第11話
「おかえりなさいませ♪ご主人様♡今日は年末なのにお仕事お疲れ様です♪さて、そんなご主人様にクイズです!今日の私はいつもと違います。さて、違うところはどこでしょうか?」
「メイド服がなんか違う、頭に餅の髪飾りをつけている、だな」
「正解です♪ご主人様は私のことをよく見てくれているんですね!嬉しいです♪」
「誰でもわかると思うけどな。で?そのメイド服はなんだ?」
「これはですね、年末年始バージョンのメイド服です。昨日買い物に行ったときにたまたま発見したんです。あの、似合ってますか?」
「そうだな。でも、年末と年始ぐらいは巫女服を個人的には着て欲しかったな」
「それは無理ですね。だって私、メイドですから」
「じゃあご主人様命令な?巫女服を着てくれないか」
「ご主人様。今なんて言いましたか?」
「え?巫女服を……」
「ご主人様、なんですか?」
「……いえ、なんでもないです」
「ですよね♪メイドに巫女服を着せるご主人様なんているわけないですもんね?あっ、そろそろお昼ご飯の時間ですか。今から何か作りますね?」
※※※※※※
「もうあと少しで新年ですね~」
「そうだな。神響は何かやり残したこととかないのか?」
「特にないですね。ご主人様こそやり残したこととかはないんですか?」
「神響が巫女服を着てくれなかったこと以外なにもないかな」
「ご主人様?今、『巫女服』という言葉が聞こえたような気がしたんですが……。私の気のせいでしょうか?」
「えっと。なんでもないです……。なので睨まないでください」
「ですよね♪……あっ、あと1分で年が明けますよ!!」
「お。そろそろか」
「ご主人様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」
「神響。あけましておめでとう。今年もこんな俺だがよろしく頼む」
「もちろんです♪ご主人様の専属メイドは私にしかつとまりませんので♪」
メイドとの日常~あなたの心をつかんで離さないメイドな女の子~ 猫と犬が好き @nikuoisi
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