#34 美人教師プロデュース
お風呂から上がると、俺はさっきまで着ていた部屋着をまた着て、サクラさんはパジャマに着替えた。 濃いブルーのノーマルなデザインで、真面目なサクラさんらしい肌の露出は少ない物だった。
それでも、先ほどまでお風呂で濃厚なキスをずっとしていたせいか、サクラさんの表情や首筋・胸元はいつもよりも色っぽくて、思わず何度も抱きしめたい衝動にかられてしまった。
メグっちとキョウコちゃんがお風呂へ行くと、お風呂からはキャッキャ騒ぐ声が聞こえていたが、次第に甘い嬌声が聞こえ始めた。
恐らく、またキョウコちゃんが何かの妄想を全開したんだろう。
俺とサクラさんは、そんなお風呂場のことは放置して、二人で夕飯の食器の片付けをしてから、リビングでドライヤーを使って髪を乾かしあっこしたりしてイチャイチャして過ごした。
お風呂でイチャイチャしたり、二人でキッチンで家事したり、寝る前の時間をイチャイチャしたりって、なんか同棲とか結婚生活みたいで、自然とテンションが揚がる。
キョウコちゃんと二人だと、酔っぱらいの相手させられたり、変態プレイに付き合わされたり、ヒザ枕で慰めたり、全然俺には甘い時間じゃないんだよな。 キョウコちゃんは滅茶苦茶甘えて来て凄く楽しそうだけど。
そんな事考えながらサクラさんとチュッチュしていると、メグっち&キョウコちゃんがお風呂から出てきた様で、リビングには戻らずそのまま寝室に行ってゴソゴソし始めた。
何か飲み物でも用意しようかと、キッチンに立ってお湯を沸かしたりお菓子の用意とかしていると、二人がリビングに戻って来た。
キョウコちゃんは、以前見たメイド服。
ストレートのツインテールも以前と同じ。
メイクはせずにスッピンにメガネ。
開いた豊満な胸元と、ニーソによる絶対領域が目を惹く。
流石アラサーヲタク。安定のクオリティだ。
スッピンのお陰か、前回よりも幼さがあり、より可愛くなったと思う。
そして、メグっち。
メグっちもメイド姿なんだが、ビキニ。 メイドビキニだ。
髪型はキョウコちゃんと同じくツインテールだが、メグっちの場合は毛先を巻いているからウェーブがかかっている。
メグっちもスッピンな為、普段のギャルとは違い、幼い表情にどこか落ち着いた雰囲気もある。
いわゆる合法ロリっぽさがそこにはあった。
そんな首から上と違い、首から下は暴力的な巨乳をビキニでこれでもかと強調し、そしてその胸元は少し動くだけでぶるんぶるんと揺れるため、視線を外すことが出来なくなってしまう。
ロリ巨乳のメイドビキニ。
相変わらず、男子高校生の夢を「これでもか!」とぶち込んでいくスタイル。
もはや、最強幼馴染の称号は、メグっちの為にあると言えよう。
おっぱいだけじゃなくお尻も少し動くたびにタプタプしているのも素晴らしい。
何時間でも眺めていられるだろう。
「キョウコちゃんのメイド姿も安定のクオリティで今日も凄く可愛いんだけど、メグっちのメイドビキニの前ではどうしても霞んでしまうようだ・・・・やっぱすげーよメグっち!!!天井知らずだな!!!」
「あれ?気に入った?ノリオ」
「ああ、もちろんだ! 今すぐ家に持って帰りたいぞ!」
「いや、持って帰って何するつもりなんだし」
ここでキョウコちゃんが種明かし。
「今日のメグは私のプロディースだ。 ご主人様の好みを考えて併せてみたが、どうやら大成功のようだな」
「流石アラサーヲタク、アンタすげーよまったく! ご褒美に今夜は好きなだけ飲んでいいぞ!」
しかしココで、サクラさんが不満を申し立てた。
「私だけ普通のパジャマなの凄く嫌なんだけど! キョウコちゃん!私もプロディースしてよ!」
「ああ、いいぞ。 サクラもスタイル良いから何でも似合いそうだな」
