第5話 地獄
第5話
これからは地獄の日々だった。
「うっ、気持ち良いよ。ほら、もうちょっと舐めて。」
「うっ…」
ホテルに来ると、奴は毎回私の口の中に陰経を突っ込んできた。
吐きそうになりながらも、私はそれを舐めて刺激を与える。
コイツは自分が射精するまで、舐めさせるのを止めないからだ。
しかも、飲まないとまたさせてくる。
打ち出す数が少ない癖に、それだけで終わりそうになると怒るのだ。
そして、無理やり私に股を開かせ…
「ど、どうか、わ、私の…竜司さん専用おマンコを可愛がってください……」
と、写真や動画を使って脅迫し、無理やり言わせてくるのだ。
その様子を、奴はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべ…
「しょうがないなぁ♪そこまで言われたのにヤらないなんて、男が廃るよね♪」
と、私の中に小さな棒を入れてくるのだ。
全く、気持ちよくない。
不快感で心が一杯になる。
だが、奴は私の身体を勝手に使って気持ちよくなっていた。
嫌だ、私の身体で気持ちよくならないで…
止めて、身勝手に私の中で精を吐き出さないで…
此処は地獄だ…
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それから2週間が経った。
最初は私に好き放題欲望をぶつけていた癖に、何故か奴は苛立ち初めていた。
どうやら、私がイカない事に苛ついているらしい。
馬鹿な男…
どうして、不快な相手で気持ちよくなれるのよ?
だが、甘かった。
奴は私にへんな薬を飲む様に強要してきた。
それを飲むと、少しずつ身体が熱くなっていく。
そして、色々な所が敏感になっていき…
「じゃあ、挿れるよ…」
「ちょっ、やめ、あっ…」
完全に私の身体は可笑しくなっていた。
不快な奴の行為全てが、私に快楽を産み出していった。
気持ちよくなりたくない!
なのに、我慢できない!
そして、遂に…
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?」
「やった!イッた!イカせたんだ!」
遂に、私はイッてしまった。
そこからはずっとイカされ続けた。
正に、快楽による地獄だった。
そして、少ない弾数を出し切った後…
「どう?俺ならこんなに君を気持ちよくさせてあげれるよ?今ならセフレじゃなくて、君を彼女にして…」
「はぁはぁ、お断り…です……」
「えっ?」
「こんなの気持ちが良いだけ。気が狂いそうな快楽を与えられても、私の中には不快感しかない!それに、アンタみたいな外道と誰が付き合うか……」
私は脅されている事も忘れ、そう言い残して力尽きる。
どれだけ地獄でも、私はそれだけは絶対に…
…曲げられないから。
続く
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