第4話
ご飯も食べ終わると、そこにその子の姉の声が聞こえた。「あ、やっと帰ってきたんちゃう?」と、僕が階段の方へ見に行くと、一階の部屋に明かりがついていた。その明かりの方へ二人で向かっていくと、三人はその一階の部屋に、ずっといたようだった。
どうやら、三人は着物を眺めるために、ずっとその部屋にいたようだ。
二人で、そろーっと近づいていくと、着物を試着した母がのんきに、「これ、どう?」とたずねてきた。
僕ら二人は、あまりにそれまでの二人の出来事が滑稽に思えたので、「なんや~、そこにいたんか~」と、声を合わせて、安堵をもらした。
雨の足音 林風(@hayashifu) @laughingseijidaze4649
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