NO133/コロナ報告、これからを生きる

ヒロト2022年令和4年8月23日(火)

21日で自宅療養期間が終わった。20日の午後、自宅療養者フォローアップセンターからSMSで自宅療養終了のお知らせ、本日23時59分をもって終了しますとあった。

長いなあと思っていた10日間は、あっという間に過ぎた感じがする。

最初の二、三日間は、熱もあり喉がすごく痛くて咳も止まらなかった。時間の経過など意識することも出来なかった。その後、嘘のように熱は下がり、咳だけになった。この咳はしつこいけれど、あとはすべて平常になった。でも療養期間はまだ一週間ほどある。どうする?

改めて、発症の日から振り返ってみるね。

まず11日(木)、朝寒気を感じて起きたがすぐ収まり仕事に行く。多少のかったるさと喉の違和感を感じつつ帰宅。夜38度の発熱。喉の違和感。

12日(金)、仕事もともと休みの日、喉の違和感はあったが平熱に下がった。でもPCR検査を受けた方がいいのでは、と思い、無料のPCR検査センターで行った。その日の夜に再び発熱38度2分、咳が出て喉も水を飲むのも大変なぐらい痛くなって来た。明日も仕事は休みにした。

13日(土)症状変わらずつらい。38度。夕方、PCR検査センターからSMS、陽性。

これで家族の3人は濃厚接触者に決定。仕事先の店長に連絡、22日まで休みとなった。

14日(日)37度3分、かったるさは緩和されるも、咳がひどい、喘息の発作のよう。喉はまだ痛い。発熱相談センターにTEL、家族全員受診必要とのこと。病院見つからない。自宅療養サポートセンターに食料宅配を頼む。

15日(月)36度5分、症状は咳のみとなった。段ボール2箱の食料が届く。買い物に出られないので助かった。受診してくれる病院が見つかった。家族4人ドライブスルー受診。

16日(火)36度3分、家族皆症状軽くなっている。咳は出るようだ。夕方病院から全員陽性とのSMSあり。myher―sys を入力する。

17日~21日平熱、咳以外異常なし。毎日一回健康状態報告。21日をもって自宅療養終了。

22日(月)所属事務所の指示でPCR検査を受け、夜に陰性の通知。

23日(火)魚屋に復帰。

熱が下がった15日あたりから、何とかこの期間、楽しんじゃう方法はないのか考えた末、デスクワークを始めた。療養終了までに、朗読用台本6本仕上げ、自作の歌の歌詞をスマホの無料アプリで3曲英文化。発表のあてはないけれど練習したりして、21日まで過ごした。でもこれは事務所のユーチューブでやれるかも知れない。そして時には高校野球を見て感動して涙ぐんだりもした。一試合まるまる見たなんてここ何年もなかったことだ。

習慣で朝6時には目が覚めてしまう。散歩には出られない。でもだらだらした生活に陥らないように三食決まった時間に摂り、ストレッチを欠かさず、あとはなるべくデスクに向かった。おかげで久し振りに仕事に出掛けるのも、時間的にはつらくはなかった。おばちゃんにはまた怒られたけどね。

ひとつ確実にわかったことがある。職場で過去にコロナにかかった人のうちで、忙しさを理由にワクチンを接種していない二人がいて、いずれも若い人だけど、40度以上の熱と水も飲めない喉の痛みと激しい咳が3日続いて死ぬ思いをしたとの事。やっぱり症状緩和の効果はワクチンにはあると、身をもって知ったのでした。


ケンジの1976年は、パチンコとコントとの格闘が続いているけれど、1977年を迎えてどんな展開になるのか、また交換日記、よろしくお願いします。


ケンジ1977年昭和52年1月1日(土)晴れのち曇り

今朝はいい天気であったのだが、ここ数年間の恒例を破り、御来光を見に行かなかった。ちょっぴり残念である。ここ7、8年ずっとやってきた私自身の正月としてのけじめの行事をやれなかったというのは、年の節目ということもあり、何か一年間スッキリしないような錯覚に陥る。私も縁起とか占いとか気にする方だからだろう。

どうして御来光を拝めなかったのかというのは大した訳もなく、ただコタツでテレビを見ていて待ち合わせの時間、午前3時にうとうとしていて気がついたのが3時半だったということなのだ。一応それでも待ち合わせ場所の近所の家へは行ってみたのだが、すでに人の気配はなく出発したあとだったのだ。

冷たい闇夜に鮮やかに浮かび光っている星を見上げて、その星のきれいな光に改めて感動しつつ、一人寂しく床についた。

そして今日は朝8時頃起き、昼間はテレビと昼寝と食うことで終わった。

さて今年は、宇宙的視野を持って粘っこく頑張るぞー!さあ、行ってみようー!


ヒロト2022年令和4年8月227日(土)

ケンジ、俺には六歳上の姉がいる。この姉はNO1で登場しているよ、俺がもらったバレンタインチョコを全部食べた人だ。

この人、とても元気で、今は歳よりずっと若々しく見える。今は、というのは若い時はその堅実な性格のせいか、まわりの同年代より年上に見えたってこと。俺の性格、生活とは真逆の人で、ずっとずっと心配、迷惑をかけて来たんだ、まるで母親のように。

今回の俺の役者復帰挑戦の話も、俺の不安定な生き方をずっと見て来たからこその心配をして、ラインが来たよ。『あなたの年齢では、もうちょっと小さな楽しみを見つけた方がいいんじゃない?』

ありがとう、また心配かけちゃったね。

俺は思い出しちゃったんだよ。自分が役者になろうとした時、60、70になっても生き生きといられる仕事はこれだと思って始めたんだ。

今まさに70、だからこそ出来ること。かつての戦友のような事務所の社長も、よく理解してくれ、また一緒にやろうと言っている。

夕べ、NHKで新しい学問「行動経済学」を紹介している番組を見た。心理学と経済学を合体させたような学問で、経済学だけでは解けなかった経済現象を心理的に説明し、新たな方向に導くことができるという。テレビで見ただけなので深いことはわからないけれど、ひとつ、なるほどと思った箇所があったんだ。それは、過去の数字を追ってもそれは取り返せないし、意味がない。大事なのは今、これからどうなりたいのか、それには何をすればいいのかが大切である。こんな感じのことを言っていた。

ケンジは日記の中で、当時の今、20代を生きている。俺は今、これからを生きる。

20代と70歳のコラボだね。




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