第40話 時限式。
「ポロンちゃんとは、どんな知り合いなので?」
VRバトルを起動して、ポロンちゃんとホロ通信が繋がる前に聞いておく。地雷を踏む気なんか無いけど、しかし処理方法も知らないのは怖い。なので今の内に軽く情報を仕入れとく。
「別に、普通のスクールメイトよ?」
「そうなんですか? 今日はお休みで?」
ポロンちゃん学校行ってる様子無いですけど、とか言ったらそのまま地雷を踏み抜く可能性もある。だから遠回りで、遠くから目的の地雷を観測出来る距離感の言葉を選んで行く。
「休みって言うか、長期休暇なの。ガーランドに居ると曖昧になるけどね、今って夏なのよ? スクールだと夏季休暇なの」
「………………あー、なるほど。
「スクールの校則なの。たとえ登校しない用事でも、出掛ける時は制服って」
なるほど。つまり地雷なんか最初からなかったんや。僕は安心した。
あー良かった。見え見えの不登校地雷とかイジメ問題で吹き飛ばされるかと思ったよ。なーんだ。
「そうなんですね。僕はてっきり、ポロンちゃんが何か、イジメや不登校などで孤立でもしてるのかと思いました」
「あ、イジメなら有るわよ。アルバリオってかなり急成長をした突然の成り上がりじゃない? だから元は貧乏人がって言って気に食わない奴も多いの。ポロンの友達って、スクールでも私達くらいよ?」
ちくしょう。不発弾かと思ったら時限式で起爆するのやめーや。
いや不用意に踏み込んだ僕が悪いけどさ。二段構えは卑怯だと思うんだよね。そこンとこどう思います?
一回安心させてからの確殺キルゾーンでスイッチオンは止めて下さい死んでしまいます。
「聞かなかった事にしても?」
「彼氏さんなのにそれで良いの?」
「彼氏じゃないので良いと思います」
そこでポロンちゃんとホロ通信が繋がったので、僕は完全に笑顔を作る。孤児は人の顔色を見て察し、自分の顔色を操って察され無い事を信条とする。
あはは、僕はイジメのお話なんて聞いてないよ? ニコッ☆
「じゃぁ、レッスンを始めるね。まずは何時も通りに、インスタンスエリアに作った戦闘機動用コースをドライブとバックで二セット。その後に野良バトルに乗り込んで調整。最後にランクマッチへ行きましょうか」
『はいです! 筆記も頑張ってるので、そろそろ免許も取れるです!』
「選んだ機体が戦闘機だから、取り敢えず輸送機免許を取って乗るってのも出来ないしね。頑張って戦闘機免許取ろうね」
最初から戦闘機に分類されてる機体は、武装がゼロでもパワーから違う。格闘戦だけでもある程度戦えてしまうので、武装をオミットしても輸送機免許では乗れないのだ。
偵察機とかなら射撃武器を剥ぎ取れば輸送機免許でも乗れるんだけどね。
スピードモスとか、初期装備で小型パルス砲を一門装備してるらしいけど、それさえ無ければ輸送機免許で問題無い。と言うか、正規販売する為の調整で最初から武装をオミットしてるメーカーが殆どらしい。
「どうです?」
「本当に、あのポロンがバイオマシンを動かしてるのねぇ…………。て言うか、敬語も別に要らないわよ? 同い歳くらいでしょ?」
「そうですか? でも僕、…………元はスラム孤児ですよ?」
「あら? ならきっと、スラムでも清く正しく生きて来たのね? 帝国の法は、犯罪者が成り上がれる程甘くないもの」
不法滞在に着いてだけはなぁなぁだけど、と笑うモモさんに、僕の心臓はギュンってした。
こんな、たった一言で僕の人生を読み取って、笑って肯定出来るこの子が、堪らなく可愛く見えた。
あ、危ねぇ! シリアスへの愛が少しでも緩かったら持って行かれてたよ!
「モモさんは、良い人ですね」
「ほら、また敬語。癖なの?」
「敬語で話すの、癖になってんだ…………」
照れ隠しで、フィクションブックの台詞を吐く。
それは『念』と呼ばれる異能を使って『ハンター』と言う仕事をする物語のフィクションブック。かなり歴史の有る作品で、ネタも豊富だ。
台詞のキャラクターは、なんか電気の能力を持った暗殺者少年だった。元の台詞は確か、『音消して歩くの、癖になってんだ』だったかな?
「あら。外したわね」
「ふむ。まだ照準が甘いなぁ。アクショングリップの複雑性に振り回される」
コースを往くポロンちゃんが、設置した的に向かって撃つ砲撃を外す。ダメだなぁ。まだ実技通らないなぁ。
だから及第点以上の命中率が無いと免許が取れない。僕が特別待遇で免許取れたのも、最悪はオリジンであるシリアスが照準出来るから大丈夫だろって事なのだ。まぁ僕自身もエイミングは苦手じゃないので、普通に免許試験を受けても通る自信はある。
「良いなぁ。私もバイオマシン乗りたいなぁ」
「親の説得、頑張ろうね。複座で良いなら、僕の相棒に乗せてあげても良いし」
「ホントっ!? 約束よっ!? …………あれ、あの大きなシールドダングって最近買ったのよね? なら、元々何に乗ってるの?」
「デザートシザーリアだよ。かなりカスタムして戦闘機になってるけど」
「良いわねぇ! ガーランドの名物だもの! 国内だと此処でしか産出しない機体だし!」
ちなみに、国外なら砂漠用じゃないデザートシザーリアを産出する場所も有るそうだ。フォレストシザーリアとスミスシザーリアだったかな? スミスの方はガッチガチの工作機で、テールさえも精密作業用のマニピュレータを搭載してるらしい。デザリアは砂漠での局地的作戦とかに使われる機体なので、専用仕様となってる。
フォレストシザーリアは森林伐採用で、アームで樹木を挟むとギャギャギャギャって大木を伐採出来ちゃう専用アームを持ってる。林業用の機体だね。
それぞれが割りとオンリーワンな能力を持ってるので、ある意味でそれぞれのシザーリアはその土地でだけしか産出しないユニークな特産物だ。
「ふっふっふぅ〜。こっちに乗って良かったぁ。美味しい約束しちゃったもの」
「まぁ、何時でもって訳には行かないよ? 僕もお仕事あるし」
「勿論よ! 同い歳でも、私はスクールに通う子供で、アナタは自分の手でシギルを稼ぐ大人だわ。子供のワガママで大人を困らせちゃダメって事くらいは弁えてるわよ」
本格的に良い人だな。これで、もし、水利権系の上流階級さんだったら僕はどんな顔をすれば良いのか分からない。怖くて聞けないな。
『どうですかッ!?』
「んー、四○点かな」
『厳しいですっ!?』
コースを終えて戻って来たポロンちゃんに採点する。友達に良い所を見せようと焦ったのかな。何時もより操縦が荒かった。
「ポロンちゃん。免許って言うのは、何時でも最低限は同じだけの動きが出来る人に発行する物だよ。じゃないと、免許を渡した後に条件次第で事故を起こしまくる人だったら目も当てられないでしょ? お友達が乗ってるからって、何時も通りの操縦が出来ないとダメだよ」
『あ、あぅ……』
「僕も、お友達の前でわざと辛口採点したい訳じゃないんだよ? でも、此処で甘くして後々に事故でも起きたら僕は責任が取れないからね。厳しくさせてもらうよ」
