第6話

なればこそ。


確信する。


この戦、勝てる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。


光の迅さで号令が発し東軍全力射撃。


山上、小早川秀秋が布陣する、松尾山に向け。



まーこれも現代では俗説の類、フォークロアらしいが、無窮無限の時間軸の一つにこれが在ったと思いねいW!。


7.


 光成は奇異を覚えた。

 

 この期に及んで種子島。

 

 指向さるは松尾山。

 

 だが、遠い。

 

 あれでは中納言は無傷であろう?。

 

 窮したか、家康が。


8.


「家康が」


 主君の独語に近侍は訝る。


「否……三州如きめが!!」


 主君の怒気は紛れもない。


「この、中納言に弓弾くか!天晴!」


 近侍は主君をそっと仰ぎ見る。

 その顔色は…怒気の血色を過ぎ蒼白に在った。

 

「者共続け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「応!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「目指すは家康の首一つ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「応!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 人為の土石流、いや山崩れ。

 

 溜めに貯め滾りに満ちた壱満伍壱〇〇〇の人馬が怒涛する。


9.


 首、盗るど。

 

 は?と近侍。

 

「いえやすんが! くび! おいがとらんで!!!!!!!!!!!!!!!!」


 豊久、吶喊。


10.


 何故だ。

 

 我は、滅びるのか。

 

 人類は、滅びるのか。

 

 家康はしかし。

 

 我が人生に一片の悔い、無し。

 

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