第15話:執事の日常(?)2

「行ってらっしゃいませ。」

7:30お嬢様を車に乗せ学園へと連れていく。

そして学園に着くと車から出てお見送り。

今日は月曜日だから迎えは16:30だな。


「先輩!!このお皿はどこですか!!」

8:30テルと一緒に食器洗い、収納をする。

これは仕事を教えるのも兼ねている。

テルはここで働き始めてまだ4日だがとてもいい働きをしてくれている。

仕事を覚えるのも早い。

そしてこの4日で呼び方がアルトさんから先輩に変わった。

まぁ……いいんじゃね?


「グェ!!ちょっと酷すぎません?」

「おーそーだなー」

10:00〜15:30自由行動

俺はだだっ広い庭で走り込みをした後、今までは出来なかった組手をテルとやっていた。

これはもし殺し屋や反社会的勢力などがお嬢様のことを狙った時に俺ら使用人が対処しないと行けないからだ。

しっかし……こいつ軽いな。

ちゃんと食べてんのか?


「ただいま。」

「お帰りなさいませ。」

16:30お嬢様を車で迎えに行く。

お嬢様は基本的に素っ気ない。

テルはツンデレ?ってよく言っているがツンデレってのがなんなのか俺は知らないんだよなぁ……ココ最近出来た言葉なのか?

気になったので車の中で聞いてみることにした。

あ、ちなみに運転は俺じゃなく専属の人がいる。

ではなぜ俺がついて来ないと行けないのかと言うと俺も知らなくてお嬢様に聞くと無言で殴られるので何か知られたくない理由でもあるのだろう。

「お嬢様はツンデレなのですか?」

「……はぁ!?な、なんでよ!!」

「い、いえ、テルがお嬢様はツンデレだ〜、と言っていたので……」

「あの子ね、わかった。それじゃあ今晩テルを私の部屋に読んでちょうだい。再教育よ。」

「分かりました。」

やはり禁句だったらしい。



テルよ、アーメン。

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