ライトの腰にしっかり捕まって
ライトの背中に顔をつけて風避けにした、
オレはあたり前に腰に手を回して
ピッタリくっつくリカが、なぜかしっくりきた
緊張とかドキドキとかじゃ無い
リカを乗せるのは初めてなのに。
当たり前とゆうか、安心する。
ショッピングモールに着いた
リカが
「わあ、クリスマスの飾りいっぱい!
ツリーも、おっきい!近くで見たいな
来て来て、ライトー」
リカは、当たり前に俺の手首を握り
ツリーの方へ引っ張った。
「おいおい、引っ張るなよー」
自然だ、俺たちはいつからかお互いに触れる事を意識しなくなっていた。
あたりまえ、女友達といるみたいに接するリカ、それになんの違和感も感じない。
ショッピングモールなんてリカめったに来ないからな。
冬で日が落ちるのが早い、イルミネーションはとても綺麗だ、
リカに、連れ回された。
長く付き合ってるカップルの安定感のあるデートのようだ。
オレは経験ないけど、きっとこんな感じだろう
「リカー、疲れたー!休もうよー」
オレ達はカフェに入った
「寒かったー」リカは寒さで赤くなった頬と鼻が垢抜けて無くて可愛い
手を擦りながら息を吹きかける。
オレは穏やかな気持ちで、そのリカを見ていた
窓際の席からはイルミネーションが良く見えた。
2人してカフェモカをたのんだ、ラテアートがしてあり、マシュマロの雪だるまが乗っていた
「可愛いー、雪だるまだよ!ライト!ねえ雪だるま!」
リカはカップを両手で握り手を温めながら
嬉しいそうに言う
オレはツリーのラテアート、カラフルなチョコがトッピングされている
オレは2人のカップをくっつけて
「ハイ、リカ!ピース」と
自撮りをしたリカに撮れたのを見せると
「ツリーと雪だるま、ちゃんと写ってる!
可愛い!私にも送って写真!」
リカは雪だるまより可愛いかった、
寒くてほっぺが真っ赤で、ピースした左手はキズだらけ、でニコニコしてる。
あー楽しい、リカはなぜか幸せな気分にしてくれる。
「ライトは、マユちゃんに何買う予定?」
「財布かな?」
「ブランド品?」
「一応そのつもり、リカ、アキラからもらったのプラダだったよな?」
「うん、そうだよ」
「なんのブランドにしようかな?わかりやすいからCHANELにしよ」
「高そうー」
「CHANELだってピンキリだよ、
まあ、リカのそのPRADAはPRADAの中でも
1番高いけどねー」
「ウソ?幾らよ!」
「秘密だよー」
「リカ、それより早く、シャネル付き合って!行くよ」
オレ達はプレゼントを買いに来たカップルにしか見えない
「コレにしようと思うんだけど、色がさ
どうかな?」
「え?6万超えるじゃん!?」
「は?本当リカらしいよな?リカの財布は
この、倍以上だよー」
「えー!やだどうしよー」
「何今更だよ。旅行に行くとき、ワンピースと靴買っただろ?
リカの財布2個は余裕で買えちゃうよ」
リカは固まった
「ガードで買うからわかんないか?
店員さんの態度が変わっちゃうカードだよ」
リカは固まったままだ、
「なあなあ、リカなら何色にする?
ちゃんと、オレの相談聞けよー」
リカは、ハッと切り替えた様子で
じっと財布をみた。
制服の二人がシャネルでじっと財布を見てる
店員は、オレ達を放置だ。あたり前か
「赤!私なら赤!クリスマスだし」
「そっか、じゃあ、黒にしよー」
「なんでよー」とリカ
オレはイタズラな顔で笑った
だって
リカの選んだのじゃないのに、するつもりだった!
リカにいつか、あげる事があったら、その色にしたかったから
オレは店員さんに、クリスマスプレゼント用でと、頼んだ
店員さんは、本当に買うんだ?って顔をしてた。アキラと違ってオレは制服だと子供ッポイ
カードを出すと、
「他にもご覧になりますか?