で、二人が寝室に行ったので、今度はメグっちとソファでいちゃいちゃチュッチュし始める。
そして、リビングに戻って来たサクラさんも、結局メイド服だった。
但し、胸元はピッチリ閉じられスカートもロングで、肌の露出は首から上だけ。
ヲタク好みに改ざんされていない所謂本物のメイド服。
エロさやセクシーさは無く、真面目な性格のサクラさんにはピッタリだと思う。 それにいつも背筋をピンと伸ばすサクラさんの姿勢の良さも、このメイド服と相性がバツグンで、ここまで着こなせる人はそうは居ない様に思えた。
その落ち着いた清潔感が、却って儚さを感じさせ、なんとも言えないエロティシズムを感じてしまう。
こんなに清楚で大人しそうなメイドなのに、さっきまで俺とお風呂でチュッチュしてたなんて!?ってそんな感じに。
「これもキョウコちゃんのプロディース?」
「うん、キョウコちゃんに選んで貰った。 変かな?」
「いえ、滅茶苦茶似合ってますよ! サクラさんの真面目な性格や立ち姿の姿勢の良さとか、よく解っている人じゃないと、このチョイスは出来ませんよ!」
「お? 流石ご主人様だな。このタイプのメイド服にした理由は、まさにご主人様が言った通りだ」
「メイド服と言っても3人とも違いがあって、それぞれの良さを活かしたチョイスは、流石キョウコちゃん!と絶賛せざるを得ないな」
「なら、キョウコにご褒美くだしゃい♡ ご主人さまぁ♪」
「ああもちろん。 今夜は大盤振る舞いだ。3人まとめてたっぷり甘えさせてやるぜ」
その後は、キョウコちゃんがメイド服のままお酒を飲み始めたので、俺たちもジュースで付き合いお喋りが始まった。
ほろ酔いになったキョウコちゃんがメイドプレイのお手本見せてやる!って言い出して四つん這いでお尻見せると二人にドン引きされたり、メグっちとキョウコちゃんが乳首当てゲーム始めてビキニのメグっちが速攻で当てられて負けたり、サクラさんがトロトロに蕩けそうなほど甘えて俺のヒザの上からどかなくなったり、みんな普段とは違うテンションだった。
愉快な3人のヒロインによるメイド併せのこんなに愉しいコスプレパーティーが出来るなんて、そんじょそこらのハーレム主人公じゃ無理だろうな。 こんなこと出来るの俺くらいだろ?
やはり
俺は罪作りな男、ノリオ。
そろそろ寝ようかとなった時、どこでどう寝るの?って話になった。
俺が前以って考えていた通り、俺がリビングのソファで寝て、3人は寝室のベッドで寝てもらうことにした。
二人きりなら一緒のベッドで寝た方がいいが、3人相手となると、1つのベッドじゃ狭くて寝れないし、じゃあ誰かを選んでってなるのは依怙贔屓になるし、ハーレム主人公としては宜しくない。
3人と付き合っていくと決めた以上、日ごろからこういうところで自分の姿勢を見せるのも大事だと思うし。
「三股のクズでも、クズなりに・・・」
思わず独り言が零ぼすと
「ノリオはクズじゃないし。キモイけどクズじゃない」
「そうだね、三股なのにクズでは無いと思うよ」
「確かにそうだなぁ。 実際のところ私たち3人、誰も悲しい思いしてないからな? 二人もノリオが3人同時に愛してくれることに感謝してるだろ?」
俺が珍しく自分を卑下した言葉に、すかさず3人が否定してくれる。
「ふっ、流石子猫ちゃんたちだぜ。 もうすっかり俺の魅力にメロメロだな?まったくやれやれだぜ」
「やっぱキモイし」
「確かに今のはキモかったね」
「そうか?私は全然逝けるぞ? 御代わり欲しいくらいだ」
そんなことを言われながら、一人づつしっかりお休みのキスをしてから、3人は寝室へ行った。
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