一章 第五話
1
兵士は恐怖を鈍化させている。
痛みに対するシンプルな恐怖。殺傷に於ける道徳の恐怖。そして絶対的な終わりである、死に対しての圧倒的恐怖。
それらを麻痺させるためにハガネは幼少期に訓練を行った。いや施されたと言うべきだろう。繰り返し──そして念入りに。
「集合! 整列!」
数日に一度、子供のハガネは同じ年代の子と並べられた。まだハガネが死ぬ前の事なので正確には直人はと言うべきか。
「全員口を開けろ! 順番にだ!」
教官と呼ばれる兵士の男。彼が並んだ子供達に言った。
するとまず右端の少年から腕を背に組んだまま口を開ける。教官はそこにライフルの、銃口を容赦無く突っ込むのだ。
おそらく銃弾は入っていない。安全装置もかけているだろう。それでも容赦の無い恐怖感が子供達に向かって牙を剝く。
「良し! 次! 良し! 次!」
しかしそんなことはお構いなしに教官は訓練を続けていく。
直人も子供達も無表情で、その異物を静かに受け入れた。もし拒否したり泣き出したりすれば即座に殴られ蹴られなじられる。それは誰もが理解しているので、子供達は身じろぎ一つしない。
それだけでも既に猟奇的だが、その日は更に一悶着あった。
突如銃声が鳴り響いたのだ。瞬間一人の少年が、地面に倒れて動かなくなった。正確には断末魔もあったし、少しだけは動いたがそれだけだ。
「暴発だ。良くある事ではある。彼は未来のために身を捧げた」
教官はそれを見下ろして言った。
だが直人は嘘だと知っていた。教官は銃弾を抜いている。暴発など“良くある事”だからだ。
では何故その少年は撃たれたか──故意にだ。教官が故意に殺した。少年は優秀だが日が浅く、やや反抗的な態度を取った。それ故見せしめも兼ねて殺した。大方は、そんなところであろう。
教官もまた麻痺しているからだ。恐怖や真っ当な道徳心が。
「良いか、諸君らに求められるのは未来への絶対的献身だ! かつて先進国に数えられた、偉大な日本国を取り戻す! 彼はその石垣となったのだ! 諸君らも彼に劣らぬ誠意で力の限り国に貢献せよ!」
教官は本気かそれとも嘘か。直人にその真意はわからない。
だが「日本国に、栄光あれ!」。その大合唱が響き渡った。そして直人自身も唱えていた。自らの精神を殺すために。
しかしである。残っていたらしい。どんなに麻痺させても、殺しても、直人には心が──残っていた。
そしてそれは在るとき蘇った。直人が直人として死ぬ瞬間。そしてフラムの力を前にして。
おそらくこんな夢を見ているのも、その心が生きていたためだろう。どうやら、ハガネは兵士としては落ちこぼれの部類に入るらしい。
『スリープモード解除時刻です。おはようございます、ハガネ様』
ハガネの脳内に言葉が響く。
本当はハガネに脳など無いし、この声もまたハガネの機能だが。
なんにせよハガネは覚醒するとストレッチもせずに、歩き出した。今度こそは生きなければならない。まだなんのためにかはわからないが。
2
目覚めたハガネはその足で、格納庫の一角へと向かった。
正確にはフランベルジュ領工業地区多目的格納庫K9985番12号テレポータ。カナヅチが管理者を務める、整備や修理を行うための区画。
そのため相変わらずだだっ広く、用途不明の機械まみれだった。戦闘中でないためか前回来た時ほど混み合ってはいないが。
それにしても不思議なものである。
カナヅチが管理する区画なので彼女がいるのは至極当然だ。ミウもハガネが彼女を呼んだので、この場に居るのは自然だと言える。マッドハッターも同様に。
だが彼がポロロンと弾いている、楽器と派手なシャツは謎である。楽器は可愛らしい弦楽器。シャツは旨そうなパイナップル柄。仮に彼が機械人でなくとも突っ込みを入れたくなる情景だ。
「よーう大将! 今日もハッピーか?」
「こんにちはハッター。機能正常。気分は悪くないと思われる」
その彼に、ハガネは挨拶した。様々な事には一切触れず。
するとその直後カナヅチと、ミウもハガネに挨拶をしてくる。
「来たな新人。ほぼ時間通りだ」
「おはようございます、ハガネさん」
カナヅチのは挨拶か微妙だが。
二人はマッドハッターと違って普段通りと言える姿である。カナヅチは前回と同じツナギ。ミウは──戦闘時に着るスーツ。
ミウの方が戦闘スーツなのはもちろん理由があってのことだ。
「おはよう、では早速始めたい」
ハガネはその理由を語り出した。
即座に。雑談などは抜きにして。ハガネはそう言うのは苦手なのだ。
「メッセージにしたためたとおり、新たな装備を用意して貰いたい。ミウ君の分も含めてだ。そのために今日ここに集まった」
ハガネ達はポイントを入手した。早速それを使うと言うワケだ。
だがそれだけならマッドハッターの店に直接行けば事足りる。
「ヒャッハー! つまりはパイナッポゥとかグレネードとか、手榴弾とかだな!?」
「いや。今回、それらは必要ない。次の戦闘は市街地だからだ」
ハガネはその理由を説明した。
マニュアルの情報も交えながら。
「ファントムを迎え撃つ空間は、緩衝領域──と呼ばれている。現実に存在する空間の一部を切り取り複写したものだ。動物は除かれているものの、様々な環境が存在する」
ハガネはマニュアルを読みこんでいた。
膨大な情報の一部だが、生き残るために大切な事だ。装備を揃えるのと同じくらい。いやそれ以上とすら言えるだろう。
「それと今回はファントムを攻める。ファントムは緩衝領域内に留まり増殖することがある。ファントムネストと呼ばれる存在。次のターゲットはそう言うものだ」
「なるほどなるほど、それで新装備!」
「そうだ。頼めるかマッドハッター?」
「大将のためなら奮発するぜ!」
ハガネはまだ装備に詳しくない。専門家の支援が必要だ。
そしてミウにも同じ事が言える。だからこそカナヅチを呼んだのだ。
「で、アタシはなんの担当なんだ?」
「そこはミウに説明してほしい」
よってハガネはミウに促した。
するとミウはもじもじとしながらも、カナヅチに向かって説明し出す。
「はい。実は私の使うフェザーの調整をお願いしたくてですね」
「フェザー?」
「ソル・エネルギーを使った武装……の、一種らしいです」
「なるほど。ソル・メイルか。そりゃ確かにアタシの方が向いてる気がするな」
それを聞いてカナヅチは頷いた。
全て納得したわけでは無いが。
「けどあんたビーハイヴの所属だろ? そっちのメカニックじゃダメなのか?」
「ハガネさんとチームを組んだ以上、こちらで整備調整すべきかと。ポイントはちゃんと支払いますので、何とかお願い出来ないでしょうか?」
「ま、そう言う事なら良いけどね」
カナヅチはまだ何かあるようだがそれは言わずに、腰に手を当てた。
「安心しな。どっかの馬鹿みたいにドリルをくっつけたりはしねーから。任された以上キッチリ調整、なんなら改良まで請け負うよ」
「ドリルは男の浪漫だぜ!?」
「わかるけど実用的じゃないから」
どうやら馬鹿とはハッターのようだ。
確かに彼の楽器やシャツなどに実用性があるとは思えない。ハガネは少し不安を感じたがそのまま進めることにした。
「詳細はこれから擦り合わせるが、予算に収まるようお願いする」
「お勉強させてもらうぜヒャッハー! ドリルもただで着けちゃうぜ、ヒャッハー!」
「助かるが、ドリルは遠慮する」
こうしてハガネは装備を買った。無論ドリルもグレネードも抜きで。
ポイントを得るために消費する。それに多少矛盾を感じながら。
3
コンクリートで造られたジャングル。破損や風化も殆ど見られず人がいたそのままの景色である。もっとも人どころか猫一匹、歩いている者など居ないのだが。
それに昼なので気が付きづらいが、電気も全く来ていないらしい。照明は一つとして機能せず、看板もディスプレイも死んでいる。
そんな場所に二人はやって来た。ハガネとミウの凸凹なコンビが。例によってハガネは地上から、ミウは空に浮かんで待機する。
しかし今までと違う点もある。それは目に見える友軍の数だ。少ない。それも恐ろしく少ない。ただしそれは見た目だけの事だが。
これは包囲殲滅戦である。ファントムネストを囲んだ上で、全方位から進行撃破する。そのため防衛戦とは違い、広範囲に展開しているのだ。
ハガネに搭載されたレーダーも、その配置を正しく示している。
とは言え殲滅戦は初めてだ。不安を感じてもおかしくはない。
そこでハガネは声をかけてみた。
「ミウ、大丈夫か?」
「はいえーと、たぶん。フェザーの調子も上がっていますし」
「ではカナヅチに感謝しておこう」
「ですね。これなら頑張れそうです」
ミウにはやはりどこか硬さがある。それはハガネですらも感じ取れた。
しかしハガネにはそれに対処する、手段は全くもってわからない。心を麻痺させたハガネにとって、ハードルの高い仕事だと言えた。
故に出来ないことは諦めて、戦いでフォローをするべきだろう。
もっとも緊張するミウよりも、ハガネの方がおそらくは弱いが。
「システムからの信号を検知。殲滅戦開始まで二十秒」
何にしても戦いは避け難い。
ハガネ達はポイントを入手する。それが課された宿命なのだから。
「了解です。では開始と同時に……」
「中心部に向かって移動する。会敵するまでは高速移動。そこからは一匹ずつ撃破する」
ハガネが作戦を確認すると同時に秒読みが実行される。
それは10から徐々に減って行き、3以下になるとSEが変わる。まるで車のレースのソレである。
実際カウントダウンが終わる──その瞬間兵士が進行する。
ハガネ達もその兵士の一部だ。
ハガネはライフルを両手で持つと、腰を落とし態勢を整えた。そして足が地面から数センチ、浮き上がって背中が展開する。正確に言えば背中に背負ったブースターバックパックユニットが。
そして遂に数字がゼロに成り、ハガネは前方へと加速した。
「問題無く動作しているようだ」
ハガネはその感想をただ述べた。
過ぎゆく景色を横目に見つつ、障害物を巧みに避けながら。ハガネは地面を滑るように前方方向に高速移動する。時速八十キロは出ているか。軽快に、風を切り裂きながら。
そして当然その少し後から、空を飛ぶミウが着いて来る。
「ハガネさん。どうですか?」
「大丈夫だ。見た目より小回りが利くようだ。障害物も問題にならない」
「了解です。でもそろそろ……」
「エリアか。了解だ。ユニットを停止する」
そのミウに言われハガネは止まった。
ブースターをオフにすると同時に、足をアスファルトに擦らせながら。ここは緩衝領域の一つだ。破壊しても文句は言われない。
もっともこの程度の損傷など、銃で撃たれるよりはマシなのだが。
何にしてもファントムは既にもう、ライフルの射程圏の内に居る。
例えば五階建てのビルの中。建物を挟んだ向こうの道路。まだ目には見えない位置ではあるが、確実に──彼らは存在する。
「それでは、戦闘を開始する」
ハガネは言うとライフルを構えて、その二体を綺麗に撃ち抜いた。レーダーの座標のみを頼りにだ。
敵の反応は消失したので二体とも確実に当たっている。
「ターゲットを撃破した」
「うわすごい。でも良いんですか? 確認しなくて」
「閉鎖空間には入りたくない。銃火器の取り回しも悪くなる」
そんな戦い方をする理由を、ハガネはミウに聞かれ返答した。
そしてその間にもファントムが、二人に気付いて接近してくる。
「気付かれた。では打ち合わせ通り」
「私は迎撃に専念ですね」
「頼む、ワタシでは火力が足りない。こちらは敵勢力を狙撃する」
言った側から、ハガネは身構えた。
遙か向こうの道路からファントム、それも数体が現れたからだ。
それを見て──ハガネは驚いた。
「人間?」
確かにファントムではある。体は黒い炎で出来ていて、おそらく生物ですらないだろう。
だが一方それは二足歩行で、体の一部に服も付いていた。その上割と美しいフォームで、ハガネ達に向かって走ってくる。
ハガネは直ぐにそれを撃ち抜いたが。
「ハガネさん!?」
「迷いがあるなら下がれ。君を殺させるわけにはいかない」
ハガネは言いながらファントムを撃つ。
生前ハガネの敵は人だった。人の相手はむしろ慣れている。それに戦場で油断することは危険だと、ハガネは知っている。
ミウはハガネにとってパートナーだ。やられれば損失は避けられない。
「大丈夫です。敵を撃破します!」
幸いミウは直ぐに持ち直した。
その理由は大きく分けて二つ。一つはハガネの撃ったファントムが跡形も残さず消え去ったこと。二つ目は四メートル近くある、人型ファントムが現れたこと。
どちらも普通の人間としては、有り得ない特徴と言えるだろう。
それからは二人共確実に、ファントムを倒して進んで行った。大型の敵はミウが肩にある大型キャノン砲で貫いて。近づく敵は脚部に着けられた誘導兵器でミウが撃破する。
だがまだこれでも大人しい方だ。大型ロボットは建築物を、気にせずに戦っているらしい。断続的に爆音が轟き、灰色の雲が空に立ち上る。
「思い出す。地球の戦場を」
その様子を見てハガネは呟く。
市街地に響き渡る銃声は、記憶を呼び起こすには十分だ。
もっともハガネがかつて居た場所は、これほど美しくはなかったが。
「ハガネさんはいつもこんな所で?」
「いや、こんな戦いが終わった後。出涸らしの世界で戦っていた」
ハガネはそう言って引き金を引き、人型のファントムをまた消した。
4
ハガネ達が奮闘するその頃。何キロも離れた空の上から、戦場を眺めている者が居た。
まるで空にある透明な板に、立っているように浮かぶ機械人。顔の前面を被うセンサーで、戦場の全てを見渡している。
ビーハイヴ。彼の名はビーハイヴ。フラムの知人で一領主である。
そのビーハイヴが腕を組み、この場所に居るのにはワケがあった。
ピピピと言う小さなアラーム音。それを聞いてビーハイヴが呟く。
「作戦変更か、予想通りだ。戦力分析もあやふやなまま、兵士を送り込めばこうもなる」
ビーハイヴに眉毛があったなら、眉をひそめ呆れているところだ。
もっともそうして呆れたところで結果が変わるわけでもないのだが。
「こちらビーハイヴ。指示を受領した。これよりファントムを──殲滅する」
ビーハイヴに出た指示は明確だ。
彼はそれを即座に実行する。
「緊急転移、タイタン・ゼグヴェル」
彼が唱えると包み込むように機械の巨体が現れた。
全長百メートルを超えている二足歩行タイプの機動兵器。ビーハイヴと同じく、黒と金のカラーリングを施された兵器。
ビーハイヴはそのコクピット内に腕を組んだまま浮いて居た。
コクピットは球に近い形でビーハイヴに合わせて駆動する。もっとも体を動かさなくとも操縦自体は可能であるが。
「果たして何割が生き残れるか。フラムの所の新人も、見極めるのに利用させて貰う」
ビーハイヴはカメラ越しに眺めた。戦地を這いずる兵士と異形を。
5
ビーハイヴが兵器を喚ぶ前から戦場では異変が起きていた。
ファントムが一向に減らないのだ。それどころか徐々に数や強さが、増しているようにすら感じられる。
まだ前線を維持できては居るが、このまま行けばそれも危うくなる。
「ミウ。無理をせず一度後退する」
「良いんですか?」
「死ぬわけにはいかない」
ハガネはミウにそう提案すると、ライフルを撃ちながら後ずさった。背中は見せず一歩また一歩と。
だが状況はハガネが思うより、遥かに緊迫をしていたらしい。
「これは? 作戦の変更通知?」
「私にも来ました。ええと中身は……」
毎度のアラーム音を聞き、ハガネとミウはそれを確かめた。
ミウは彼女が着るスーツの機能。それを使い画面を表示させて。
そのミウが内容を読み上げる。
「デストロイ・エリアから即時退避? カウントダウン後にネストを破壊?」
「この一帯を消し飛ばすつもりか」
ハガネはそれを聞いて理解した。二人が置かれている状況を。
レーダーをかなり引きにして、ようやくわかる程の赤い円。デストロイ・エリアと呼ばれる場所にハガネ達はがっつり入っている。
爆撃かミサイルか魔法なのか、手段は指示からは読み取れないが。このままでは二人は巻き込まれる。それは間違いようのない事実だ。
「ミウ。後退する!」
「はい! 全速で!」
ミウもそれを理解していたらしい。
二人は百八十度振り向くと、全速力で移動を開始した。
ハガネは背のブースターを用いて。ミウはいつもの通り空を飛び。
しかしハガネは直ぐに気が付いた。ミウはハガネに合わせて飛んでいる。合理的に考えればミウだけ先に逃げるべき状況なのにだ。
「ミウ。先に……」
「ハガネさん! 掴まって!」
だがミウは言うとハガネに寄った。
よく考えれば初陣の時も彼女はハガネを助けてくれた。合理的ではない性格なのだ。しかしそれでハガネは生きている。
今回もそうなってしまうらしい。
「助かる」
「良いんです! それより早く!」
横になって飛ぶミウの脇腹を、ハガネは両手でガッチリ掴んだ。
これなら二人分の推力を、同時に生かしながら移動できる。
カウントダウンの残りは一分。やられた兵士の残骸を縫って、廃墟だらけの街を駆け抜ける。
そして遂にエリアを抜けたのだが、それでも二人は止まらない。
「このまま行けるところまで……」
「ですね!」
そしてカウントが終了し、二人の背から爆風が襲った。
「……!」
「きゃあああ!」
ミウの方は悲鳴をあげているが、幸い死亡は免れたようだ。
デストロイ・エリアは黄金色の、光りに包まれ吹き飛んでいたが。
どんな手を使ったかは不明だが恐ろしい威力の攻撃である。その上、直後にビームの雨が、上空からエリアへと降り注ぐ。ファントムを根絶やしにする気だろう。
こんなことが出来るのは何者か。ようやくハガネは気が付いた。遙か遠くの空に飛んでいる、巨大な人型をしたロボットに。
普段見るロボットよりも大きく、手に火器らしき物を持った兵器。青空に浮かぶ黒い装甲が、光を反射して輝いている。
とは言え今はその兵器などよりハガネ達にはすべきことがある。
「帰還指示?」
「私にも届きました」
「今はとにかく指示に従おう」
「了解です。テレポーターですよね」
「そうだな。動けるか?」
「大丈夫です。ハガネさんも無理はダメですからね」
「了解した。不調があれば言おう」
ハガネとミウは示し合わせると、テレポーターに向かって移動する。
「あんなに強力な武器があるのに、私達は必要なんでしょうか?」
その途中ミウが口にした疑問。
ハガネにも答は解らなかった。
或いはマニュアルが知っているのか。だとしても閲覧は出来ないが。
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