第75話 Fランクと普通の干し肉

 おはようございます、タイシです。


 昨日は久しぶりに日本の夢を見ました……。

 懐かしさを感じるその夢は……。


 ……実家を飛び出して一人暮らしをしていた頃の夢で、自分の家のトイレを〈生活魔法〉さんで何度も掃除する夢だった!


 そういや日本にいた頃にトイレの芳香剤とか色んなのを使ってたけど、ローズの香りの商品を使う事が多かったっけか……。


 そんな訳で、今日も今日とてニュルリと他の皆を起こさずにベッドから抜け出す、ウナギ系男子のタイシです。


 今日のお昼に各地の教会や貴族達の間で、テイムカードの情報が正式に公開されるらしい。


 この世界の人々は女神に対して尊敬の念を抱いているので、女神様が人々のために新たな力として授けるというテイムカードは、好意的に受け入れられる……といいなぁ……。


 たぶん大丈夫だとは思うんだけど……もし人々によるテイムカードに対するネガティブな意見や意思が多いようだと、女神や眷属神達も世界への実装を止めてしまうかもしれない。


 期待によるワクワクと、心配によるドキドキが止まらないね。

 心配のあまりに、皆への朝食が超手抜きになってしまったのは申し訳ない。


 茹で卵を潰して塩とマヨネーズで味付けしただけの物を、ナッツ黒パンに乗せて食べるだけ。

 つまり、タマゴサンドの中身を、パンにつけるジャム代わりにしただけの朝食になってしまった。


 スープもカブとタマネギのコンソメ煮みたいな、手抜きっぽい物に……。


 そんな朝食だったんだが、イエローは子供の顔程もあるナッツ黒パン一つ分以上をペロリと食べていた……あれ? 意外に評判よかった?


 やっぱりマヨネーズって偉大だよね。


 ……。


 ……。


 ――


 『五色戦隊』の皆も今日は教会へテイムカードの発表を見にいくらしいが、取り敢えず朝は冒険者ギルドの様子を見て来るとの事なので、そんな彼らを『いってらっしゃ~い』と朝から送り出した俺である。


 最近はなんだか主夫みたいだよなーとか思いつつ、今は教会に赴き、屋台を運営する子らの作業を見守っている。


 二日にかけて実施したプレオープンで問題のあった所は皆で相談しながら修正したし、今日の本番は上手くいくといいんだけどね。


 教会の表参道の脇に屋台の壁用の骨組みを設置して、そこに布を使い三方と天井を囲む。

 そして新式屋台一号も布の壁で囲まれた中に設置し、その横にはコッペ黒パンサンドを売る用のテーブルなんかも設置していく。


 そして、屋台で飯を購入した人が落ち着いて食べる事の出来るスペースとして、木のテーブルやら丸太の椅子やらを大量に置いた飲食フリースペースは前日から用意されている。


 普通に教会に来た人の休憩用にも使えるだろうから、椅子やテーブルの数を大目にしておいたんだけども……朝から来ている冒険者がすでにそこを利用し始めていた。


 恐らくテイムカードのお披露目を見に来た人達なんだろうなぁとは思う。


 お披露目はお昼からなのに、気の早い人もいるもんだよね。


 なんて思っていた俺が甘かった……屋台の準備が着々と進む中、教会には次から次へと人が集まりだしている……。


 お昼までまだ時間あるよなぁ? なんでこんなに冒険者が多いんだ?


 一般の人もそこそこいるけど、兎に角冒険者が多くて、設置してあった休憩場所的な椅子やテーブルがかなり埋まっちゃっている……。

 そこらの石畳の上に座り込んでる冒険者達も多いしさ。


 200人以上が座れる休憩兼飲食スペースだったのにな……何人来てるんだろこれ。


 情報伝達手段の未熟そうな世界だし、イベント事とはいえそこまで人が集まるとは思わなかったんだけど……結構人が来てるな。



「「「タイシさんおひさ~」」」


 ん? 屋台の側に立って、冒険者達が休憩所を使用している様子を見ていた俺に、見覚えのある女性達が声をかけてきた。


 って。


「『三人が狩る』じゃないか、お前らも女神様が人々に授ける新たな力のお披露目を見に来たのか?」


 俺に声をかけてきたのは、Eランクに昇格して見習い宿舎を出て行った『三人が狩る』なのだが、彼女達の見た目が前と変わっていて。


 今日は冒険者としての活動がお休みなのか、彼女達は防具を装備しておらず武器だけを装備している。

 なので普段着姿なのだけど、その服が前よりちょこっと良い物になっているんだよね。


 ブルー君もダンジョンでの稼ぎは見習いの頃の倍以上は稼げるって言ってたしな。


 一階の隅っこでの格上げを目的とした狩りでもそれだけ稼げるのなら、生活用物資を買う余裕も出て来るのかも?

 彼女らの服は中古だろうけども、前よりちょこっと可愛い洋服になっている。


 冒険者用の装備を買うとなると購入金額の桁が変わって来るだろうから……まずは中古の服くらいから買い揃えるって感じなのかもな。


 確か『三人が狩る』と会うのは二十日ぶりくらいか?

 それなりに稼げているみたいで安心した。



「そうだねタイシさん、私達が聞いた噂だと冒険者の戦術が変わりそうとか」

「冒険者の稼ぎのネタになりそうとかもあったよね」

「そんな感じに色々と噂が流れてるからね~そりゃ来るでしょ」


 なるほど?


 各地の教会に女神から下賜されたテイムカードの情報を、冒険者達が噂として得たとして、まず考える事と言えば……。


 テイム状態の魔物を一緒に戦う仲間として、もしくは逃げる際の囮として使えそうと考えるか?


 そして稼ぎになるって噂は……スライムならゴミや汚れの除去に使えるし……後は……バトルキャットのテイムカードなんかはペットとして人気出るかもか。


 魔物の時だと目つきがギラギラしているが、テイムカードから召喚すると普通に日本のペットとかでいそうな可愛い猫になっちゃうしな……。


 それなら貴族や富豪に高く売れるかもと考える人はいるかもなぁ。


 スライム以外のカードもちょこっと女神に渡したから……あれらがどういう評価を受けたかは知りたい所だね。




 屋台の準備も終わったので、営業を開始してもいい? という売り子達からの視線が俺に向けられているから、丁度いいかと俺は『三人が狩る』に話を持ちかける。


「なぁ三人共、ご飯は食べて来たのか?」


「うん? 朝はパンとスープだったよ~」

「冒険者横丁の屋台で買って食べたけど……タイシさんのご飯が懐かしいよ……」

「ギルド直営食堂の方が美味しいけど、屋台より高いからね……」


 三人娘は俺の質問に答えると共に、俺に何らかの期待を込めた視線を向けてきつつ。


「「「……タイシさんの唐揚げ、また食べたいなぁ……」」」


 なんてことを声を揃えて言ってきた。


 お前ら俺の作った唐揚げを食べる個数で『四色戦隊』とケンカになりかけたものな……。


「唐揚げは無理だけど、少し早い昼飯なら奢ってやるよ、そこの屋台でさ」


 と、準備の終わった新式屋台の方を指さしていく。


 俺の指さした方向の屋台を見た『三人が狩る』の娘達は、そこに配置されつつある商品を覗き込みつつ。


「教会の敷地内に屋台が出ているって、奉納祭や収穫祭の時みたいだよね~」

「教会運営の屋台って、あんまり美味しいイメージはないんだよね……清貧がどうたらってさ……」

「あ、でもでも、私達の故郷の教会とは売っている物がちょっと違うかも?」


 確かこの三人娘は、隣の農業都市からやって来たって話だよな……。


 農業都市だと金の匂いがしなさそうなんで本道派が運営していたとすると……。


 うん。


 なんか質素で堅い黒パンとか、具が少ないスープとかを売ってそうなイメージがあるね。

 売る値段はそれ相応の安さでやるんだろうけどさ。



 ちなみに俺と三人娘の会話を聞こうと、少し離れた位置にいる冒険者達が、聞き耳をたてていたりする。


 酒場なんかでもそうだけど、人の話を盗み聞く情報収集は冒険者としての本能みたいな物っぽいね。

 ブルー君達も冒険者ギルドでそうやって情報収集していたりするしな。


 直接相手に聞きに行くと、情報料が必要になるからね。


 屋台の運営メンバーに営業を開始する事を身振りで伝えると、肉串が焼かれ始め、あたりに肉の焼ける匂いが漂い始める。


「そこの屋台の飯は『歌う料理人』である俺が、レシピを提供したり調理工程を教えたりした物なんだよ。肉串はまだ焼き始めたばかりだから無理だが、それ以外の物は好きに奢ってやるから感想を聞かせてくれよ」


 周りに聞かれている事を考えて、ここぞとばかりに二つ名を変えようと試みる俺だ。


「わー、タイシさんいいの?」

「ありがとうタイシさん!」

「タイシさん直伝の!? それは嬉しいかも」


 そうして、『三人が狩る』のメンバーが屋台に近寄り、コッペ黒パンの燻製肉サンドやパイタンスープ等に注文を入れていく中で、離れた位置にいる冒険者達から聞こえてくる呟きが……。


『おい『鼻笛料理人』の飯が食えるんだと』

『まじか? 噂は聞こえて来るが、どんな飯を提供するかは謎だった『鼻笛料理人』の?』

『ウエイトレス達が美味い賄いの事で超自慢していた、『鼻笛料理人』の飯か……』

『『鼻笛料理人』だと!? あの――』

『まじか! 『鼻笛料理人』って――』

『ギルド直営食堂のウエイトレスさん達が皆狙っているって噂の――』

『冒険者を引退しても繁盛店をやっていけそうな、夫にするなら有望って噂の――』

『ウエイトレス達が断られているなら、私達みたいな強い女性が好きな可能性もあるって――』

『『鼻笛料理人』――』

『鼻笛――』

『鼻笛?』

 ……。

 ……。

 ――



 どうしよう、『三人が狩る』の『おごりって何個までいいの?』等の質問に笑顔で何個でも食えと応えつつも、聞こえてくる冒険者達の会話を聞くと蹲りたくなってくる……タイシです。


 しかも男共の俺を見る目には嫉妬の視線も混じっているし、女性冒険者の中には何かを狙う目をしている人もいるし……。


 どうにも、俺が思っているよりもウエイトレス達が『鼻笛料理人』の二つ名を広めているようです……。


「「「タイシさ~ん、注文終わったよ~」」」


「あ、ああ、じゃぁ向こうの休憩スペースの空いているテーブルで食べようか」


 俺が屋台の子らに、娘っ子三人分にしては結構高い金額を支払いつつ、そうやって『三人が狩る』に指示すると、三人娘は大きな木のトレイに乗せた食べ物を運んでいった。


 ちなみにあの木のトレイも有料だ。


 スープや飲み物用の木の器と同じく、返却すればジャーキーと交換する対象になっている。

 冒険者というか、この世界の人達に、器の返却というセルフサービスを浸透させるよりも、その方が楽だと思ったからね。



 そうして周りに冒険者達がたくさんいる状態で『三人が狩る』と同じテーブルに着いた俺。


 まだ鼻笛鼻笛という呟きが周りから聞こえて来るが、屋台に向かう人は現れていない……俺の噂をするくらいなら買いにいけよ……。


「「「頂きま~す!」」」


 早速とばかりに料理を食べ始めた三人に、周りに聞こえ易いようにと大き目の声で質問していく。


 悪いが『三人が狩る』の存在を広告や宣伝として利用させて貰う。


「味はどうだ?」


「このお肉美味しい! それにパンが普通の黒パンより柔らかいね」

「この白いスープも味に深みがあって美味しい……具がゴロゴロっといっぱい入っているのも嬉しいかも、美味しいよタイシさん!」

「この飲み物は果物と野菜のしぼり汁って言われたから、ちょっと苦いかと思って怖かったんだけど、普通に甘くておいしい」


「肉は燻製肉で黒パンは焼き方を少し変えさせた物、それでパイタンスープの方は二区なんかだと普通にあるらしいんだが、骨を煮込んで味を引き出す感じだな、それとその野菜と果物の飲み物は……異世界被召喚者が伝えたという栄養の概念を取り入れた物だな」


 俺は『三人が狩る』と周りで盗み聞きしている冒険者達に、料理の説明をしっかりとしていく、宣伝宣伝っと。


「へぇこれが二区とかで売られている燻製肉ってやつかぁ……モグモグ」

「肉を取った後の骨とかは畑の肥料にする物だと思ってたよ、ズズズッ」

「栄養? そういえば前にタイシさんが、パンだけ食べるのは体によくないって……確か野菜やお肉や果物を食べないとお肌や髪の状態が悪くなったり、胸の成長によくないんだっけ? ゴクゴク」


「そう言われているな」


 まぁパンだけ食ってたら健康には良くないよな。


 それはさておき、野菜ジュースの話はあんまり膨らませないようにしておこう。

 野菜果物ジュースが、お肌を奇麗にする万能薬みたいに誤解されて、後で問題になったら嫌だしな。


 そして俺が前にこの子らに注意した時は、体全体の成長にもよくないとかの話もしたはずなんだが……何故に胸限定の話になっとるねん……口伝ってのはこうやって少しずつ伝言ゲーム的に変化していくんだな……。


 まぁ屋台の売り子達にも、その辺を聞かれても『分かりません』と答えておくように指導してあるから問題ないな。



 それにもかかわらず、周囲にいた女性冒険者達が、ズサッと一斉に立ち上がって屋台に向かっていくのは、やはり三人娘の中の一人が言った『お肌や髪によくない』って部分を聞いて心配になったからかもな。


 普通に飯をバランスよく食ってりゃ大丈夫だとは思うんだけどね。


 そんな風に人が沢山屋台の方に行けば、俺も俺もと釣られてくる人が出て来るもので、すぐさま屋台の前に人が並び始め……というか並ばせる誘導専門の人員も用意してある。


 列をちゃんと作るのは、冒険者ギルドの窓口とかできっちり教育されているだろうけども、屋台相手にちゃんとやってくれるかは分からんかったし、野放しにするよりは最初にガツンと教育してやればと思って……。


 なんと! 歴戦の武装神官さんをフル装備状態で屋台のそばに複数人配置して貰っていまーす!


 なので、先程押しかけた冒険者の皆が、お行儀よく並んでいるね。


 教会の屋台ではお行儀よく並ぶという、文化というか前例が出来ちゃえば、後は自然に真似していくだろうさ。



「モグモグ、美味しいけどさタイシさん、器も込みの値段だと冒険者横丁の屋台より少し高めに感じちゃうよね」

「あーそれは私も思った、さすがにここまで自前の器とかを持って来てなかったけど、そもそも自前の器禁止なんだってね……」

「タイシさんのおごりだから安心してたくさん注文したけど、自前の器が使えないのはどうなの?」


 君らおごりだからって本当に遠慮しなかったよね……戦闘系というか斥候系スキルの三人だったからまだマシだったけどさ……。



「ああ、説明されてなかったのか、その空いた器やこのトレイも、あの屋台の端っこに返却場所があってな、そこに返却すると、今までと少し味の違う干し肉と交換してくれるんだよ」


 大事な部分の説明を忘れてるのは問題だな、後で屋台の子達に注意しておこう。

 それとも、看板か何かに器返却のルールを書いておくべきか……これは改善点かもな。


「へぇ……モグモグ……干し肉ねぇ……堅いのよねあれ……」

「ズズズッ……まぁ少しは何かが返ってくるなら? 何もないよりはいいかも?」

「私ちょっと、このトレイだけ持っていってみる!」


 三人娘の一人がそう言うや、木のトレイを持って屋台の端っこの器の返却場所へと駆けて行った。


 ……。


 そして、たったかと駆け戻ってきたその子の手には、俺が昨日作ったジャーキーが握られていた。

 その大きさは板状のチューインガムよりちょい大きいか? 程度にしといた。


 ふふ、俺の自信作だからな、その味と食感に驚くといいさ!

 自分でも良い出来だと思える味になったんだよな。


 テーブルに戻ってきたその子は、手に持っていたジャーキーを他の二人に見せた後に、パクッと食べ始める。


 モグモグとジャーキーを食べる子を俺と他の二人と……さらに周囲にいる冒険者達がこっそり眺めているという奇妙な時間になった。


 ……。


「味はどうだ?」


 俺はワクワクしながらそう聞いたのだが……。


「どうなの? 冒険者街で売っている干し肉に比べるとちょっと色が違っていたけど」

「そういえばそうかも? 焼き色がついていたっぽい? それにちょこっと柔らかそうに見えたよね、それで味は?」

「モグモグ……うーん……普通の干し肉だね……モグモグ……」


 その答えに『なーんだ』と残念そうに言葉を漏らした干し肉を食べて無い方の二人が、屋台飯を食べる作業へと戻っていく。


 ……普通の干し肉と同じ?


 え? まじでそう言っているのか? そんな馬鹿な……俺が味見をした時は……。


 俺が首を傾げてちょこっと考え込んでいると、三人娘の会話が聞こえてきて……。


「しっかしさすがタイシさんの考えたご飯だよね、黒パンもスープも美味しい」

「だよねー? 後で肉の串焼きも奢って貰おうね~」

「あ、その空いたスープの器は私が片付けてきてあげるね」


 俺がさらに奢る事が確定しているのか?

 ってか、ちょっと待て三人目の娘っ子よ……お前……まさか……。


 俺はある事に気付き、これからの『三人が狩る』の会話に口を挟まない事にした。


「……ちょっと待って! 貴方いつもそんな片付けとかしないじゃない? 何で急に?」

「そうね……むしろ片付けなんかを私達に押し付ける側よね?」

「そ、そんな事ないよ? ほら、今日はタイシさんの奢りだし? 行儀よくしようかなーって、アハハ……」


「……私、ちょっと空いた器と干し肉を交換してくるわね」

「……あ! そういう……行ってらっしゃい、私の分の器もお願い」

「あわわ、私が行くってば! ちょ、待って!?」


 ……。



 ……。



 ――



 その後、『三人が狩る』の中で口喧嘩が起こった事は言うまでもなかった。


 そして何故かそのケンカを収めるために、俺が新たに肉串を奢る事になった事が……非常に解せぬ……。



 ……いやまぁ、ギスギス状態にさせる訳にいかなかったからね……仕方ないね。



 ちなみに、その口喧嘩の中で『ジャーキー』が既存の干し肉よりは美味しいという内容が出て来たので、周りにいる冒険者達への良い宣伝になった事だろう。


 ……その時の口喧嘩の一部に……『美味しい干し肉を独り占めしたかったんだもん!』っていう、どうせ後々バレるだろうな内容があって……子供かよ! と突っ込みを入れたかったんだけど……。


 そういえば。


 この世界では成人しているとはいえ、まだ13歳なんだよなぁ、この子達……。


 女神の祝福のせい……おかげで、身体能力は現代日本でスキルスクロールを気軽に買えないような一般家庭の子供よりは高いんだろうけど、精神部分はあんま変わらんよねぇそりゃ……。



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