雇用のミスマッチって、政経の教科書を見て初めて分かったんですよね。良さそうな会社は始めから人気があって就職できないから、安定している会社を手当り次第に求職することで、なんとか雇われたものの全く自分の適性のない、そしてこれからも生まれない仕事であった、という。
年功序列は、新卒の労働技術を全く期待しない一括雇用、洗礼から来ているのでしょうね。ですが、現在では海外販路の拡大やデジタル化によって、洗礼すべき年長者が伝授すべき技術を持たないことがあり、それでも伝統に依存して尊大な態度をとるために理不尽が露出した、といったところでしょうか。
デジタル化や国際化で年功序列体制の解体が推し進められることには期待しています。技術革新の波に遅れぬためにはそのようなことをせねば効率が上がりませんから。
年齢ごとの、上下関係にとらわれない役割分担が必要でしょうね。特に顧客調査や宣伝事業は。
作者からの返信
一益口さん。
雇用のミスマッチは個人の適性をきちんと持っていたとしても、”働かなくてはいけない”という社会心理が職業に対しての興味・関心を持てない人を増やしてしまい、そこからショート・ワーカー(短期労働者)の増加が懸念されると思います。
年功序列は期待しない一括雇用と一括雇用による年長者の人材選別の進行など複数の要因が相まって起きており、そこから新卒者が学べる環境がなく、理不尽な環境の助長やハラスメント被害の増加に繋がる状況が定常化したことを表していると思うのです。
デジタル化や国際化が進む現代においては上下関係にとらわれない役割分担の構築と年功序列体制の解体の進行と新しい体制の構築が急務です。
なるほどと思えるものばかりです。
米国などに住むと、ちと違うのですが、やはり学歴社会です。
韓国、中国などは日本よりも酷い状況で。
欧州のことはわからないのですが。ただ、英国は酷かったかも。学歴というより、オックスフォードなどの支配者階級の大学に庶民は入れません。
フランスも、同様の差別があって、八百屋は八百屋になるしかないってところがありました。
悲しいですが、人は差別する性質を持っているというのが、私的には結論として思っております。
作者からの返信
雨 杜和orアメたぬきさん。
共感いただきありがとうございます。
アメリカの友人も言っていましたが、「米国は学歴社会ではあるけど、労働比率からすると会社には入れるのは学歴のいい人しかいない。ただ、そこに僕たちのような中堅大学を卒業した人が個人事業主として大手企業をサポートする事もある」と。
欧州もどちらかというと支配階級や利害関係者の影響を持つことや学歴によって賃金格差が生まれることが多く、仏国なども似たような社会と言われています。
ただ、どの国も共通項としては”グローバル人材”が1つの社会軸になっている事は事実かもしれません。
人は差別することで自分のメンタルを維持するのだと思っていますし、人を差別することが日常になりつつあるのだと思います。