第18話優しいあなた
「なぜ、貴女が。シャナさん」
ルアザが目を見開き、思考を揺らす。
ルアザの視線の先にはいつしか良くしてもらった母親の友である精霊シャナであった。
「おっと、二人とも、一時中断だ」
エウレアとクラウはシャナが出てきても、問答無用でルアザを攻めようとするが、シャナの一言で動きが止まり、構えが解ける。
「これは貴女の仕業なのですか?」
シャナにこの状況の真実を聞かなければならない、決して誤魔化させずに、武力を使うのもいとわない。
ルアザは真っ直ぐとシャナを見つめる。
「この顔の持ち主、シャナって言うんだね。始めて知ったよ」
シャナ、いや正体不明が自分か持つ顔の頬を摘まみ、どこか満足したような晴れやかな笑みを浮かべる。
「誰だ! 貴様!」
ルアザはその話を耳に入った瞬間、距離を正体不明から離れる。
その笑みには正体不明の狂気性が見え、不快感を覚え、警戒をする。
「二人とも来て」
そう言うと二人は正体不明の横に突如、現れる。
正体不明は二人の肩を組み、ルアザをニコニコと見つめる。
「母さんとクラウに触るな!」
「いやはや、そんなに怒らないでよ。落ち着きたまえ」
口調もシャナの物ではなかった。
「速く話せ」
「なんで、属性飽和現象が起きているでしょうか?」
「少なくとも貴女が原因だとわかる」
正体不明は周りの銀光を指先に集め、その指をルアザに向ける。
「正解だ。でも百点満点じゃないから、罰ね」
向けた瞬間ルアザは首を曲げ、避ける。
先程まで頭があった場所には万物を貫く光の線が通る。
ルアザは正体不明を睨み付け、力の弾丸を正体不明へ飛ばす。
正体不明は小さな息を吹きかけ、力の弾丸を霧散させる。
「答えを言ってやろう。私と同じ存在を皆殺しにしたからだよ」
「なっ!」
点と点が繋がった。
ルアザが行った精霊魔術は正しかった。
だが、魔術を行使する本人の高位存在が正体不明に殺されたため、いくら正しかろうが、魔術行使者がいなくては何も起きない。
他力魔術が使えないという、最悪にさらに最悪が積み重なる。
高位存在を殺した、つまり、妖精、精霊を亡き者へと化せられる存在がこの正体不明だということだ。
しかも属性飽和現象も起こせる程の数を殺し回せる程の巨大な力があるということだ。
妖精などは自然と同じ存在のため、大量の属性で体を構成させている。
つまり、この漂う光は殺された妖精、精霊の死体でできているということである。
ルアザはそれを理解してしまった。
目の前にはあらゆる存在の上位に位置する圧倒的な力を持つ存在がいると。
一息で自分を殺せるから絶対に敵わない相手が。
ルアザは退けるわけがない。
逃げと撤退は終わりを意味する。
だが、これは千載一遇のチャンスでもある、なぜなら明らかにこの存在が二人を異常にさせたのはわかるため、相手をどうにかすれば、愛すべき元の二人へと戻せるかもしれないからだ。
確証はないが、ルアザはもうこれしかないのだ。
「君は今こう思っている。『こいつさえ、倒せば、二人は元に戻るかもしれない』とね。どう、合ってる?」
正体不明の目はルアザの心境など、少し考えればすぐに知れると言わんばかりの、ルアザを下に見た余裕のある目だった。
「正解。褒美として刃をやろう」
ルアザは力場の剣を走りながら正体不明の首元を狙い振るう。
「いいね。その気概」
正体不明はエウレアとクラウの後ろに隠れ、剣を防ぐ。
ルアザは目の前に来る二人が来たため、地面を蹴り、正体不明へと剣を逆手で持ち振り落とす。
正体不明は結界を張り、貫く剣先を音を響かせながら弾く。
ルアザはその結界を破ろうと、剣に雷撃を纏わせ空気に悲鳴をあげさせながら何度も結界を破壊しようと剣を振るう。
「足掻け、足掻け」
だが、結界は破られず中の正体不明はルアザの弱小さと睨みつける目に心の底から嘲笑う。
そして結界の力が衝撃波と変わり、ルアザを吹き飛ばし、ルアザは空中で体勢を立て直し、綺麗に固い地面へと着地する。
ルアザを見ているのかなんの変哲もない虚空を見ているのか判断できない、エウレアとクラウの唇が微かに震え始める。
正体不明はそれに気づくと瞳孔だけ見開き、二人を真似するように唇を震わし、愉快にケタケタと笑いだす。
「──ハッハッハ。君の大事な二人が話すことがあるらしい。ほれ、喋ってみなさい」
正体不明が指を鳴らすと、虚ろで風景を写さなかった瞳に光が射し、生きた人らしく息をする。
だが、体は微動だにしなかった。
「……ルー、ダメなお母さんでごめんね……」
「すみません、ルー。こんなことになってしまい」
エウレアとクラウは唇を噛みしめ己の弱さと選択に悔いるような悲痛に満ちた声だった。
「いや、いいんだ」
ルアザは親の声を聞き、瞳を潤わせる。
親の愛を求める、子の瞳をしていた。
「フフフ、家族愛だね。……おっと、睨まないでよ」
「そんな謝罪よりも。これはどういうことなの? 本物のシャナさんは?」
「そうね。母さんとクラウの失敗から始まってしまったの」
「失敗とは?」
「選ぶべき正しい道を見誤ったことです」
二人とも、己の過去を憂いるように目元を暗くする。
「シャナは、そこにいる、シャナ擬きに消されてしまったわ」
正体不明はヒラヒラと手を振り、自慢するように笑みを浮かべる。
「「……」」
二人はその言葉を最後に、黙りこむ。
二人はこの失敗の詳細を話すべきか、どうか悩む。
これ以上知らない方が幸せなのは、わかりきっている。
だが、真実を我らが愛する子は知るべきなのはではないかと、二つの知るか、知るべきではないのか、という選択肢にぶつかる。
前の件とは違う、どちらもメリットがあり、デメリットもある二つの選択肢の分岐点を見つめるばかりだ。
この二つの道は考え方によっては、太さ、進みやすさ、向こうの景色が大きく変わる曖昧な道であった。
二人が選ぶのは間違いなのかもしれないが、我々自身が最終的にルアザを殺す事がない第三の道を選ぶ。
エウレアとクラウは目配せをして、意思の確認を行う。
そして、重い口を開くため、力を込めて意を決して言う。
皆共倒れの何も生まず、全てを確実な破滅の道へと繋がる道を避けるために。
「「……ルアザ……、私達を殺しなさい!……」」
──私達はこんな非道な事を人生の大半の愛情をもって、育ててきた存在に言うのだから、もう狂っているのだろう。
──私達はもう貴方を導く正しい判断を下せない。
──だから、救って。
──貴方への愛によって狂ってしまった私達を。
「は?」
ルアザは呆然とするしかなかった。
驚きで、あらゆる思考が吹き飛ばされ、頭の中が真っ白な気分だった。
正体不明は頬を切り裂いたと思える程の深く伸びた笑みを口に浮かべる。
横からその顔を見れば、髪の毛と口の端が重なっており、口端と髪が繋がり、口が裂けているようの見える、狂喜の笑顔だった。
「できるわけがないだろう。母さんとクラウ落ち着いた方が良いと思う。この場の雰囲気に当てられて、少し興奮状態だから、冷静さを失っているんだよ」
ルアザは二人が口から出した事を疑いなどせずに、間違っていると判断する。
その原因として、二人は坂を駆け降りる時野ように勢いが乗りすぎて止められず、少し暴走しているのだろうと、導き出される。
「いいね、いいね、いいね。素晴らしい愛だ。自分よりも他人という、ある意味狂った感情。だが、我々も愛をする。だから、共感できる。その相手を思う気持ちを」
拍手と共に心が揺り動かされるを流す正体不明の劇の観客の感想のようなに言動に三人は注目して、この場を際立たせる。
「でも、こうとも思わないか? 相手を思うが故に真実を決して言わない愛の形を壊したらどういう結末が訪れるか?」
正体不明の一度進んだら止まらぬ好奇心が狂気を燃料として、全てを台無しにしてぶち壊す機械と化す。
「やめて!」
「貴様! こちらがどんな思いで言ったのか!」
二人は焦りと怒気に満ちた声で必死になり、正体不明を止めようとするが、体は動かず、魔術も使えないため、ただ、声を発するだけであった。
「二人は私と契約したのだよ。命と引き換えにお前の最愛な物を渡せと」
「あぁ、契約した! 大切な物は命だ!」
「えぇ、今すぐくれてやるわ!」
「違うだろ。一番大事な物はそこの少年だろう」
正体不明は、冷笑を浮かべながらルアザを指差す。
「ほら、速く頂戴。それ」
「……お願いします。それだけは、それだけは、やめてください」
「じゃあ、こうしよう。少年が君達を殺したら、少年を傷一つなく無事にしよう。殺せなかったら……。うん、わかるよね」
