10.

「そしてついにやってきました、食堂イベント~」



いぇぃーパチパチパチ。

やってきましたお昼の時間、朝のイベントがなかったからね、瑞希にはお昼のイベントに期待。



「って事でやってきましたここが食堂だよ瑞希~」



「ここが食堂なのか、てか食堂なんてあるんだな」



「瑞希君、理事長から説明なかったの?」



「いや、パンフレット渡されただけだ」



「はぁ…仕事放棄してるのかおじさん」



瑞希の言葉に瑠夏がため息をついた。



「え、理事長って瑠夏のおじさんなのか?」



「あぁ」



「へぇ~そうなのか」



そうそう、この学園の理事長の甥は瑠夏だった。

俺も聞いた時ビックリした。


そこは王道じゃないのかーと悲しみに打ちひしがれたけども。



「とりあえず耳栓いる~?」



「そんなもんいるのか?」



「まぁ特殊だしねこの学校は」



「そうそうつけといた方がいいぜ瑞希」



「じゃあ開けるね~」



瑞希が耳栓をつけ終わったのを確認してドアを開けた。



「「キャー瑠夏様今日も素敵」」



「「え、琉星様と湊様もいる」」



「「チッ親衛隊の奴らかよ」」



「「え、不潔なマリモがなんであの人達と」」



う~ん、瑞希に対しては安定の悪口だね。

そして親衛隊に入ってても俺と湊は人気らしい。



「すげぇ高音だな」



「ここは男子校だからね~同性愛が多いんだ~」



「そうなのか」



「それよりも早く席つこう、僕お腹すいた」



「湊の言う通りだな、食べる料理決めようぜ」


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