『…………ごめんなさいです』
「でも、凄く頑張ってるのは分かったよ。カーブの入りが滑らかになってたね。良く頑張りました」
『ッッ! はいです!』
後ろから「落としてから上げるのね。…………技巧派だわ」とか聞こえるけど気にしない。僕にそんなつもりは無い。
「それじゃ、せっかくだし軽く模擬戦でもする? 僕もダングは慣れてないし、アズロンさんのカスタムだから尚更だ。多少は良い勝負になるかもね?」
『や、やってやるですぅ!』
インスタンスエリアの中でポロンちゃんに攻撃通知を叩き付ける。すぐに受諾され、僕はモモさんに「舌噛まないでね」とだけ言って、油断してるポロンちゃんに突撃した。
『あわぁぁぁっ!?』
「ダングの突進は常に警戒した方が良いよ」
スロットルを最大まで開けてから前進ペダルを最後まで踏み、ウェポンドッグに体当たり。
ポロンちゃんは悪足掻きの砲撃を撃つけど、ダングの装甲に弾かれる。
ダメダメ、この場合はパルス砲じゃなくてプラズマ砲を使わないと。着弾した時点で最低限でも効果を見せるプラズマ砲じゃないと、ダングの突進を止めるには至らない。
「ッッらぁ!」
『ひにゅっ……!?』
「そしてスライドロール!」
『潰れるですぅぅ!?』
ダングのスライド操作は、足周りをカスタムして無いなら機体ごと横回転するロールアクションだ。普通は積荷がグッシャグシャに成るから誰もやらないけど、空荷なら問題ないし、此処はVRバトルだ。
突進でウェポンドッグを正面から弾いて、それに合わせて潰す様にロールする。決まれば小型中級のウェポンドッグじゃ中型上級であるダングの『プレス』には耐えられない。
『嫌です嫌です逃げるですぅう!』
「お、回避出来たね。偉い偉い。でもお尻を見せたらダーメ」
『いぎゃっ--』
一目散に距離を取ろうとするポロンちゃんに、回頭したダングの砲撃をズドン。
おお、大型炸薬砲つっよ。一撃でウェポンドッグがひしゃげた。
『こ、降参ですぅぅう!?』
ビーッてブザーが鳴って、バトルエンド。僕の勝ち。
『ぜ、全然戦いに成らなかったです……。お父様だと良い勝負なのに、同じ子なのに…………』
「これでも現役だからね。…………さて、ポロンちゃん、お疲れ様」
その後は、予定通りに野良バトルで慣らしてから、ランクマッチに乗り込む。
その間僕はポロンちゃんの方のコックピットにお邪魔して、リアルタイムで指導しながらの戦いだ。対戦相手も察してくれて、偶に接待バトルになった。まぁ勝ちは持ってかれるんだけど。
「勝てないです!」
「頑張ろうね」
「…………ボクから見たら、ポロンでも充分動かせてる様に見えるけど、これでもダメなの?」
「現役の傭兵ってそれだけ凄いって事なんじゃない? じゃなかったら、皆傭兵やってるわよ」
「それもそうか…………」
「稼ぎが違うもんね! マルも傭兵になったら、アレもコレも買えちゃうのかなぁ……?」
一通りレッスンを流して、今はセルバスさんが淹れてくれたお茶で休憩だ。
ネマもセルバスさんがテキストを凄い勢いで捌いてる。やる気があって良き良き。
「ネマ、調子はどう?」
「…………あと、よっか。くれたら、よゆう」
マジかよ。
頑張れば三日って言う判断は、あくまで大人の能力を前提にしてる。それを四日で行けると豪語するネマは、それが自己の過大評価で無いなら天才の部類に入るのでは?
