第5話出っ歯塾卒業

我々、出っ歯塾の生徒は、見事バラバラになった。私立の高校、公立の高校バラバラだ。

しゅんは調理科に進み料理人になった。今はバス運転手をしているが。

ぐっさん、タラちゃんは工業高校に進んだ。

女子の一部と僕は、同じ公立高校に進学した。


高校卒業後、大学に進み友人と居酒屋で飲んでいると、出っ歯先生、否、中原先生が現れた。塾時代の話をした。

先生は先に帰った。

我々が勘定に行くと、中原先生が全額払っていた。

それが、中原先生の最後の姿である。

今、70代ではなかろうか?

出っ歯先生と話しがしたい。

出っ歯塾は楽しい思い出を残してくれた。

ありがとうこまざいました、出っ歯先生。

仲の良かったみんな、ありがとう。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

今日も出っ歯学習塾でピンポンパン 羽弦トリス @September-0919

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