会員カードは?」と
リカは
ほー、なるほどと、ゆう顔をしていた。
オレは店員さんに、
「CHANELの5番のオリジナルじゃないやつを」
と頼んだ
匂いを確認した、リカの香水だ、
小さいヤツを使ってるはず、
「あの。コレ一番大きいサイズで、ラッピング無しで」
リカはイスを用意され座ってた。
少しみて回った
パールに薔薇のモチーフのピアス
「こちらのパールは、本物です。」
リカの好きな物が二つもついてる
だけどリカはピアスの穴はない、
リカがピアスをあけたら、あげたいな、
金額は、アニキの財布を超えた
「このピアスラッピングして下さい」
いやー、買った買った!
リカは
「なんか、化粧品の試供品たくさんもらったよ、嬉しい」
そう笑ってたのに、急に立ちどり
「PRADAで、私のバイトのお金で手が届くものあるかな?」
「んーハンカチとか?一万はしないと思うけれど、、」
「それいい!PRADAどこ?」
オレはたまにはPRADAは行く案外好きだ、
だから行きやすいからちょうどいい。
リカは
ハンカチの前で悩んでる。
可愛い、バイトのお金か、
育児放棄の代わりに渡されてるカードより
よっぽど価値がある一万だな、
リカは悩んで1枚選んでラッピングしてもらった
「あー、よかった、PRADAおそろいにしたかったの!」
だからPRADAにこだわったのか
ネックレスもお揃いだもんな。
アキラは何あげるんだろ?
リカは宝石屋さんに立ち止まった。
「うわーダイヤって高いー!綺麗、
あれ?だけど、ダイヤでも高いのと安いのがあるのね?」
リカは言う
オレは
「ダイヤも出来のいいのと悪いのがあるんだよ!」と言うと
リカは
安いダイヤに向かって
「がんばれー!充分綺麗だよー」と言った
可愛子ぶって言ってるわけじゃない
体育教師のように、低い声で言ったのだ、
だから、可愛い、マジで言ってるから
他人に話したら、ぶりっ子な子なるよな
オレは小さい声ダけど、リアルにオヤジ風な
言い方にウケた。
リカもウケてた
「バイト代貯まったのはさ、アキラが色々援助してくれたからなんだけど、
初めてのバイトだから自分にご褒美買いたくて」
そう言うと五千円のコーナをながめていた。
オレはそんなリカを見てた、なんかニヤニヤしちゃう自分を抑えていた
「ライト、ライト選んで?」
「うん!女の子がしてたら可愛いなってヤツ、」
オレはよーく棚の中をみた、迷わず
すぐ見つかった、何の石かわからないけど
ムーンナンチャラ?
半透明で小さな石のついた細い指輪
リカみたいって思った、ムーン、月
オレはたまに月とリカと重なった
綺麗で形を変えて、細く柔らかく雲に隠れて見えない日もあれば
まるでオレンジで強く大きな満月
だけど、見えない日もある、
この指輪リカッポイ
「コレは?どう?」
「可愛い、これにする」
オレも今日の記念が欲しくなった、
「リカ、俺もこの中から買うから選んで」
「いいよ!」
リカはじっくりえらんだ、
「あ、コレ!」
それはなんの細工もない、太めのシルバー
「いいじゃん!これ」
ピッタリ五千!せっかくだからラッピングしてもらった
「オレ喉乾いたー」
「じゃあ、あそこのコーヒー屋さんは?
外が見える店!」
オレ達は無邪気に小走りで店に入って
イルミネーションを見ながらコーヒーをのんだ。
オレは考えていた、指輪、
お互いが選んで、ピッタリ同じ金額
健全なプレゼント交換じゃないか
「ねえ、さっきの指輪はめようよ」
リカはリボンを外した。
リカの中指にピッタリだった
「可愛ー!」
オレは薬指にピッタリじゃなくてよかった!
と思った
オレも開けて、
ピッタリする指を探した、
薬指しかなかった、、、
オレは右手にはめた。
いや、これはカップルがよくやるぞ、
結婚は左手
付き合ってるときは右手の薬指
まあ、リカが中指でよかった!
リカは右手中指にはめた。
ご機嫌だ、
オレは
「手、出して!」
と2人の手を並べて写真を撮った
リカに送った
それから、オレは
「買い物に付き合ってくれたお礼」
と香水を渡した、
袋にはCHANELとかいてある
「え?なに?やだ、気を使わなくていいのに」
「気なんか使ってないよ!あげたかってだけ、開けて見てよ」
リカは香水を出した
「これだよね?リカの香水お母さんの」
「えー、実はもうなくなりそうだったの
しかも大きいサイズ!」
「お母さんが側にいるみたいで、安心するんでしょ?」
リカは頷いた
「リカさ、買い物中、薬飲んだ?」
リカは少し考えて
ポーチを確認した
「あ、飲んでない!!」
「マジかー!!よかったー」
私も以外だった、久しぶりに薬を飲まなかった、薬の事忘れてた。
オレはなんとなくわかったような気がした
家族といるみたいだからだ、
オレは嬉しいようで、悲しみもあった、
恋愛対象じゃないか?
生まれ変わった庭師は家族のように支えた。なんて物語かな
その日の夜
マユちゃんから電話で
「リカと仲良いよね?かなり、2人で出かけたりする?」と聞かれた
オレはなんか嫌な予感がした
「あー、これ、秘密にしたかったんだけど、
マユちゃんのクリスマスプレゼント買うもの決めてたんだけど、1人じゃ、店に入りにくくて、リカに付き合ってもらった」
マユちゃんは
「え?そうなの?」
と声色が変わった、
「でもさ、必要以上に仲良くない?」
またきたか?
「今アキラ仕事でいないんだ、アキラ過保護だからさ、リカが心配で心配で、見張るように頼まれてる」
マユちゃんは
「でも、ライトとリカがすごい仲良くしてるの知ったらアキラさんおこるんじゃない?」
「ああ、アキラとオレは兄弟だよ、そんなに浅くない。アキラがいない間リカが笑ってる事をアキラは望んでるから
アキラは大人だから」
「でも、マユはライトとリカが仲良くしてたら嫌だな」
あー、せっかくいい一日だったのに、
「そうなんだ、、でも、アキラが居ない時はオレはリカが困ってたら、側にいるよ」
「マユなんか、かなしい」
好きだとか、なんだとか、褒めて、とりあえず
収まった、
せっかくの穏やかな日が台無しだよ
もうすぐクリスマスと私は考えながら
学校に行くとマユちゃんに、
質問詰にされた
ライトと、どのくらいLINEする?
電話する、
2人だけでいる事ってどの位あるの?
とか色々
「いや、基本アキラと3人だよ。
アキラが仕事の時は私バイトが多いから
めったに2人きりは無いな。」
あやしんでるのかな?
まあ、深掘りしないでおこう、
イブの夜アキラは帰ってくる。
やっとイブの日が来た長かった
駅前で待ち合わせ
私はアキラが買ってくれたワンピースに
あったかいレザーのジャケットを着て
マフラーを巻いた
アキラは
「久しぶり」
と、なんか、私はいつもより何倍も
会いたかった、アキラに抱きついて
「会いたかった」と言ったら私は思わず涙目になった。
アキラは
「オレ今最高のプレゼント貰ったわ」
と、言ってくれた
ディナーに行った
もちろん私にはに敷居が高すぎの店だ
私はライトと買い物の話しをした、
アキラは笑ってた、
「それ子供の時にやったプレゼント交換と同じじゃない?」
マユちゃんの事は
マユちゃんが、暴走するまえに、ライトが
面倒になってわかれそう
って
ダイヤを応援して、爆笑だよ!って
「薬飲まなかったよ!」
「あー、それは嫉妬するわー、
初めて薬飲まなくて平気だったのが、ライトなんてー」
私は笑った。
「今日も飲んでないよ」
アキラは穏やかに笑った、
たくさん食べて笑って、
アキラは寒いけど夏物の撮影はきついって
鳥肌立っちゃうもん!って
冷えてお腹壊したよって
久しぶりでアキラの顔ばかり見ていたら
「リカ!外みて」
ん?
「雪ー!ホワイトクリスマス!奇跡ー」
アキラが
「オレからしたらリカが奇跡だけどね」
私は首を傾げた??
「キザな言葉はリカには通じないか?
リカ少女漫画とか読まないの?」
「え?読むよ!あー?!アキラって
少女まんがに出てきそうー」
「気がつくの遅いわ」
私はなんだか、嬉しくてたくさん話した
くだらな事も、
近所のおばちゃんに、
あんた、誰だい?って聞かれて
田中 梨花ですって言ったら
あれ、急に育ってわかんなかったよー!って
とか
おばあちゃんにコンビニのおでん買ってたら
美味しいって、もうおでんはコンビニが良いよ
とか
アキラもたくさん話した。
海外モデルの愚痴が多い、
筋肉がーって
店を出るとしばらく車で走った
ステキなホテルについた。
2人なのに、大きな部屋だった。
アキラは話し始めた
ホワイトクリスマスだねとか
イブだねーとか、
それから
キザな事をたくさん言って
自分で笑ってた。
キザすぎる、オレとか
それから窓から見えるイルミネーションと雪を見てたくさんキスをした。
それで、出会った日の話しになった
私がバケツで転んだ事や
付き合ってってアキラが言ってカウントしたら
すぐ付き合ったとか
メットがグラグラだったとか、
モデルだって知らなかったとか、
海で結局砂あそびした!とか。
ずっと笑ってた。
料理をする時がっちり歌うとよな?とか
気がつくと、12時はとっくにすぎていた。
私は
「ハイ、プレゼント」と
アキラは
「ありがとう」
と言って箱を開けた
「ハンカチPRADA?
バイトのお金?」
私は頷いた
アキラは
「リカが、頑張って貯めて買ってくれたんだね?どんな物より価値があるよ。だけど、なんで、わざわざPRADA高かったでしょ?」
「アキラがくれたお財布とお揃いのにしたかったの。」
アキラは私の頭を
なでると
「メリークリスマス」と言った
私も、「メリークリスマス」と
アキラは
「ちょっと待ってね」と言うと
抱えきれない程の薔薇の花束を持ってきた
「すごーい!綺麗、ありがとう、ありがとう」
と私が薔薇に見惚れていると
小さなリボンのついた箱をくれた。
「プレゼント」
私は開けた
小さなダイヤがたくさんついた細い指輪だった
「わあ、きれい!!キラキラ」
アキラは
「本当はね、薬指ように買おうか悩んだんだけど、、手貸して、ハイ、小指、ピンキーリングだよ」
私は
薬指用に買おうと思ったって言葉が嬉しくて
泣き出した。
「リカってすぐ泣くよな?」
私は子どもみたいになきながら
嬉しいと連呼していた。
アキラが好き
アキラが大好き
アキラと離れたく無い。
留学しちゃうんだよな
私は
「アキラと離れたくないよ、アキラの側にいたい、ずっとずっと」
アキラは笑って
「どんなに遠くにいても、もし、リカに他に好きな人ができても、多分オレはリカの側にずっといるよ。ずっと見守ると思う、まだ、先は長いけど、死ぬまでリカを思い続けると思うよ。自分より大切、そう思ってる
リカの為なら死んでも構わない、リカがもしも、記憶を無くしても、リカの側にいるよ
リカが思っているより、何倍も、
オレはリカを愛してる。忘れないでね」
わたしはまた泣いた、アキラが好き大好き
アキラを愛してる
「アキラ、私ね、アキラを愛してる」
アキラは
「知ってるよ!」と言った
私はこの先アキラとずっと一緒にいると
思ってた。
アキラの彼女として。
それがなくなるなんて考えられなかった。
アキラの腕の中で寝た
薬は、飲まなかった、今まで感じた事がないほど
安心していたから。
悲しい事なんてない、アキラが側にいれば
留学しても大丈夫、アキラは帰ってくるもの
薬を飲まないで寝たのはいつぶりだろう。
アキラのぬくもりがよく伝わる。
おやすみを言うのも忘れ寝てしまった。
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