第4話 ランクアップした
2本目の映画を見終わり、3本目の映画のためにトイレに来た私は個室の中で頭を抱えていました。
何故なら、隣に座る彼に話しかけられた際に素っ気ない返しをしてしまったから。
普通ならそれで良いのですが今回は少し違いました。
映画を出ようとしていた女子4人組の感想話を聞いてしまったのです。
そして、私と違う感想を持っていた事に私は思わず口に出してしまいました。
「「いや、つまらなかったです」だろ」
そう、またもや彼とハモりながら……
その瞬間、私は少しだけ嬉しかったです。
今まで私と同じような感想を持つ人がいなかったから。
「やっぱりそう思いますか?」そうやって言おうとしたのですが、「これつまらなかったですよね、」と先に言われてしまい、つい
「そうですね。謎解きなんて何一つなかったですし、人気の俳優などを出演させておけば感がすごかったですので……それよりも早く出てください」
と言ってしまったのです。
全く、そこまで言わなくて良かったのに……
でも、普通話し掛けるのがおかしいですよね。
……これはクラスメイトが言っていたブーメランと言うやつですね。
私の心にも刺さりました。
切り替えて3本目に向けて準備をしようと思い私はトイレを出ました。
すると、ちょうど劇場入口に向かっていた例の彼と目が合いました。
そして、手に持っているホットドッグも……
お腹自体は先程ポップコーンを食べたので空いてはいませんが、人が持っているもの、買っているものを見ると欲しくなってしまいますよね。
私もホットドッグを買い、劇場入口に向かいました。
今、私はとても後悔しています。
だって……座席が隣であり、そしてドリンクとホットドッグをお互いに持っている。側から見たらカップルにしか見えないから。
なんでホットドッグなんて買ったんだろう。
そう思いながら私は今までにない程、予告に集中するのでした。
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3本目の映画が終わった。
感想はとても面白かった。
特に最後の最終決戦は迫力もあり、僕の好きなキャラクターがカッコいいセリフを言ってくれたのでとても満足している。
こう言う時は誰かと感想を話したくなるのだが、話す人がいない
「このシリーズの映画はやっぱり面白いですね!……あ」
「え?」
まさか、もしかしたらあたおか美少女から話しかけてくるとは思っておらず僕は変な声を出してしまった。
「いや、なんでもないです。すいません」
と、言って話を終わらせられてしまった。
「あ、はい……」
そうは言ったものの、僕の耳はしっかりと聞こえていた。
もしかしたらあたおか美少女がこのシリーズはやっぱり面白いと言っていたことを。
と、言う事は彼女はこれまでのシリーズを見てきたってことだ。
この映画も見たことあるとは、僕の中で彼女の好感度が上がった瞬間だった。
そして、もしかしたらあたおか美少女から美少女に彼女の評価はランクアップした。
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4話読んで頂きありがとうございます!
投稿が遅くなってしまったこと、文字数が少ないこと申し訳ありません。
今回は時間がなかったためこのようになりました。
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