#29 スク水女教師という新たなジャンル
金曜日放課後、部活を抜け出した後、職員室のキョウコちゃんの所へ顔を出すと、サササっと走り書きしたメモを渡された。
メモには「今から私も抜け出す! 15分後に先週の待ち合わせ場所で! ノリオ様のペットより♡」と書かれていた。
メモを読んでキョウコちゃんへ視線を戻すと、鼻息を荒くして「早く行くんだ!」と目で訴えていた。
キョウコちゃんは、今夜のプレイでも想像して、既に発情しているようだ。
俺は職員室を出ると、妹に「今日は外泊するから、夕飯は自分で買って食べて」と連絡を入れて、メグっちにも「今日は帰らないから、勉強出来ない。すまん」と連絡を入れた。
キョウコちゃんは毎週金曜日の夜から土曜日までを俺と二人きりで過ごす時間にしたいらしい。
まだ決定ではないが、多分今後もそうなるだろう。
俺たちと違って社会人だしな。ゆっくりできるのも週末だけだろうし。
因みに、明日土曜は話し合いをすることになっている。
サクラさんが提案していた、例のヒロイン3人で話し合いたいっていってたの。
メグっちもキョウコちゃんも快諾してくれて、更にキョウコちゃんが「私のマンションなら人目に付かないし、いっそのこと泊りでどう?」と提案してくれて、サクラさんもメグっちも「先生のウチに泊まってみたい!」となった。
つまり、俺はキョウコちゃんの自宅に金曜土曜の2連泊ということだ。
因みに、メグっちとキョウコちゃんだが、数日前に学校で二人で何やら話し合ったらしく、メグっちはキョウコちゃんのことを一応は納得したらしい。 詳しくは聞いていないが、メグっちを説得出来たというのは、腐っても大人でさすが教師ということだろうか。
待ち合わせ場所で待っていると、先週と同じく車で迎えに来てくれて、助手席に乗り込む。
途中でスーパーに寄って、週末分の食材を買い込み、ユニクロにも寄って俺の部屋着や下着も買ってくれた。
キョウコちゃん宅に常備する俺のお泊り用ってことだ。
そして、今回はアルコールを禁止した。
キョウコちゃん酒癖悪いから、今夜飲んで明日二日酔いにでもなったら、明日からの話し合いが出来なくなるし。
自宅マンションに到着すると、キョウコちゃんは先回同様に寝室に着替えに行ったので、俺も部屋着に着替えて、買い物した食材を仕舞ったり、夕飯の準備を始めた。
先週よりも着替えに時間が掛かっている様で、俺が夕食を作り終えた頃に、ようやくキョウコちゃんが寝室から出て来た。
「お待たせ。 今日のはどうだ? 似合っているか?」
寝室から出て来たキョウコちゃんは、バニーガールだった。
身長は女性としては高く俺とそう変わらないのに、脚は俺よりも長く見える。
室内なのにハイヒール履いているからだろうか。
そして、胸とお尻は自己主張するほど豊満で、腰はしっかりとクビレている。
所謂、ボッ・キュン・ボン。
何度も言うが、キョウコちゃんのスタイルは完璧だ。
理想形と言っても良い。
普段着ているスーツでもそれが分るくらいだから、体形にフィットしたバニースーツはより一層そのスタイルの良さを際立たせている。それに網タイツに包まれた美脚は圧倒的と言えるほどの嬌艶を放っていた。
また、学校ではロングの髪をポニーテールや三つ編みにまとめているが、今夜はまとめず降ろしていて、いつもよりも色気が増したように感じる。
そしてメイクもバッチリしてて、メガネを外している。
手抜きしないキョウコちゃんの拘りが感じられるバニー姿。
流石アラサーのヲタクだ。伊達に年期が入っていない。
素晴らしい、の一言。
「キョウコちゃん、最高だよ。 キョウコちゃんの完璧なスタイルを最も活かせるコスプレかもしれないね」
「おぉ!そうか!気に入ってくれたか水元!」
「ええ、もちろん。キョウコちゃんの拘りが、俺にでも分かりましたよ」
俺はそう返事をすると、キョウコちゃんを抱き寄せて、ぷっくりとしたセクシーな唇に口づけをした。
翌朝、キョウコちゃんのベッドで、バニーなキョウコちゃんと抱き合ったまま目が覚めた。
時間を確認しようとマクラ元の目覚まし時計を見ると、時計の横にバニーのヘアバンド(耳)とカフス(腕)が置かれていて、ちょっとシュールだった。
時間が6時過ぎ。
キョウコちゃんは気持ちよさそうにまだ寝ている。
因みにスッピン。
昨夜寝る前に、最初は俺の前でスッピンになることにかなりの抵抗を示していたが「本当のキョウコちゃんを俺に見せてくれよ」と壁ドンして囁いたら、渋々メイクを落としてくれた。
でも、キョウコちゃんのスッピンは決して酷く無く、むしろ普段より幼く見えて可愛いと思った。 きっと昔は美少女だったんだろうなって思える程に。
その事を素直に言ってホメたら、「キョウコが素顔を見せるのは、ご主人様だけなんだかんね!」と29歳独身女教師がテレ隠しでツンデレになっていた。
キョウコちゃんを起こさない様にベッドを抜け出して、朝食の準備をしてから、キョウコちゃんを起こして二人で朝食を食べた。
朝食の後、シャワーを浴びることになったが、キョウコちゃんが「一緒に浴びたい!」と譲らないので、流石に裸はまずいと水着着用で入ることに。
因みに俺は水着がないので、下半身にタオル巻いて。
キョウコちゃんは、スク水を用意してきた。
お風呂では、キョウコちゃんが妄想を実現すべく朝から性癖を全開させた。
「水元くん、授業中だと言うのにどうして君の(ピー)は固くなっているのかしら?」
「・・・・・・」
「黙ってたら分からないでしょ? 先生は質問しているのよ? 先生に答えられない様なことでも考えてたの?」
「・・・・・・」
俺は、キョウコちゃんのスク水に浮き出たB地区から目が離せなかった。
「怒らないから先生に教えてくれるかな? ほら、先生の目を見てちゃんと答えてちょうだい」
キョウコちゃんの目は真剣そのものだった。
「・・・・先生のスクール水着姿がエッチだからです」
「うふふふ、先生を見てエッチなことを考えちゃうイケナイ生徒には、お仕置きしなくっちゃね♡」
そして俺は、スク水女教師という新たなジャンルを開拓してしまった。
因みに、俺たちは淫行条例に引っかかるようなことはしていない。
キョウコちゃんは興奮で限界を超えると一人でアレして、俺も我慢出来ずに一人でアレするだけである。
何やってんだ?俺たち。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます