応援コメント

第66話 手紙を読んだ日①」への応援コメント

  • この二人はどこまで不器用なんだろう。
    自分が辛い時でも相手を慮る。これができればこんな結末にならなかったかもしれませんが、みんなが主人公みたいに強い人間なわけではありませんからね。

    作者からの返信

    不満を解消する行動しなければ、簡単に潰れてしまうものまた事実ですが、目先の感情に振り回されすぎるのもまた厄介の種です。
    つまり、フォローは大事です。

    実はこの章は、第一話で主人公が「話せば分かる」と言ったのを受けて、「じゃあ、ちゃんと話さなかった場合も書いてみようか」と筆者が思ったことに起因しています。


  • 編集済

    絶縁後、距離と時間を置くことで男は少し冷静になって、女は逆に怒りが露になった。というのはまあそうなるだろうなと。
    後になってから言えることではあるけど、決定的に壊れる前に仕事か彼女のどちらかと強引にでも距離をとらせてカウンセリングにでも放り込んでやればすこしは改善したかもしれませんね。

    実家が自営業で、新人会社員の辛さや愚痴を周りに共有できる人が少なかったというのもあるのかも

    作者からの返信

    この章のテーマの一つでもあります。
    「やられたら、やり返す。やったら、やり返される」
    まあ、そうなりますよね。

    上記のテーマを書き表すためにも、ただ悪いことするためにあるキャラクターではなく。彼の凶行や事情も、人間として考えられる範囲にしました。上手くいかない仕事というのもキツイものでしょうから。

  • 本来知り得ない、彼の内心を知る機会を得られた、という奇跡。

    彼は死の瞬間、何を思っていたのか。謝罪か後悔か、二人の楽しかったときの思い出か。

    作者からの返信

    亡くなった方の日記を読んで──
    というと創作において結構出てきたりする展開で、ベタすぎるかなと躊躇していましたが、これほどに使いやすいものもありません。
    人に見られることを想定していない文章だからこその説得力があります。

    主人公たちの手元には日記と手紙しかないので、彼の最期の瞬間は描写することはできませんが、筆者としては負の感情にとらわれていなかったと思っております。