207話 ドリンクは大切!!
ついにこの大陸中の精鋭大軍相手に戦争だけど、海くんが対応するから観戦だけの優姫だよ。
ゴブリンとは思えない無駄のない統率が取れすぎてる行動を追加の500も含めて、2500体全てがしてるよ。
どうなってるかと言うとね。1匹残らず手先足先まで海くんにより、命令支配してるからだよ。
逐一で一匹ずつ細かくの命令が下されてて急遽サブコアを追加して、ダンジョンの処理力を追加しないといけないくらいの命令量です。
さすがの海くんもここまでやるとしんどいらしくて、ソファーに座ってダンジョンメニューをちょっと知恵熱出しつつ、にらめっこしてるよ。
普通に人の2500倍の思考とか、どうするのか想像もつかないね。
「カイ様、練乳のホットチョコレート割です。どうぞ。」
「キアリーさん!?なにそれ!!飲み物なの?」
主成分は練乳で、飲めるように溶かしたミルクチョコレートで薄めた?溶かした?みたいだけど、まだドロドロだよ?飲み物なの??確かに海くんかなりの糖分を脳は消費してそうだけどね。
「今のカイ様にはちょうど良いと思います。」
「カイあ~ん♪」
海くんはゴブリンの操作で返事もろくにしないけど、サイオンが甘いだけの飲み物を受け取って海くんの隣に座って飲ましてあげる。海くんは、ごくごく飲んでるよ。ちょっとサイオンが羨ましい。
「ユウキ様のもありますよ。練乳にレモンをアクセントとして加え、果糖液で溶きました。」
「こんなん飲めないからね!?」
なにこの白濁した冒涜的な見た目の物は!?なんかエロくてあかんやつやん。しかもなんでガラスコップなの?
白濁した中身がよく見えるなー。こんなの二重の意味で飲めないからね。
「カイ様へどうぞ。」
「あ、うんありがとう」
キアリーさんは気が利くけど、これ見た目的に海くんに飲ませるのもどうなの?それにレモンの香りすらしなくて、匂いも咽るほど、どこまでも甘いよ!?ほぼ砂糖じゃん。
「ええい、女は突貫よ!!海くんあげる!!」
サイオンの海くんを挟んで座ると、ダンジョンメニューでゴブリンを操作してるけど、私の差し出した激甘な物を、海くんは飲んでくれます。あっ!これ楽しいかも♪
その間もゴブリンは砲弾を運んだり、弾丸を運んだり、土嚢をチェックしたり、食料を退避させたり、医薬品というか包帯くらいだけどをチェックしたり、武器の確認と追加の据え付けしたりなどなど忙しい働いてるよ。
他にも塹壕の確認とか土嚢追加とかしてるけどさ。それよりも、海くんにドリンクあげるのが楽しいから大切だよ。
「お水をお持ちしました。」
ここでサイオンと私で、無言の視線による戦い頑張って繰り広げられる。
「二杯ありますので、ケンカしないで下さい。こちらはハチミツのレモン砂糖漬けです。」
薄くスライスされて、少しドライフルーツぽいレモンが砂糖水を吸ってあるみたい。そのほぼ砂糖なレモンが大量のハチミツに水没してる。
そのハチミツがカップに注がれる。
「「それは、ただのハチミツだよ!!」」
キアリーさん、どんだけ海くんに糖分必要だと、思ってるの??そんな思いがサイオンとシンクロしたよ。
「お二人には、無糖の紅茶とチーズを用意しました。カイ様には練乳入りのベビーカステラのシロップ漬けです。」
インドのグラムジャムン?にケンカを売ってるようなお菓子だね。ベビーカステラに練乳を注入して、さらにベビーカステラをシロップに漬けてるみたい。それはもう砂糖です。
ハチミツのお茶うけに凄いお菓子を出してきたね。
「キアリーさん?なにを目指してるの?」
「カイ様からの美味しいとのお言葉です。」
「キアリーさん、迷走してない?激辛とか追求してないよね?」
「見た目が真っ赤になるので、諦めました」
「そういう問題なの?」
「見た目は、大切な要素ですのでこだわっております。」
ならなぜあんなヤバい見た目の飲み物が出来たのかな?もしかして、キアリーさん存外にエロいのかな??
「カイ、あ~ん」
しまった!!サイオンに先をまたしても越されてる!!サイオンがハチミツを海くんに食べさせて上げてる。
「あっサイオン!ズルい!!」
「早い者勝ちだもん!!」
ハチミツのあとはお水だよね?サイオンに負けないもん!!
「海くん♡どうぞ♪」
お水を飲む海くんもかっこいい!!しかも私の手からって嬉しいよ!!最高だね♪
「女の子に囲まれて接待されると本当にハーレムですね。」
!?いつの間にか私、ハーレム環境に毒されてる!?
「カイだから当然だよね?だってス・テ・キ何だもん」
「海くんだし、頑張って仕事してるしこれくらいサービスしてもいいよね?」
「カイ様どうぞ。」
キアリーさんが砂糖よりも甘そうなベビーカステラを差し出して、海くんがパクリと食べる。海くんの反応はゴブリンへの命令で忙しくて薄いけど、キアリーさんも幸せそうだよ。
敵が迫ってるけど、海くんとのティータイムを堪能する方が忙しくてゴブリン達が海くんの命令で、戦闘を開始した時の轟音がダンジョンメニューからするまで気が付かなったのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます