第6話
「にゃんにゃん♪お帰りにゃさいませ!ご主人様♡私、ご主人様の帰りを楽しみに待ってたにゃ!」
「今度は頭にネコミミをつけて……。そしてツーサイドアップになってるし。全般的に可愛いんだよなぁ!!」
「ありがとうにゃん!!ご主人様に褒めてもらえて私、嬉しいにゃ!」
「ずっとこのままでいいよもう。可愛すぎんだろ俺の専属メイド!!」
「にゃん♪にゃん♪にゃーん♪」
「ああ……!疲れが取れて行く!!」
「ご主人様、頭ナデナデよろしくにゃ!!」
「わかった!」
「うにゃ〜!気持ちいいにゃ〜」
「ああ!癒される!!」
「……さて。どうでしたか?私のネコミミメイドは。合格ですか?不合格ですか?あ、頭は撫でたままでも大丈夫です」
「合格!とゆうかずっとネコミミメイドでもいい気がする。これは真面目に」
「嫌ですよ。精神的・肉体的に疲れますから」
「えー。そんなこと言わずにさ〜」
「いやと言ったら嫌なんです」
「それは残念だな。とゆうかなんでネコミミメイドだったんだ?」
「今日洗濯物を外に干している時に猫がふらっとやってきたんですよ。その時にふと『メイド服を着てネコミミをつけたらご主人様はどんな反応をするのか』と思いまして。そしてネットを駆使して完璧なネコミミメイドになったわけです」
「で?ネコミミは?どこから買ってきたんだ?」
「これはですね……、私が高校生の頃の文化祭の劇で使ったものなんです」
「なんの役?」
「通りすがりの野良猫Aです。出演時間が1分50秒ぐらいのちょい役でしたね」
「そのためだけにネコミミ買うか?普通手作りじゃないのか?」
「劇の前日にネコを出すことが決まりまして。なので手作りをしている暇はありませんでした。ですが、このおかげで今ご主人様にネコミミメイドを演じられたので感謝してますね。当時はイラつきましたが」
「なんか高校時代の闇音を見てみたくなったな」
「じゃあご飯を食べた後にでもアルバムを見せてあげますよ」
※※※※※※
「これが私です」
「へー、高校生の頃は二つ結いだったんだな」
「早く結べますからね。とゆうか、たまに今でも二つ結いにしてますよ?たまにですけど」
「なるほど〜。でも、見たことないな」
「私の二つ結いはレアなんです。見れたらラッキーですよ♪」
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