「にしゅうかん、くれたら、せんとーきも、いける」
「マジで言ってる?」
「できる。…………だから、やと、って?」
本当にそれが可能ならコッチからお願いしたい。
八歳からバリバリ仕込んで行けば、ネマは類稀なる傭兵に育つだろう。それを今からツバ付けられるなら、無利子無担保で約三○○○万シギルのダングを立て替えるとかお釣りが来るよね。
「〝下さい〟を付けろよデコスケ野郎。でも本当に二週間で戦闘機免許取れたら、祝い金で一○○万あげても良いよ」
「………………むふぅ、ほんき、だす」
僕が突然デコスケ野郎とか言い出したからお嬢様組がちょっと引いてるので、この気安いやり取りをネマが気に入ってて、やらないと寂しそうにする事を教えて弁明する。
「僕もネマの歳より二年も下から苦労したんで、ネマが幼いからって手加減するつもりも無いんですよ。雇用主に敬語使えよって言い続けたら、なんかネマが気に入っちゃって」
「…………うん、なんか、傭兵っぽいやり取りではあったわね」
「マルも言おうかな? スクールで絡んで来るサトリナス家の奴に『このデコスケ野郎!』って!」
「元はフィクションブックの台詞なので、知ってる人も居るかもですね」
明らかに上流階級が通うスクールなんだろうけど、そんな場所で『デコスケ野郎!』が流行っても僕は責任取れないよ。でもちょっと楽しそう。
あー、良いなぁ。僕もスクールに通いたかったな。
「スクールには、バイオマシンの授業とか無いんですか?」
「ん? あるよ? 選択制だけど」
有るんかーい。
なら、なんでポロンちゃんは僕に依頼したんだ? スクールで良くない?
「親の許可が無いと選択出来ない授業の上に、教師が縁故採用で腕が悪いのよ。アレに教わっても免許取得とか無理無理。行けても運次第よ」
「一応、その先生も
「良い乗り手が良い教官に成るとは限らないのよ。それなのに腕も悪かったらお察しね。見た感じ、今のポロンより多少マシってレベルの
そんな人居るのかよ。
でも、僕からするとコネも大事な能力の一つだし、足りない実力でも仕事を取ってこれるならソレはソレで優秀って事だと思う。
コネだけの無能って言っても、世の中にはコネさえ無い無能も沢山居る訳で、ならコネが有るなら無いより良いと思う。
勿論コネの太さに胡座をかいて干されたら結局無能なんだけどさ、現状を維持してるなら最低限の能力はある無能って事だし、充分じゃないかな?
「--と、思う訳です」
「…………そんな考え方も有るのね」
「シビア」
「僕って結局、コネも無い無能側だったからさ。コネで仕事を取ってくる人に何か言えるほど偉くないよ」
「ぽ、ポロンは、ラディアさんを無能だなんて…………」
「ああいや、僕だって自分を今も無能だとは思って無いよ。シリアスのお陰で人生上向きだしね」
「…………ラディアさんは、どんな人生を送って来たのか。ボク、気になって来た」
気にされたので、別に隠す事でも無いから語って見せる。
五年前にこの町に来て、四年前に父親が僕を置いて国境の戦場に行き、そして死んだ事。
それからタクトに助けられ、おじさんに助けられ、何とか生きて来た。
そしてやっと報われる。シリアスに出会って、僕は
「波乱万丈…………」
「電脳小説かフィクションブックが書けるんじゃないの……」
「お、オリジンって本当に居るんだね……」
「ラディアさん可哀想ですぅぅ……!」
そうだろうか? あー、でも、シリアスに出会った所はまさにフィクションブックの導入だよね。そこだけ見れば確かに僕の人生はフィクションブック並にヒロイックかも。
「まぁそんな感じで、僕ってスクールにも通った事が無いんですよ。ある程の教養とか知識は、全部人を見て覚えたり、人から教わって身に付けました」
「ソレはソレで凄いこと」
「て言うかまた敬語」
出ちゃう敬語については許して欲しい。そう言う性分なんだ。ネマには最初からアレだったけど、最初は不審者だと思ってたからね。
「だから、スクールの友達と遊んだりとか、ちょっと憧れてたり」
「…………だったら、ラディアさんもスクール来るです?」
「あ、良いんじゃない? 夏季休暇でもライドクラブの奴らは入り浸ってるでしょ。現役連れてったら驚くんじゃない?」
「賛成」
「マルも賛成!」
何が?
聞けば、例の腕が足りない
ライドボックスはイコールVRバトルって図式が成り立つくらいにVRバトルの一人勝ちだけど、他のソフトも存在するらしい。
実機のモジュールもライドボックスに合わせて遊ぶ物なので、同じソフトが使える。
それを使って、卒業後にでもすぐ免許を取るためのクラブだそうだ。まぁ、専らVRバトルで遊ぶクラブに成ってるらしいけど。
「へぇ、面白そう」
「来れば良いわよ! ラディアさんが来れば、私達もちょっと大きな顔出来るしね!」
モモさんがふっふーんって鼻高々。
僕は自分でも、自分の事を弱いとは思ってないけど、めっちゃ強いとも思ってない。だからライドボックスとは言え本気で取り組んで、長い間やり込んでる人に勝てるかどうかは分からない。
でも楽しそうだなぁ。
「何時行く?」
「明日?」
「あ、いや、シリアスが今はカスタム作業中なので、行くとしても終わったらでお願いします」
「楽しみだね!」
「て言うかポロンちゃん、そのクラブには入らないの? ポロンちゃんならアズロンさんの許可とか簡単に降りるでしょ?」
「…………ポロンは、そのぅ」
「あー、そのクラブの奴らが、アルバリオ家を気に入らない奴らの筆頭なのよ」
おおぅ、また地雷を踏んでしまった。
まぁ良いか。楽しそうだし、生活には余裕が有るし、対人戦の経験が積めるなら有意義な時間の使い方だろう。
あ、でも、VRバトルって事は女装…………。
「…………アカウント新しく作ろっかな」
ワイワイ話して、その日はそれで終わった。
アズロンさんは間に合わず、悔しがってたそうだ。ポロンちゃんからチャットで教えて貰った。
沢山勉強をしたネマを連れて帰宅後、初っ端から僕専用に成りつつある大型ハンガーにダングを停めて、かなり痛々しいくらいに背部を分解してるシリアスを見た。
「シリアス、調子は?」
『良好。見た目は酷いが、換装作業は順調』
「良かった。何か有ったら言ってね」
『了解。スクール訪問の件は把握済み』
「あー、うん。それで、VRバトルのアカウントなんだけどさ、あれってシリアスの端末で取得したじゃない? 僕の端末で取得し直せば、女装しなくて済むよね?」
『…………………………………………………………気付いて、しまった』
随分溜めたね? そこまで嫌?
「あの、シリアス? プライベートなVRバトルでは、シリアスが選んだ服を着るからさ、落ち込まないで?」
『…………本当に?』
「うん。ほら、元々はシリアスが喜ぶから着てる訳だし」
『了解。シリアスは元気出た』
シリアスは本当に、どれだけ僕を女装させたいの?
まぁ、シリアスが喜ぶなら着るよ。僕の精神が持つ間は。
お客ゼロのプライベートな結婚式なら、シリアスがタキシードで僕がウェディングドレスでも良いよ。僕もシリアスのウェディングドレス見たいからちょっと悲しいけど。
いや、待てよ? 配役変えて二回やれば良いのでは?
『井戸ポン確認』
「井戸ポン止めて?」
またお口がモニュモニュしてたらしい。
本当に僕は、なんだってあの時「井戸がポンポンっ!?」なんて叫んだのか。生涯弄られるネタを自分で提供するとか…………。
『では、スクール訪問の際はメンズでキメる。シリアスがコーディネートする』
「あ、ホントに? 嬉しいな、シリアスのコーディネートはカッコイイから」
久し振りに、シリアスが僕の為に『メンズで』本気を出してくれるらしい。
男性用を選ぶ必要が特に無いと気が付いたシリアスは、メンズのコーディネートしてくれなくなったしな。お願いすると『レディースなら何着でもするが?』みたいな感じなので、自分で選ぶしか無かった。
「まだディアラモードのアカウントも、言うほどランキング上げてなかったしね」
『装備を吟味してる段階。駆け上がるのは揃ってからで良い』
カスタム後は装備のグレードさえ気にしなければ殆ど完成系だし、VRバトルでは実機の装備はそのまま持ち込める。だからちょっと勿体無いけど、バトリーを課金してフルバーニアにでもすれば良いかな。
そうしたらスクールのクラブでも無様な結果には成らないでしょ。
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