第4話 【賢者の言葉】

運命の歯車が回り出した。やっと役者が揃ったようだ。

ああ、君たちの計画は知っているよ。

僕? 別に止めはしないさ。

これはこの星自体の「総意」だ。僕はその代弁者に過ぎない。

だから君たちの計画にも、どちらかと言うと賛成だ。

だけどね?

僕個人の意見を言わせてもらうとしたら…

僕は彼らの方を応援している、かな。

彼らにならこの星の希望を託してもいいんじゃないかと思うんだ。

楽観的? そうかもね。

だからこそ大人しく「結末」を見届けさせてもらうよ。

一人の傍観者として。

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