正体不明は二人が言う事を予想している言葉のように、また冷酷な提案をする。
正体不明は冷酷な言葉を吐く割には興奮して熱くなっているが。
「殺れるわけがないだろ!」
ルアザは当然、その悲痛な提案に対し断固否定、拒絶をし、立ち向かう。
「決定事項でーす。じゃあ頑張ってー」
正体不明は嘲笑と卑下な物言いで、指を鳴らす。
その音が、エウレアとクラウの耳に入ると常に全力で抵抗する二人の意思に反して、またルアザへと武器を向ける。
「ルー、覚悟を決めなさい!」
「我々、二人を殺める覚悟を!」
二人は涙を流し、ルアザへと厳しい事を言い放つ。
自分達はどちらにせよ、殺されるのは確定している。
だからこそ、ルアザは生き残らなくてはならない。
第一歩を踏み誤る可能性は大きいが、踏めなくなることはない。
「くっ!。(どうすれば、良いんだ。何をすれば良いのかわからない……!)」
「ルー! 横に大きく避けろ!」
クラウはいつもの丁寧で穏やかな口調が消え、焦燥感に満ちた命令口調でルアザに警告し、叫ぶ。
ルアザも、莫大な属性を使い術式が組まれていることに気づき、クラウの命令通り右へと、走る。
ルアザが地面を蹴った時に術式が組み終わり、砂土を吸い込み、凝縮され黒くなった嵐の槍がルアザへと向かう。
ルアザは避けきるには間に合わないと予想し、飛び込むように、さらに地面を蹴り込み、足が間一髪で避けきる。
受け身を取りながら着地し、体勢を二人に向けると、クラウが走り向かって来る。
ルアザはもしもの事を考え剣を作り、待ち構える。
「何か方法はないの!?」
「ない! 速く殺せ。あいつが何もかする内に速く!」
ルアザの心の底から願う問いに、無惨で焦りに染まった答えが返ってくる。
クラウは返答と同時に上段から剣を振るう、ルアザはそれを受け止めるが、クラウの剣の力の向きを変えられ弾かれる。
そして、クラウは剣を乱れ舞う。
ルアザも一つ一つが自分の命を狙う斬撃に対応するが、ルアザの剣は大きく弾かれ、大きく動きながら対応することになる。
結界の剣の弱点として、重量の無さがあげられる。
重量がないということは、少しの力で大きく動いてしまうということだ。
つまり、速さと数の攻撃には強いが、確実に刃を受け止める必要がある防御には弱い。
今のルアザは攻撃に回れる側ではないため、あらゆる面で、遅れをとっている状態なのだ。
エウレアの魔術攻撃に対応するために、常にエウレアとクラウの対角線上でルアザは動き回るが、クラウもそれを許さず、力を大きき込めた一振りでルアザを後退させ、ルアザの戦い方から逃れる。
後退したところを、クラウは炎の固まりをルアザの周りに出撃さそ、ルアザへと纏わせる。
炎で視界を一瞬失われたルアザに迫ったのはクラウが雷を纏わせた剣がルアザの額へと向かう。
ルアザも、魂感でクラウの気配を察知し、炎とクラウを強力な突風で払おうとするが、エウレアに術式を乱され炎を払うくらいの強風しか生まれ出ず、クラウの雷剣がルアザの命を斬り狙う。
なんとか、ルアザは剣身で受け止めるが、結界の剣は割れ始め貫かれる。
だが、勢い自体は無くなったため、大きく下がれば避けられる。
「ふぅ」
「強くなりましたね。ルー」
クラウは感慨深そうにルアザの実力を褒める。
「あの時からクラウも衰えてないね」
戦い方を教えてもらった頃を思い出しても、クラウの体が年齢で弱くなっても、実力は衰えておらず、常に高い実力を維持している。
「本気を出しなさい。そうすれば、この事態もすぐに終わる」
ルアザに攻めの動きをしろと、言う。
攻めればこんな茶番劇はすぐに終わると、言う。
「無茶を」
「なに、一つ足を踏み出すだけですよ」
その一歩を出す地面はあらゆる物を溶かす、酸でできた毒沼がある。
踏み出せば、立つために必須な足を失う事になるため踏み出せない。
(本当に殺るしかないのか? なにか? なにか、ないのか?)
ルアザはまだ決断できない。
決断に必要な勇気が足りずにいた。
「少ねーん。みてみて。君のお母さんに首から血が出てるよー」
周りの揺らめく炎のように明るい声がルアザを呼ぶ。
その声の方へと向くと、正体不明が大鎌を手に持ち、エウレアの首へと当て、薄皮を切り深紅の雫を垂らしていた。
(!!? どうする本当に殺るしかしかないのか!)
ルアザは驚愕し、さらに焦る。
心臓の脈動は己の不甲斐なさを責めるように先程にも増して体全体を叩いてくる。
ルアザの混乱と深い困惑の目とエウレアの罪悪感と絶望感に満ちた目が合う。
ルアザはクラウの目も見れば、切迫感と期待に満ちた目をしていた。
(殺るぞ、殺ってやる。もう、それしか残っていない。なるべく、楽に素早くを心掛けて)
ルアザはその二つの目を見て、決めた。
楽にしてやろうと。
あの時自分達を殺せと、言った時の覚悟をルアザは理解する。
だから、その覚悟で得てしまった苦しみから解放してやろうと、決断をする。
「……二人とも力を抜いててくれ」
(ルー、やっと決まりましたか……。あとはそれに応えるのみ。これが、私の人生【王の
ルアザは結界の剣を鋭く、薄く、再構築して、中段に構える。
互いに呼吸の合間を見て、隙を待つ。
もうすでに初老の年代に入っているクラウとまだ成長段階のルアザとでは、体力の回復速度がルアザの方が速い。
そのため、ルアザが最初にしかけた。
クラウの剣を弾くように、クラウの剣に当て上へと振り上げる。
だが、剣に当たる瞬間クラウは剣を僅かに横に動かし、弾かれはしたが、横に小さくすみ、そして横からクラウの剣がルアザの腰へと襲う。
ルアザも上段になった状態から頭へと振り下ろすが、クラウはルアザの足を払わし、転ばせようとするので、ルアザは横に移動し剣と足から逃れる。
ルアザはエウレアの方へと走る。
クラウもルアザを追いかけ、走る。
ルアザはなるべく親達を同時に楽にしてあげたいため、距離が離れている二人をまとめるため、エウレアの方へと向かったのだ。
正体不明も空気は読めるのか、エウレアから離れ、長い距離を取る。
「ルー、地面が沈む!」
ルアザは母親の警告通り、地面が沈ませる魔術の予兆を感じとり、結界の足場を作り、そこを駆ける。
それと同時に、後ろから雷の魔術の予兆も感じ取ったため、後ろを振り向き、着雷点であろう場所に剣で受け止める。
受け止めた後すぐに背後からエウレアの蹴りが来るのを避けて、その足を掴みクラウの元へと投げつける。
(ごめん)
クラウは投げつけられたエウレアを受け止めるが、それが大きな隙となり、ルアザが身を屈ませて横蹴りをクラウの足に放ち、クラウを転ばせる。
ルアザは二人の頭を掴み、重ねて月を背後にルアザの剣先を二人の首元にしっかりと狙いを定める。
そして、ルアザにとっては無限にも感じられる時間がやってくる。
死神の剣先を二人の首へと向かわせる。
二人の首を掴んでいると、血管に通る、血液の脈動が自分の手の血管と一体化したようなはっきりと伝わる。
肌は汗で湿って柔らかくなり、さぞ刺しやすいだろうと、ルアザは思う。
二人の熱、肌の熱、血潮の熱、瞳の熱、命の熱、周りの熱、己の熱。
全てが、感じ取れた。
それをこれから、冷たくしていく。
永遠に熱など発生しない。
気づいたら、自分が冷えていた。
親を我が手で殺す最大最悪最低の恐怖、罪悪感、憂鬱、不安により腕が萎縮する。
──で、できない。
──親を……。
いつも守ってくれた。
──親を。
毎日導いてくれた。
──……………殺れるわけが無いだろう……。
ルアザの剣先は二人の首をかすり、僅かな血が出ているだけだった。
ルアザの視界は涙で歪み、二人の切口に涙が垂れる。
「なんだ、つまらん。いいよ、この話は。お前ら死んで」
正体不明は先程まで、顔全体を輝かせていたがらルアザの行動を見て、失望した。
親を殺せる狂気が無いことに。
失望したら、もうどうでも良いといわんばかりの態度でその場を去る。
「良い子ね。それでいいの」
その言葉を最後に二人はルアザにいつもの優しい笑みを浮かべながら、光と衝撃に体が生み出され変えられてしまう。
まゆばい輝きがルアザを襲い、燃えている森の中に向かい吹き飛ぶ。
ルアザは体全体を強打しながら森の木々にぶつかり、骨を折る。
「うぐぁあ…………あ」
強烈な苦痛と抉るような悲痛がルアザの体を支配している。
そして、ルアザをさらに追い詰めるように周りの炎が、枯れ葉などをつたい、確実に近づいていく。
だが、ルアザは動かない。
背骨や手足の骨が折れているからだ。
そして、とうとうルアザの元へと炎が届く。
「っ!! アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァア!!!」
ルアザは炙られ、己の肉が焼ける事がわかる。
苦しみが段違いに増す。
熱さとは痛み、暑いとは決して感じない攻めがルアザを襲い続ける。
だが、ルアザはやっと楽になれると安心している自分がいた。
この炎は己の罪の象徴だ。
業火に焼かれるルアザは痛みで意識を落とすと起こすを繰り返し、地獄そのものを味わっていく。
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