第3話

ーーーーー始業式ーーーーー

(始業式早く終わらないかな〜)


アイルは君たち君たちと言われてすごくダルそうだ。他の皆もそんな顔を浮かべながら話を聞いていた。


「えー、次は1年生徒代表のロイドです」

「あ、あ、あ、ヨシ。ん?なにこれ?台本?」


壁の裏に先生達に聞いてるようだ。きっとコクコク頷いているだろう。


「ん」


生徒代表であるロイドはそんな言葉を言ったあと台本を無視して喋りだした。


「台本なんてどうでもいい、俺は楽しく過ごしたい、だからお前ら一緒に遊ぼーぜ」


生徒代表とは思えない言葉が飛び出した。あれが本当に生徒代表なのかそこにいた全員が疑った。


(あれが本当に試験の時に魔法を使った生徒なのか?)


すごく馬鹿だがすごい能力を持った生徒代表ロイドだった。

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