【 年下の彼女 】
お風呂場へ行き、シャワーからお湯を出して足を洗う。
彼女は、昨日ほど驚いていない様子。
温かいお湯を彼女の足にかけると、気持ち良さそうな顔をして笑っている。
「うふふっ」
彼女の口元からキュートな八重歯が覗いた。
「シャツまで濡れちゃったね。僕、お風呂場から出るから、ガルルはこのままシャツを脱いで、シャワー浴びてて。着替えをまた持ってくるから」
そう言って、僕はお風呂場から出て行った。
新しいシャツを用意している時、不覚にも先ほど洗っていた彼女の綺麗な白い足を思い出していた。
僕は邪念を振り払うかのように、思い切り首を横に3回振る。
「新しいシャツとトランクス、それにバスタオルをここに置いておくから」
彼女を見ないように、脱衣所にそれを置いて立ち去ろうとした。
その時、お風呂場から出てきた彼女の意外にふくよかな胸のふくらみを目撃する。
(うわぁっ! この子、意外に胸大きいじゃん……)
そう思いながらも見ていないフリをして、その場を慌てて立ち去る。
しばらくすると、新しいシャツを着た彼女が囲炉裏の間へやってきた。
にっこり笑った顔、ピンクに色付いた頬がヤバイ。
僕は完全に年下の彼女に、ノックアウトされてしまったんだ……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます