11.

ふふふ、残念だな瑞希、王道な君にはオムライスと決まっているんだ。


だから俺が勝手にオムライスを注文してあげよう。



「瑞希はオムライスねぇ~」



「あ、悪ぃ俺トマトアレルギーでオムライス食べれないんだわ」



「ふぇ??」



な、なんだって?

トマトアレルギーとか聞いた事ねぇー!

まぢか、オムライス注文しちゃった。



「オムライスは琉星が食べればいいでしょ?瑞希君には好きなの食べさせてあげなよ」



「ごめんな琉星」



「瑞希は悪くねぇだろう笑」



うぅ、湊が毒舌だぁ…。

しょうがないオムライスは俺が食べるとしよう。


メニューが決まってできあがるのをまつ。


ちなみに湊が激辛ラーメン、瑠夏が唐揚げ定食、瑞希はカレーライスだ。


湊は顔に似合わず激辛が好きらしい。

俺は甘党だから味覚が合わない。



「瑞希君も辛いの得意だったりするの?」



「うーん、普通だなー湊の激辛ラーメンはさすがに食べれないと思う?」



「うんうん、あれ食べれるの湊だけだよ~」



「確かにあれは激辛だからな」



「そっかぁー食わず嫌いなだけかもしれないよ琉星?」



「え、何を言ってるのかな~湊は~」



なんだか今日は湊がブラックだよ??

俺に激辛ラーメンを食べさせようとしてくるのは何故??


た、助けて瑠夏~。


ヘルプを求めて瑠夏をチラ見。

あぁ、はい、湊大好きなんですね、湊の顔見て微笑んでいる。

もうまぢ早く告白しちゃいなよYou。


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