無人島生活始まりました

「今日の訓練は、これよ」


 テリアが、手に持っているのは一冊の魔法書だった。


 「これは魔法書ですか?でも私が持ってる魔法書とは違います」

 「え?本物の魔法書持っているの?見せて」


 リラから貰った魔法書、5冊を開けると、テリアは興味津々に読み始める。


 「これが本物の魔法書。凄いわね」

 

 テリアは、私と話をしながら、一冊の魔法書を読み始めてから、数分で、魔法書の3分の一を読み終わる。


 「私が作った魔法本、読破するまで、私に魔法書貸してくれないかな?」

 「え?……魔法本を作ったって、本当ですか?」


 彼女テリア、が自ら魔法書ならぬ、魔法本を作り出したという本を見ると、色で別れていて見易く作られている。


 「色別に別れていて、分かりやすくて、綺麗(きれい)な本ですね」


 私が一番最初に、読み始めた本の色は白い本だった。


 「最初は白い本から、読ませて頂きます。順番があるので、あれば教えて下さい」

 「とくに順番は、ないわね。あるとしたら、読解力と、理解力かしら。わからないなら私が教えるから、読んでみて」


 私は白い本を読み始めると、テリアも魔法書を読み始める。魔法本を読み始め、て半日が経つ


 「リーシャちゃん、お腹空いてない?」

 「あはは。そうですね。今日のご飯は、何ですか?」

 「それはね、……私にもわからないわ」


 そんなテリアを見て、少しの考えが思い浮かぶ。


 「魔法を使って、狩りをする感じですか?」

 「話が早くて、助かるわ。指定の場所までは、私がワープで送るし、決まった時間になったらね、迎えに行くから安心して」


 そうやって私の肩を持ち、一瞬にして何処かの森へ転移する。


 「次の訓練内容は、サバイバルよ。自分で食材を仕入れして、自分のご飯は自分で作る。寝床も当然一人でやらないと行けない。期間は5日とし訓練後は、私が迎えに行くから安心して、訓練に励んでね」


 テリアは、そうやって、無人島らしき森へ、私を一人ぼっちにしテリアは帰って数秒後、ごさっという音がし、後ろを見ると、普通より大きな、リュックサックが落ちていた。

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