第9話 助かった、
「それで、妹さんの名前は?」
「
「オッケー」
「あ、そこの病室です!」
「わかった! 開けるのめんどくさいな、よし!」
ドカン!と真さんはドアに身体をぶつけて中に入った、
「花夏!体調大丈夫?!」
「う、うぅ、お姉ちゃん、」
「他、大変です、真さん!すぐに治療を!」
「わかってる! 腫瘍は、、クソ、やっぱり全身に転移してやがる、これは今すぐだな、委員長!妹さん絶対助けてやるからな!必ず!100%だ!」
「お願いします!」
「よし 花夏ちゃん、初対面で怖いかもだけど 信じてくれ!始まるぞ!」
そして真さんは花夏の身体の上に手をかざした
「何してるんですか?」
「腫瘍を取ってんだ」
「それで?」
「取ってるというよりかは消してるって感じだけどな」
「消す?」
「ああ」
「どうやって?」
「今朝話したろ? 陽子、中性子、電子を作ったり操作したりできる装置が完成したって言ったろ?」
「はい」
「それで言ったかもだけど委員長が紋章と勘違いしたのがそれ」
「えっと?」
「ちなみにもっと詳しく言うと」
「わかりましたから!作業に集中してください!話なら後でたくさん聞きますから!」
「お、おう」
そして時間は過ぎてゆき 1時間30分
「よし!終わった! もう腫瘍も何にもない!」
「本当ですか?!」
「ああ! もちろん! 妹ちゃん?体の調子は?」
花夏は自分の身体を色々と動かした
「うん! どこも痛くもないし辛くもない!ありがとう!お兄ちゃん!」
「お、おう(お兄ちゃん?)」
「本当に今日はありがとうございます!!」
「ああ別にいいよ? それより話の続き」
「あ、はい」
「どこまで行ったかな?」
「確か 電子とかがどうとか言って詳しく説明です」
「お、それだ! つまり、操作っていうのはあくまで簡単に言っただけ 大まかにって感じだな 細かく言うと分解とか消滅とか融合とかできるようになったて言うこと」
「えっと、」
「つまり 手の中でオリジナルの化学反応とか核分裂とか核融合とかできるようになったってこと」
「それ、凄いんですか?」
「当たり前だろ?化学反応って必ず酸化と還元っていう現象が同時に起こるんだけど それを片方だけ進行させることもできるってこと」
「なんか一気にわかりました つまり、普段絶対に起こらないことを起こすことがたぎるようになったってことですか?」
「まあ 極論そうだな うん 説明めんどいしそれ結論ってことでいいや 決まり!」
「は、はあ」
「ていうか 授業サボってきたけどどうする?」
「今から行っても」
「ホームルームまでには着くけど、さすがに6限の授業のやつはきついな 疲れてるし」
「ホームルームだけ出ますか?」
「そうすっか」
「お姉ちゃん達、学校サボっちゃダメだよ!!」
「ぐっ、子供に、しかも小3ぐらいの女の子に言われた」
「よく分かりましたね言ってもなかったのに
そう花夏はまだ小3です」
「何言ってんだ?さっき花夏ちゃんは小3って言ってたじゃねえか」
「お姉ちゃん!学校行かないと!」
「あ、花夏、ごめんね!すぐ終わらせて戻るから」
「うん!」
「よし!行くぞー!」
移動中
「あ、ドアぶち壊したこと忘れてた」
「あ、」
「「まあいっか(いいでしょう)」」
???
「この発電システムはとても良い! よし今すぐ起動させよう!」
「しかし、こちらを起動させるには犠牲が、」
「犠牲?そんなものならいくらでもあるだろう?」
「そうでしたね」
何かが暗躍してる
真の家
「ん?すげえ依頼の通知来てる? 行方不明の依頼が殺到してるな こりゃあいつらにも協力してもらうか」
グループ通話
「来たよー」
「入ったぞ」
「入りました」
「来たぞ」
「入りましたわ」
「おう 全員入ったな」
「それで 何の用ですか?」
「依頼見てみろ」
「? うわ、何この量」
「凄いね、」
「しかもこれ」
「全部行方不明の依頼だな、」
「そう というわけで この依頼引き受けるぞー」
ピー
「お、出来た出来た」
「何作ってるんですか?」
「コイルガン」
「コイルガン?」
「ああ 電磁石のコイル使って弾飛ばす武器だよ」
「は、はあ」
「それで」カンカン!
「依頼を受けると言っても 一度にこの量は」 ヴゥーン!!
「さすがにねー」ガンガン!
「毎日聞き込み調査でもします?」
ドカン!ガシャーン!
「「「「「うるさい!!」」」」」
「え?ああすまん それで、聞き込み調査って話だがな」
「「「「「???」」」」」
「もう終わらせた」
「「「「「速!」」」」」
「なんでそんな早く終わったんですか?」
「依頼見た時に」
「ああ」
「それで?どうだった」
「調べたところ どうやら行方不明もしくは誘拐事件?の話に関してなんだけど対象は小学5年生の子供 女児も男児も含めてだ」
「!!」
「委員長、気をつけろよ」
「はい」
「「「「?」」」」
「こいつ妹いてな 昼ごろ助けに行ってた」
「ああだからいなかったのね?」
「納得」
「ちなみにいつもは違うよ?」
「「いつもって学校抜け出して何してんだ!(してるんですか!)」」
「ものづくり 後サボり」
「「サボるな!」」
「真面目だなぁ まあ そんなことより 出来た! コイルガン!」
「弾はどうするんですか?」
「作る そうだなぁ アルミニウムとチタンの合金でいいか 軽いし」
「は、はあ」
「よし!完璧! んじゃ! 明日お披露目としようか! 楽しみに待っててねー」ブチッ
「相変わらず」
「あの人は」
「自分勝手だねー」
「昔もそうだったのですか?」
「そのことについては駆流さんがよく知ってるんじゃないですか?」
「うんあいつ昔から結構好き勝手に動くね けど」
「「「「けど?」」」」
「結局戻ってくる 多分 今回もこの依頼すぐにチャチャっと終わらすんじゃない?」
「確かに」
「そうかもね」
「「これって俺達(私達)も行くの(ですか)?」」
「「「多分」」」
「んじゃ もう話すことないし解散でいいか!」
「はい」
「うんいいよー」
「さようなら」
「おやすみー」
グループ通話が終了しました
「さてと 武器楽しみだな」
そう言って俺は明日を楽しみに期待し眠った
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