クラスα2(第2~第3)

「じゃあ、俺も、もうそろそろだな」


「分かって言ってるの?」


「わからん。おまえがそう言うんだから、それに任せる。前に、あの場所の話、したよな?」


 クラスの地下。核戦争によって作られた、眠りの部屋。


「おまえひとりにしちゃって、もうしわけないけど」


「もう、見てられない」


「だよな。俺自身でおかしくなったのがわからないんだから」


 ひとり。

 次の世界まで。

 待ち続ける。

 できるだろうか。

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