御曹司は普通を知りたい

ハーーナ殿下@コミカライズ連載中

第1話

(未来回想)大人気仮想現実ゲームの世界の中、危険な巨竜との戦いで、ある中級パーティーは壊滅の危機に。そんな時、颯爽と登場した主人公は圧倒的で、派手な課金武器の連発でドラゴンを瞬殺する。

中級パーティーは「助けてくれて感謝しているけど、そんな高額のアイテムを使い捨てて、どういう感覚をしているんだ、アンタは⁉」と唖然。主人公は「“たかが100万円”でも高額なのか? ふう……やはり《普通》は難しいな」とため息。

こうして普通ではない御曹司の物語は幕を開けるのであった。


 道明院レイジは大財閥の御曹司であり天才で、学生時代に起業して自らも大会社のCEO。移動は自家用ヘリとジェット機で、食事は豪邸でお抱えのシェフの日々。そんな彼はある日、幼馴染の庶民の京子に「レイジは天才だけど一般市民の普通を知らなすぎる」と指摘される。誰よりも負けず嫌いのレイジはネット検索【普通 市民 流行】で国民の間で大流行している仮想ファンタジーゲームの存在を知る。

会社経営を敏腕副社長にブン投げて、レイジはゲームに潜入してみることにした。


仮想ゲーム内に潜入した主人公は、ゲームのリアリティに感心しながら始まりの街を散策。初心者レクチャーを受けながらゲームシステムを把握。さっそく武具屋で100万円課金して強装備(見た目は普通)を購入。冒険ギルドに移動して仲間を探そうとした時、PPKに合っている女魔法使いマミを発見。賊に「このレベル1の初心者のクセに生意気な!」と蔑まれながらも、課金装備で爽快に返り討ち。助けたマミからこのゲームの怖さを教えてもらうのであった。

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