第10話
ジリリリリリリリ!目覚まし時計が鳴る。
いつもの朝とおなじ、ジョギングに出かけた。
今朝も、爽快な天気だった。昨日のことが、夢みたいだった。
走りはじめ、最後の所までくると、「おはようございます!」
あっ、いつもの女の人だ。
「おはようございます!」そう返して、通り過ぎようとしたとき、その人は、首にかけてたタオルを落とした。
「あ、タオル、落ちましたよ」
と、声をかけると、「あ、すみません」と、その人は、笑顔を見せた。その笑顔が、すごく爽やかで、ん?優しくて、不思議て、きれいな誰かの微笑み?ひょっとして......その人が、そんな笑顔を見せた時、
「あの」
「はい?」
「一緒に走りませんか?」
「はい!」
まだ、頼りなく、二つ並んだ影は、朝焼けの太陽のなか、消えていくのだった。
リプレイに乾杯! 林風(@hayashifu) @laughingseijidaze4649
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます