ジャック2020年の一回目の殺し

ギャッツビーと私は現在ショッピングモールというところに来ております。

ここは広くていいですねぇ。何処かで殺ってもバレなさそうです。

そう思っていると、「ジャック。殺したい欲を一旦抑えて。周りのやつが怯えてる。」


ムッ。それは失敬。獲物以外は殺さない主義なので、ビビられると少し悲しくなります。と言っても、ビビられるのは慣れっこですけどね。

そして

ジョッピングモールとやらを歩くこと約5分。


「ほら。着いたよ。ここが来たかったとこなのさ。」

がやがやがやがや。チャリーンピコピコ。

ガッコん。ウイーン。


「おい。ギャッツビーここはどこだ。クソでかい音量が流れているぞ。」

うるさくて耳を塞ぎながら、ギャッツビーに話しかけた。

「いやー。ここはゲームセンターっていうところでね。殺すのには丁度いい場所かなって。」「ほう。なら私めが少し行ってきましょう。」


「あっ。ジャック!!気をつけて!!」

ドン!!!私は何かに弾かれた?いや。音に弾かれたみたいです。

もう一度挑戦してみよう。


ドンッドンッカッ

音が鳴るたびに押し出されていく。中に入れない!!

「ギャッツビー。手伝ってはくれないか。あの得体のしれないものを叩いている紳士を殺したいものでね。」


「ひゃー。やっぱ、ジャックってさ。怖いね。」

「失礼ですね。私はこんな雑音まみれの元凶を殺しに行くのです。紳士として!!」

「それって、紳士って呼ぶの?」


私はギャッツビーに助けてもらって、ゲーセンに入った。

目標まで、あと20m...。いまでもあの音で弾き返されそうです。

私は膝にある仕込みナイフを準備した。


「ギャッツビー。すまない罪をかぶってはくれないか。どうしても私の正体がバレたくないのでね。」「はいはい。わかりましたよっと。」

私は紳士に向かって、ナイフを投げた。


グサッ。「えっ!?ぎゃああああああああぁぁぁぁっぁ。痛い痛い。」

やはり、急所は外れましたか。もう少し、上でしたかね。

ザクッザザザクッ。


ジャックの放ったナイフは男の眉間に刺さり、心臓を一突きして、喉、足、手に刺さった。「え!?うわあああああ死ぬ死ぬ....。だ..れか...た..すけ.て..。シニ...タクナイ。」ドサッ。


「きゃあああああああ!!」

レディの悲鳴で、男が死んだことを知らされた。全くやかましいことですね。

「...ギャッツビー逃げますか?」「ああ。そのほうがいいだろう。」


私達はショッピングモールの外に出て、ギャッツビーの車に乗り込んだ。

意外と車はフッカフッカだ。私が1888年頃にいた家のソファよりふかふかです。

そう思いながら、私はギャッツビーの車で、私の自宅まで連れて帰ってもらった。


その間、私は寝ていまして、不覚にもふかふかだったもので。

さて、明日は何をしよう。

新たな殺人鬼仲間を増やしに旅行もありかもしれませんね。


そのような考えに付きながらも私は、帰路へついた。

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