26.原理 〜より

26.前節

━─━─ № 26-1 (2,618) ─━─━

  〖めっき〗〖ときん〗(サ変名容詞)


めっき】⚠  #2,639

 〈素材の表面に金属薄膜をつける技術やその成果物〉の意。

 最も古い手法は「水銀合金(amalgamアマルガム)」を用いる「アマルガム法」であり、水銀に金を溶かし込むとき金色が失われる様子が〔めっきん〕とよばれたのが語源とされるが、ご存じ水銀が人畜有害すぎたのですたれており、現在では「電気分解法」や「蒸着法」などか用いられる。

 なお〝蒸着は蒸着であってめっきではない〟とする一派もみられるが、それを言い始めたら電気分解だって電気分解でしかなく、金のアマルガムを用いないすべての金属被膜はめっきではないという事になるが、しかしそんな認識は通用していない。


鍍金めっき】【きん】⚠⚯✗  #2,640

 語義不相応のため遣うことをすいしょうしない。

 この表記では〈きんめっき〉の意となる。



━─━─ № 26-3 (2,620) ─━─━

  〖みづがね〗〖みずがね〗〖すいぎん〗(名詞)


みづがね】【みずがね】【すいぎん】⚠  #2,641

 〈水銀〉の意。

 [みづがね]の組成は〔みづがね〕。



━─━─ № 26-5 (2,622) ─━─━

  〖だいく〗(名詞)


だいく】⚠⛏  #2,642

 〈木造物の建造保守をする職人〉の意。

 原語は〔だい〕。

 〔杢〕は国字で〈木工職人〉の意の〔〕の合字であり、{もく}の読みがある。



━─━─ № 26-7 (2,624) ─━─━

  〖いける〗(カ下一段動詞)


ける】⚠⛏  #2,643

 〈情や身なりやふるまいに精通できている〉〈粋である〉の意。

 組成は〔いきる〕。



━─━─ № 26-9 (2,626) ─━─━

  〖いけず〗(名容詞)


けず】⚠⛏  #2,644

 〈情や身なりやふるまいに精通できていないさま〉〈無粋であるさま〉の意。

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