第4話

「くっ、魔王様申し訳ございません、このゴブリンに私は敗北を喫しました…」


「え?ドラリア負けたの?そのゴブリンに?

…終わりだ!魔王軍終わった!死ぬしかない!」


この魔王放って置いても死にそうなんだが?

いや、自殺って意外と踏みとどまるからな。


「おい、さっさとお前と戦わせろ。」

「ひい!私ドラリアより弱いから!死んじゃうから許してぇ!」


えぇ…弱すぎだろ魔王。

まぁ、魔王を殺す事が目的だからいい事か。


「いいから戦わせろ。」


どさくさに紛れて殺すから。


「ひぃ!魔王の秘密教えるから助けてぇ!」

「…魔王の秘密?なんだ、言ってみろ。」


助けはしないけどな!


「魔王は魔界の悪魔様に任命されてるんです!実は本物の魔王は魔界に居るんです!」

「なるほど…で?魔界に行くにはどうしたら良い」


なーんだ、こいつは殺しても意味無いのか…


「そ、それは…」

「早く言え、死にたいか?」


「私が貴方に人世の魔王の座を明け渡したら魔界にいけますぅぅぅ!!だから殺さ無いでぇぇぇ!!」


この魔王、情けねぇ…


「じゃあ俺を魔王にしろ。」

「へ?えっと…マジで言ってます?」

「ああ、だから早くしろ。」

「ひぃ!分かりましたぁ!」


ー特性 魔王 を獲得しましたー


よし、じゃあ早速…いや、待てよ?

魔界には相当な強さの魔王がゴロゴロいるはず…!


よし、特訓してから行こう。


「ドラリア、俺と模擬戦をしろ。」

「は?貴様一体何を…」

「早くしろ。」


ーーー


うん!何か体が明らかに軽い!

あとはレベルはどのくらいかな?


ーーーーー

ゴブリンエンペラー レベル58

ーーーーー


進化したせいでどれだけ上がってるのか分からん…

ま、まぁ強くなってるのは確かだからよし!

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最弱から最強へ!〜爆速成長で最弱のゴブリンから成り上がる!〜 龍百 @ryu_100

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