第2話 ツイッターのフォロワーが、50人にも満たなかった頃…。

 今日はちょっと悲しいというか、

 ちょっと腹が立った話をします。


 ツイッターのフォロワーが、まだ50人にも満たなかった頃の話です。

 ツイッターを始めて、まだ間もなくて、ツイッターのフォロワー様が200を越すKDP作家が当時はうらやましくて仕方なかった。彼らに少しでも近づきたい思いで、当時はKDP作家をフォローしまくった。


 当然わたしのハンネにはKINDLE小説家と記されていたので、KDP作家と認識されないわけはない。結果はフォローしてくれる人が約3割くらいで、残りの7割は完全無視でしたね。


 売上げもなく、知名度もなく、誰にも知られていない自称KDP作家なんて誰が相手にできるか。ざっとまあこんなところでしょう。


 最初の内はフォローに気付かないのかと思って、2度、3度フォローし直したり、ツイッターで話しかけたりしてみましたが、やはり結果は同じで、フォローしてくれませんでしたね。


 あるとき、そんなフォローしてくれなかった人の1人が紙本化になり、みなさんぜひ買ってくださいみたいなことを言って、とても親しげに愛嬌を振りまいているのに遭遇しました。しばらく考えましたが、やはりわたしには食指が動きませんでしたね。


 そりゃあそうでしょう。

 フォローしたってフォローもしてくれなくて、同じ仲間だと思ってもくれない人に。誰が手を差し伸べたいと思うものですか。困った時だけ、ぜひお願いいたしますみたいに言われたって、誰が協力するかと思ってしまう。


 なんでもそうですが、おごれる者が凋落した時、また立場が変わった時に、悲劇が訪れるような気がします。


 KDP作家というのは変にプライドが高く、おまけに村意識が強い人達が多いので、ある意味、とても付き合いづらいところがある。


 人を大事にしない人とは交わらない。

 これはわたしの長年にわたる人生ポリシーみたいなものであり、曲げられない哲学みたいなものです。


 今でもあのときのことを想うと胸が痛みます。

 悲しいような、諦めの境地みたいな感情が、心の底をざわざわと突き動かします。

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