第一話「赤い傘」~漫画原稿13of18「半袖の夏服」~

2022/02/04改訂


~半袖の夏服~

13ページ目上の赤い傘


――大雨の中で空を飛ぶ赤い傘


「ヒュゴォォォ」


赤い傘が飛ぶ中で、ウロツキとサビツキはノートを見ながら、当時の事故状況の推理をしている


サビツキ

「ねえどうして当時の事故状況が1994年7月下旬だとか、赤い傘が吹き飛んだとか、天気が雨だってわかったの?」


ウロツキ

「えーと…それはこの夢日記に書いてあるよ、ネットではモノ子と呼ばれる車に轢かれたと思われる女の子がいて、彼女が半袖だったから事故当時は夏服、7月と雨の理由はね…」


~半袖の夏服~

13ページ目下にある傘


――水たまりに赤い傘が落ちている


「ちゃぽん」


赤い傘が水たまりに落ちた、ウロツキはノートをめくりながら、季節や雨の理由を淡々とサビツキに説明していく


ペラ…


ウロツキ

「これかな。この樹海のページに秘密が隠されてる、あなたも宇宙船に乗る前に取材に来てたでしょ?」


サビツキ

「ええ?だけど…それは樹海に宇宙人の目撃情報が多発してたからであって、事故の起きた大阪府の高槻市と山梨県付近の樹海は関連付けるとしても遠過ぎない?」




旧版


~半袖の夏服~

13ページ目上の赤い傘


大雨の中で空を飛ぶ赤い傘


サビツキ

「ねえどうして当時の事故状況が1994年7月下旬だとか、赤い傘が吹き飛んだとか、天気が雨だってわかったの?」


~半袖の夏服~

13ページ目下にある傘


水たまりに赤い傘が落ちている


ウロツキ

「えーと、それはこの夢日記にあるよ、車に轢かれたと思われる女の子が半袖だったから夏、7月と雨の理由はね…樹海のページにあるかな、あなたも取材に来てたでしょ?」






※ここではあえてコマ割りの境界線を消す、現実世界と夢の世界の赤い傘をリンクさせる演出にする、マドツキが見つけて折り畳むので、赤い傘は開いたままにしておくこと

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