『も』と『でも』の分かれ道――このタイトル、気になりますよね。
高校一年生。写真部だった主人公はバスケの試合でファインダー越しに「桃華先輩」に恋をします。先輩を撮りたくて腕を磨き、先輩と同じ大学に入りたくて受験勉強を頑張り……高校大学の青春時代をずっと一人の人を追いかけ続けます。でも踏み出せないので関係は変わらず――この分かれ道は偶然なのかもしれませんが、でもそれはたった一歩、いや一文字の違い。重ねてきた努力と関係の上にあるものですね。
男主人公の一途な想いにエールの気持ちでいっぱいになります。