第2話火事を起こしたバカ

それは、冬の出来事。

タラコ、海苔、ぐっさん、らっきょが魚釣りに出掛けた。

全く釣れない。

四人は、さつまいもを持って来て、河川敷に火を起こし焼き芋を作ろうとした。

その日は風が強く、冬枯れのススキに火が移った。

四人はバケツで川の水で消火を試みたが、延焼した。

ついに、消防士によって火は消しとめられた。

ライターを持って来たのは、海苔。


翌日、四人は職員室に呼ばれこってり教師に絞られた。

海苔は親が消防団に入っているので、竹刀しないで叩かれたらしい。

出っ歯塾でスカンクこと僕と、ケント・デリカットのしゅんに笑われた。

その日から、海苔のアダ名が竹刀になった。


竹刀は塾を辞めたがっていた。成績が伸びないからだ。

バカだ!宿題、予習、復習をしない生徒が伸びるはずがない。

三年生の時、竹刀は塾は辞めた。

スカンク(僕)は宿題を解いてきて、塾前にみんながノートに写していた。

しかし、みんな同じヶ所を間違っているので、出っ歯先生は勘づき、ノート写しは終了した。


我々、出っ歯塾の生徒は次なる問題を引き起こす。

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