第5話出っ歯塾卒業
我々、出っ歯塾の生徒は、見事バラバラになった。私立の高校、公立の高校バラバラだ。
しゅんは調理科に進み料理人になった。今はバス運転手をしているが。
ぐっさん、タラちゃんは工業高校に進んだ。
女子の一部と僕は、同じ公立高校に進学した。
高校卒業後、大学に進み友人と居酒屋で飲んでいると、出っ歯先生、否、中原先生が現れた。塾時代の話をした。
先生は先に帰った。
我々が勘定に行くと、中原先生が全額払っていた。
それが、中原先生の最後の姿である。
今、70代ではなかろうか?
出っ歯先生と話しがしたい。
出っ歯塾は楽しい思い出を残してくれた。
ありがとうこまざいました、出っ歯先生。
仲の良かったみんな、ありがとう。
完
今日も出っ歯学習塾でピンポンパン 羽弦トリス @September-0919
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます