第8話 委員長の妹を助けよう!

「よし! あとはここをこうして 出来た!! 俺の小さい時からの夢がかなった!! 5歳の時から作り続けてた甲斐があったなぁ あいつらに見せたら驚くかな? 早速埋め込んで見してやろーっと」


登校中


「お、また隕石か、 あ、そうだ!! 性能を試してみよう!!」


俺は手を空に掲げ 隕石を 消した


「うおっ これはすげぇ 早くあいつらに見したいなぁ」


「学校遅れるぞ」


「あ、青龍 今何時?」


「7:35」


「うおっと やばいやばい!!」


学校


「よっ!お前ら」


「おう おはよう」


「おはようございます」


「おはよう」


「今日お前らに見したい物があるんだよなぁ

見たい?ねぇ見たい?」


「「「いや全然」」」


「(´・ω・`)めちゃくちゃ凄いの作ったのに」


「わかったわかったから で?どんなのなんだ?」


「よくぞ聞いてくれた!! それはねぇ

この手見て!」


「紋章?っ!!まさか 魔法が使えるようになったんですか?!」


「んな訳ねぇだろ 考えろ」


「こっちが折角期待してあげたのに随分調子乗りますねぇ」💢


「すいませんでした 許してください!!」


「それで? どんなのが出来たの?」


「ふふん、それは ズバリ!! 陽子、中性子、電子を操作したり作ったりできる装置でーす!!」


「「「・・・」」」


「ふふん あまりの凄さに言葉も出ないか」


「それでさぁ 昨日さぁ、、、」


「そんなことあったんですね」


「駆流君も大変だねぇー」


「・・・俺を置いていくなぁ!!(´;Д;`)」


「とは言っても 話がよく分かりませんし」


「まぁ いきなり陽子とか電子とかって言われても ピンと来ないし」


「第一何か分からん」


「( ;´Д`)わ、わかったから そこからだね

ゴホン! 説明しようか 陽子、電子、中性子って言うのは いわば、うーむ 俺らが今生きてるのはなんで?」


「心臓動いてるから」


「病気じゃないから」


「魂があるから」


「あ、あ、だめだ」ガクッ


「それで話の続きは?」


「そ、そうだね ゴホン 気を取り直して 確かに、確かにお前らが言ってることも間違いじゃない でも生物生きるために大事なもの それは酸素があるだろう?」


「「「コクコク」」」


「で、それで原子って聞いたことあるよね?!」


「まあ」


「名前くらいなら」


「聞いたことある」


「それで その中に入ってるのが 陽子、電子、中性子 なんだけど それが作ったり操ったりできるってこと」


「それで?」


「つまり、根幹を操れるのとほぼ同義ってこと!!」


「「「は?」」」


「あれ?いまいち衝撃少ない?」


「いや」


「凄いんですけど」


「うーむって感じ」


「えっとつまり 炎魔法とかさ核撃魔法とかってあるじゃん」


「ああ」


「それにも なんなら 大規模な魔法にも対抗できるってこと」


「なんか」


「一気に凄さわかった」


「ような気がします」


「とまぁ めちゃくちゃ凄いってこと!!

よかった伝わって!!」


「そういえば 他に作りたいものとかあるんですか?」


「当たり前だろ!!コイルガンとかレールガンとか未来にあるバイクとか作ってみたいな!」


「なんか いろいろあるんだな」


「ちなみにこれ作るのにどのくらいかかったと思う?」


「うーん 5年!」


「4年」


「7年」


「残念!10年!」


「結構かかったんですね」


「まあ、材料が高いからね、 けど、これがあったらもう買いに行かないで済むんだよねぇ」シミジミ


「よ、よかったね?」(一体いくらするんだろ)


「さてと!教室行くか!」


ガヤガヤガヤ


「ふう 疲れたぁー」


「あの 真さん少しお時間いいですか?」


「ん?いいよ、なんでも言ってごらん」


「さっきの数学がわからなかったので 聞いておきたいなぁって思いまして」


「?そのくらい別にいいよー んじゃ さっきの問題の解き方からだな まずこの問題は

前回やったこの式を、、、」


「ありがとうございます!!わからなかった問題がすぐ解けました!」


「ならよかった!」


「でも 少し羨ましいです、」


「何が?」


「私には妹が2人いるのですが 次女が今年中2でして 理数科目が私と同じように苦手でして かと言って私は教えられませんし」


「そんなことなら俺に頼めばいくらでも付き合ってやんよ?だって秘密の共有人なんだし」


「!!本当にありがとうございます!」


「それで?もう一つ下の妹さんは?」


「っ!、、、」


俺がその事を聞いた途端に 委員長は泣きそうになっていた


「あー、聞いちゃいけないとこだったかな?悪い、」


「いえ、三女は今年で小学3年なのですが、」


「おう、」


「体が産まれつき病弱でして、」


「ふむ 病名は?」


「癌です、」


「!!、そうか、治療費は 進行はどんな感じ?」


「ステージ3でもうすぐ4になるとのことです、」


「なるほど、えっと、ステージ3でしかもまだ保険がかかってるのに手術しないってことは やっぱり体力的な面か?」


「はい、」


「なるほど、」


ピコン!とスマホの着信がした


「すみません 少し確認します、、、!」グスッ


「どうした、」


「、、、」


「話しにくいなら、別に」


「いえ、 ですがここでは話しにくいです、、」


「そうか、授業まではあと?2分?くらいか

よし!委員長来て」


「ですが、授業は?」


「ばーか んなもんよりめちゃくちゃ大事なのがあんだろ、てか言っちゃ悪いけど、委員長、その状態で授業受けても成果あると思う?」


「、確かに、頭に入る気がしませんね、」


「次は?物理か、後で教えれるからサボろうぜ?いい場所知ってるから」


「あなた、もしかして」


「おう、授業中いないとかとかあるだろ?あの時大体嫌になってサボってるかあと少しで完成するやつの武器とかのためとかにサボってる」


「まったく、あなたって人は、でも」


「?」


「今日ばかりは、感謝します」


「そうか よし、行くぞー」



俺たちはコソコソ隠れながら移動した、

そして校庭に出ていき


「こんな場所あったんですね」


「おう!旧校舎だ!それで ここの屋上!」


旧校舎屋上


「それで? その妹さんは?」


「さっき、ステージ4になったと報告です、」


「そうか、その、もし治るんだったら 委員長は、どうしたい?」


「それはもちろん!治すにきまってます!例えいくらかかっても!離れ離れになってでも、私の、身体をあげてでも、なんで、こんな時に当たり前のことを聞くんですか?!」


「そうだよな。治したい、よな、、、俺には、姉貴が、一人、妹が一人いる、あと、」


「?」


「もう一人、姉貴が、いた。」


「、いた?」


「ああ いた、死んじまったんだよ」


「、、、」


「死因は、わからない」


「そうなんですか、」


「それに、俺仕送りされてるのに今やってる何でも屋をやってる事話したことあったよな」


「はい、、」


「あれ、最低限のやつなんだよ つまり、俺、身内から嫌われてんだよね 理由はなんとなくわかるけど」


「!?何故ですか!なんで!こんなこと言うのは初めてですけど、真さん!いいひとじゃないですか!なのに!なんで!」


「簡単だよ、爺ちゃん、俺産まれる前に死んじゃってるの、理由も分からない、それに、俺が産まれてから身内とか親戚とかから死人が結構出てさ、厄病神、悪魔、とか」


「どうして、」


「わからない、けど 俺自身は何もしてない

十中八九、他人ってのはわかる、俺も一時期危ない時とかあったし また来そうだから今武器とか作ってる」


「そうなんですか、」


「話を戻すか、妹の件なんで治せたらって聞いたかと言うと、治し方の目処が立ってんだ」


「!!それ、本当ですか!?」


「ああ」


「本当に?! 嘘ではなく?!」


「ああ」


「本当の本当ですか?!!」


「だからそうだって言ってんだろ!で、どうする?」


「お金はいくらですか?」


「金?いらねえよ、チームメイトだしな。それに、」


「それに?」


「治る確率低いやつより 確実に、治る方がいいだろう?」


「そうですけど、あなた免許持ってんですか?

それと見返りは?」


「免許持ってるけど 何故見返り?」


「見返りを求めない人なんていませんから」


「見返りかぁ〜 特にこれといったことないし材料とかも揃ってるし、あ、そうだ さっき言ってた家族繋がりなんだけど 年に一度か二度 親戚とか集めた集まり会見たいのがあってさ、友達も連れてきていいって言う感じの、」


「つまり?」


「それに一緒に参加してくんね?」


「はぁ そのくらいならいいですよ てっきり破廉恥なことかと」


「そんなことしねぇよ さっきいい人とか言ってなんで疑うんだよ」


「何かの財閥とかよ息子なんですか?」


「うーん さっき言ってた爺ちゃんが結構凄い人だったらしい。」


「そうなんですか」


「それで、どうする?やるの?やらないの?」


「お願い、します!」


「了解、となると 早速行くか、病院どこ?」


「えっと 神原大学病院しんばらだいがくびょういんです。」


「なるほど やっぱり癌だからかでかい場所だな よし、行くぞ」


「でも、ここから遠いですよ?」


「助けたいんじゃないの?」


「助けたいですけど、ここから電車で約40分ですよ?」


「なら大丈夫 俺に捕まって?」


「わ、わかりました」


「よし、しっかり捕まってろよあと 身体を魔力で保護しておけ、やったな?行くぜ、」


俺は脚に魔力を込め 走った

途端にドーンと爆発音のような爆音が響きわたった


「しっかり 保護しとかないと、死ぬぞ?」


「ど、どうなってんですかー!」


「物体が音の速度を超えた時ソニックブームって言う現象が起きる、そして今言ったその物体は俺らのこと!身体保護しないとまじで首飛ぶですまないからな!」


「な、なんかわかりませんけど!わかりましたー!」


「よし!着いた!」


「速い!」


「そりゃマッハ6だしな」


「マッハ?」


「あー 簡単に言うと音の速さで電車の速度が大体時速90kmなんだけど 俺らが走ってた時速は大体7408.8km ちなみに音の速度は1234.8km 1234で覚えやすいよね?」


「た、確かに! そして、そんな速度出してたんですね、私たち」


「それより 早くしないとだろ?」


「そ、そうでした!」

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