189話 歴史に名を残す軍団の初戦闘
最高司令官として最奥から命令してる優姫だよ。
バンパ王国王都の焦土時にも投入されているが、テロ攻撃な為に戦争に参加としては初陣はこの戦いである。
後世の軍事評論家は、この
そしてこの初陣はそもそも
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ミレーナの戦闘を見ながらもゴブリンを突撃させてみます。
ゴブリン達は、タランクトとダンジョン生存競争をしている。倒したタランクトの甲殻を盾に加工したものを掲げて、矢と魔法の猛攻を防ぎながら、猛スピードで走り先頭が接触する。
ゴブリン達の武器は身体そのものとタランクトの牙や鎌などを使った長柄武器です。
敵の5000の兵の最前列は槍兵は、規格化されているみたいだけど、防具はバラバラだから職業軍人じゃなくて、徴兵された農兵なのかな?
5000の兵のドクトリンはカタフラクトを使っている。これは、騎兵を活用した戦術で、騎士の重装騎兵で敵の陣形を崩し、逆に騎兵を槍で騎兵突撃を止める歩兵部隊で構成させれている。
それに対するゴブリン軍団は狩りの延長線上にあり、何も考えずに、ただ前に走っているだけだったりする。身体能力の差と、武器の素材の性能差でゴリ押し、ただそれだけである。
左右の騎兵が突撃を始める前に中央の歩兵部隊と乱戦になる。
「おおー、ゴブリンは早いね。これは勝てる?」
「こうなると広範囲魔法で殲滅される事は無いと思いますし、数の差以上に個々の戦力が違うので初めから、負けないと申し上げました。」
ゴブリン軍団は作戦も狙いも、特に考えずに目の前の敵を殺すのみである。
『後退し、密集陣形を組み防御に徹せよ!!敵は少ないぞ!!一匹づつ確実にたおすのだ!!』
5000人を纏める指揮官は陣形立て直しと混乱の収拾をする。
「むぅ、敵の指揮官凄いね。あっという間に陣形が整うよ。うーんどうしようかな?やっぱり突貫あるのみ?」
これが指揮官の才能差である。
「こちらが少数ですから、囲まれない様に立ち回るべきだとは思います。」
「ならば、女は突貫よ!!ゴブリン止まるな突撃!!とにかく勝ちなさい!!」
ゴブリン達は歩兵部隊の槍攻撃に晒される。しかし身体能力で受けて、無理やりゴリ押して再び乱戦に持ち込み敵兵に恐怖心を植え付ける。
『落ち着け!!所詮はゴブリンだぞ!!引きながら戦え!!』
ジリジリと後退しつつ最悪の崩壊を起こさず戦えているのは、人間側の指揮官が、優秀でカリスマがあるからだ。
ただ戦場はダンジョン内であり、狭くあっという間に軍団の後ろにはダンジョンの壁になり後退が出来なくなる。乱戦になると騎兵の機動力も突撃力も活用出来ない。
「追い詰めた!!このまま押し切れ!!」
『陣形を保て!!常に相手より多い数で戦え!!』
暫く乱戦を、しているとミレーナが冒険者パーティーを倒して、面倒そうしながらも軍団に襲いかかる。
『キャハハハ、やっぱり戦争の華は派手で偉い奴を殺すことだよな』
ミレーナの空間を超える凶刃が敵の指揮官の首を切り離す。
『どや、殺ったどー!!キャハハハ』
指揮官の意味不明な死に方で、軍は混乱と指揮系統の崩壊により集団的な抵抗が出来なくなり、個人戦になる。
『次はあいつが良さそうだな。弱い者いじめも思ったより楽しいぞキャハハハ』
勝手な逃走を開始した者達は通路は狭いので、詰まり無防備な背中をゴブリン軍団にみせる事になり、虐殺にしかならず、死にゆく仲間を見れば見るほどに恐怖と混乱が拡大し壊滅した。
「あれれ?もしかしてミレーナだけで勝てたのでないかな?」
「それは無理でしょうが、この結果を振り返るともう少し作戦を考えないといけませんよ。」
「うーん海くんに教えて貰うよ。海くんのお外での戦争の様子を見ると楽勝だと思ったのに、上手く行かなかったよ」
「おや?カイ様は、指揮官を殺してエレンティアの大魔法で消し飛ばしてませんでした?」
「・・・そういえば海くん狙撃して、敵がてんやわんやしてるところに攻撃してましたよ」
「ダンジョン内なのですから、トラップで似たような作戦出来たのではないでしょうか?」
「そうだね。次はもっと考えてやらないとダメだね。さてと、勝ったし援軍として控えてるサイオンに連絡するね」
そして、色々と報告して作戦のことも聞いてみる。
『それなら、歪曲魔族は傭兵集団なんだから指揮もできる人居るから頼めばよかったんじゃない?』
「あっ!!忘れてたよ。次はそうするよ」
『ユウキは抜けてるんだから。負けたら困るんだからちゃんとしてよ』
「はい、反省します。次の作戦成功はちゃんと相談して実行するよ。えっと撃破したらどうするのだったけ?」
『防御は固めたまま、反撃で外の軍隊を撃破するだよ。そうだ!歪曲魔族のゼーストを補助に使いなよ』
「サイオンありがと、そうするね」
こうして、
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