本編↓
第1話 次は隣の席に止まります。
「まもなく2番線に6時37分発区間快速NR東西線経由宝塚ゆきは7両で参ります。白色丸印1番から8番でお待ちください。途中の停車駅は.........」
「今日から高校生か.........どんな場所なんかな〜翔太と行きたかったけど、あいつ萱島やから準急止まるもんな〜おれは鈍行しか止まらんし.........」
俺は池田透。今日から高校一年生になる新入生だ。今日から俺は電車に乗って通学することになる。
昔から電車が好きで中でも元国鉄であるNRが大好きだ。このNRはグループ会社でほぼ全国にありNR新高速電車も運営している。
で今俺がいるのは、片町都市線の東寝屋川公園駅である。この駅には区間快速までが止まる。ここから二条畷駅まで行き、京阪バスに乗り換えた後、京阪電車に乗り換え学校に通う。
「久しぶりに京阪に乗るな〜NRファンとしては京阪に乗るのは翔太に負けた気がするけれど、まぁ〜たまには京阪に乗るのもいいし、これから京阪の良さも見つかるかもしれへんな〜」
「まもなく、2番線に電車がまいります。ご注意ください。」
「今日はE325系か〜」
NRにはたくさんの電車がある。その中で「E」と着くのは、電気気動車つまり、電気で動く電車のこと。
そして「D」はディーゼル気動車であり、ディーゼルエンジンで動いている。
ちなみに、E325系はE300系の20番台で5番目に作られた形となる。NRは1つの系をたくさん製造する。というのも、新快速などで長い路線走るためたくさん必要になってきたりする。今学研片町線で走っている、300系は8両編成だが、梅田駅にいくと300系の10番台がたくさん走っている。ちなみに、0〜10番台は12両編成で20番台は8両編成である。
ちなみに、E325系は新車である。
「二条畷から大和田ゆきの京阪バスに乗り換えるねんな〜」
この後二条畷に行き大和田ゆきの京阪バスに乗り換えた。
バスに乗ること自体あんまりなかったので、少し戸惑うかなと思ったがそんなに戸惑わなかった。
だがこの後ちょっとしたことが起こったのだった。
「お待たせいたしました。終点京阪大和田駅でございます。」
「大和田は区間急行と普通しか止まらへんねんな〜」
「ピンポン!もう一度触れてください。」
「.........あれ.........」
「ピンポン!係員にお知らせ下さい。」
「.........え.........なんで.........」
「あの人大丈夫か?」
「定期.........区間内.........やん.........」
「あの〜大丈夫ですか?」
「.........」
「あ.........」
「.........」
「IC岡反応しません?」
「.........は.........い.........」
「あ〜もしかしたら、前きちんと触れられてなかったのかもですね〜今駅員いないんでインターホンでやってみてはどうです?」
「.........インターホン.........」
「あ!良かったら僕言いますよ!」
「.........お願い.........します.........」
「どうぞ!」
「はい、萱島駅のものです。萱島駅からインターホンでまずはご要件をお伺いしますね!どうされました?」
「あの〜IC岡が反応しないらしんですが.........」
「したのICと書いてるところに置いてもらえます?」
「はい!」
「あ〜磁気不良になってますね〜そこで入れれるので入れ直しますね!」
「お願いします!」
「今入れ直してるんですが、もしそれでも反応しなければ、萱島駅から駅員が向かうので少しお待ちいただけます?」
「わかりました。」
「今一応入れ直したので、見てもらえます?」
「ピ!」
「いけました!」
「良かったです〜!あの〜スマホとかにはできるだけ近づけないようにしてくださいね〜!」
「ありがとうございます!」
「.........ありがとう.........ございます.........」
「いえいえ!あ、自分電車近いんでいきますね!」
「.........はい!」
「では!」
「あの人.........親切やったな.........あ、自分も電車近いから行かな.........」
「まもなく、2番線に各駅停車中之島ゆきが7両で到着します。黄色または緑の乗車位置丸印の2番から8番でお待ちください。各駅に止まります。」
「いよいよ学校に着くな〜!ちょっと楽しみ!」
「扉が閉まります。扉が閉まります。ご注意ください。電車が発車致します。ご注意ください。」
「京阪のるの久しぶりやなー!やっぱりこの通勤グリーンはええな〜!これは.........9000系か.........9000って翔太が好きなやつちゃうかったけ?後でrailで聞いてみよ」
「電車とか.........初めてやな.........緊張する.........あれ?あの人さっきの.........気のせいかな?」
そうこうしている間に、古川橋、門真市、西三荘をすぎて、最寄り駅の守口市駅に着いた。
ここから学校までは歩いて3〜5分のところにある。超駅近!
「いよいよ!着いた!えーっとクラスは1年1組か〜翔太はさっきrailで1年2組って来てたからクラス離れてもうたな〜まぁ〜色んな人と仲良くするか〜!とりあえず.........学校の自販機でお茶買お」
「1年1組.........みゆと真奈とまきとクラス離れてしまった.........1年2組やもんな〜3人.........物静かに暮らそ.........」
「席1番前やんけ.........まぁ〜いいや。あれ?隣の人いてるわ〜」
「隣.........誰やろ.........」
「あ、おはよう〜今日からよろ.........」
「お、おはよう.........ございま.........す.........」
「あ!朝の!」
「.........で、で、ですよね.........」
「同じ学校やったんや!なんか似てる服装やなって.........」
「私も.........同じ電車に似た人乗ってるのみかけて.........まさか.........」
「あ、あ〜なんやろ!なんかの縁やな〜」
「そ、そうですね.........」
「あ〜ごめん!緊張してる?せやんな〜初めてやのに馴れ馴れしくごめんなさい!」
「いえいえ!わ、私.........陰キャなもので.........で、で、で、ですが、あなたとは何かの縁ですし席も隣ですし仲良く出来たら.........な.........と.........」
「もちろん!自分も!あ〜名前言ってなかったよな.........自分池田透って言います」
「わ、私は初なおって言います.........」
「よろしくね」
「よ、よろしくです.........あ、あの〜頼みにくいお願いなんですが.........」
「うん?どうしたん?」
「帰りも引っかかったら怖いんで一緒に帰ってもらえませんか?」
「あ!全然ええよ!せやんな!朝あんなことあって怖いよな〜」
「はい.........お願いできます?」
「全然ええよ!」
てことで、一緒に帰ることになったのだが.........
帰る時間が近づくたびにひとつ思ったことある.........
自分.........出会ったばっかりの女子と帰るとかやばくね?と.........
でも約束してしまったし.........
とりあえず、放課後俺は初さんに声をかけることにした。
「あ、初さん.........帰ります?」
「.........」
「あ、やっぱりやめときますか?」
「.........お願い.........します.........今日だけで.........いいんで.........」
「あ、うん!全然ええよ!」
こうして、初さんと一緒に大和田まで帰った。だが、帰り道どっちも緊張してあまり喋ることが出来ず、大和田でわかれた。
「初日から緊張したな.........でも仲良くできるとええな.........」
次の日からも挨拶をする程度であまり初さんとは喋らない日が続いた。
もう少し仲良くして話した方がいいよなとは思いつつ彼女はいつもスマホをいじって下を向いている。
そんなことを思っていたら、翔太から今日の放課後屋上に来て欲しいとrailが送られてきた。なんだろうと思っていたが、まさか初さんと喋れるようになるきっかけができるとはその時思いもしなかった。
(こんにちは。猫耳ライムです。次の停車駅は萱島です。のスピンオフである、次の停車駅はNRです。いかがだったでしょう?NR.........お気づきの方は多いと思いますが、2つの社名を使うのはどうかと思いましてw
まぁ〜全国にある鉄道会社ですね!この物語は普段から仲が良さそうな池田透と初なおの2人を描いています。楽しんで頂けたら幸いです。)
次の停車駅は「NR」です。 @nekomimiraim
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