Another story11〜文化祭本番編6〜
舞台の幕が降りれば詩花や蓮、ほかのクラスメイトたちは少し会話をしながら舞台袖へと移動した。
「詩花ちゃんお疲れ様!」
「すっごく綺麗だったよ!」
「これ舞台部門優勝しちゃったりして!」
と、女子達に囲まれる詩花と蓮は蓮で男子たちに囲まれ少し面倒くさそうな表情を浮かべながらも話していた。
「とりあえず教室戻ろうぜ。早くこれ着替えたいし」
「だなー。おーい女子ー」
クラスメイトの言葉を聞いて詩花達は着替えるために更衣室にしている2つの教室へ入り着替え終われば自分たちのクラスへと戻って行った。
クラスに戻ってから開口一番「なぁ打ち上げとかどうする?」と男子の1人が教壇の前に立ち笑顔を浮かべながら問いかけた。打ち上げの言葉を聞いてクラスはザワザワと騒がしくなったあと担任の先生は「その話は後だ後。」と告げ教壇の前に立っていた男子を席に座らせた。
「打ち上げ、詩花ちゃんも来るでしょ?」
「うん……行きたいな」
「その前に後夜祭かなー。キャンプファイヤーやるんだよ」
「へぇ……楽しそう!」
クラスはワイワイと騒がしく暫くしていると校内放送がかかり「全校生徒は体育館へ集合するように」と指示が入った。「詩花ちゃん行くよ!」「今年こそ部門1位!」「ほらお前ら行くぞ!」と詩花はクラスメイトに手を引かれるように体育館へと向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます