第2話 解らせてやる。
(ふふふ、これで委員長を1か月専属メイドに出来る そしたら片付けと掃除してもらおう 最近家汚いしな よし これで少し楽できる)
この世界はメイドをつける人もいる そしてその数は5人に一人というなかなか高い割合だ
「おい、真 お前委員長とバトルすんのかよ」
「ああ これで勝ったら1か月間相手の言うことをなんでも聞くという条件でやった」
「なるほどな それよりお前大丈夫か?」
「何が?」
「また上履き隠されてたろ」
「いやw言うて上履きじゃん それに匂いも特徴的だしすぐ見つかるからイタズラだろw」
「お前それイジメって言うんだよ!」
「えー?そうなの? てっきり暴力とか振るわれるのをイジメって言うのかと」
「全然違えよ!」
「まあ 仮に来たとしても耐えればいいし 大丈夫っしょ」
「たくっ、お前ほんと心と神経ず太いな」
「まあまあ いいじゃないの そうした方が人生楽な気がするし 何より こう言うのをイジメって言うなら 小中と受けてるし」
「受けてたのかよ」
「うん まあ この話やめにしよ」
「はいはい てか お前の真剣まだ見たこと無いんだけど?」
「ああ まじ? すまんすまん なら今日見れるよ 委員長相手に木刀はきついからねw」
「お前真剣使うのかよ」
「使うよ 委員長も了承したし 了承したってことは怪我するとか腕なくなるとかそこらへん覚悟してるってことだし まあ 女性相手だから 腕とかは無くさないけど それに勝負だからね どちらも全力じゃ無いと」
「相変わらずだな 勝負の時の顔はまじだ まあ 応援しとくわ」
「本当は?」
「全然しない」
「(´;ω;`)」
「嘘だよw」
「ヾ(๑╹◡╹)ノ"」
時は過ぎて 昼休み
「ふう ようやく四限終わったー これで飯だ あと 40分か」
「おいテメェ」
「何?」
何やら柄の悪い奴ら5人に絡まれている
「目障りなんだよ なんでテメェ魔法使えないのにこの学校いんの?」
「それは人の好きにでしょうが」
「いいか?この世界は魔法が全てなんだよ だからテメェみたいな魔法が使えないやつはこの世にいらないの わかる?」
「俺は実力と知力 そしてそれを使おうとする行動力、あと努力とそれを色々使えるようにするための応用力だと思うけどね」
「お前が言ってるそれら全てが魔法できるようにしないといけないの」
「今言ったよね 俺の話聞いてた? 実力と知力っていうの聞いてた? 俺は最低限これさえあれば生きて行けるって思ってるから」
「ハハハハハ 馬鹿だろお前 魔法が使えねえのに魔剣士だの 努力だの 馬鹿だろ 大体なんだよその木刀 真剣ならまだしも 木刀じゃ魔法相手になんの役にも立たないぜ こんなふうにな!」
そう言って柄の悪い男のうち一人が俺の木刀に手を伸ばし それに火をつけた
「テメェ! 触んな!」
そう言って俺はそいつを殴り 木刀を取り返し即座にに火を消した
男は教室の壁を突き抜けて廊下の壁に激突した。
「イッテェな 何すんだテメェ!」
「何すんだはこっちのセリフだ! これは俺にとって大事だからな 値段でしたら80,000円レベルなんだよ しかももう作られてもない 師匠の形見なんだよ!」
「テメェ、いいぜそこまで言うってんならちょっと体育館裏まで付き合えよ」
「行ってやるよゴミども!」
「ちょっと貴方達!やめなさい!」
「委員長は黙ってろ! それに放課後いくらでも相手してやる」
「っ! わかりました」
「話終わったなら来い!」
体育館裏
「あそこまで大口叩いたんだ もちろんそれほどの実力ってことだよn」
相手が言い切る前に俺は手を出した
「テメェ!まだ終わってねえだろが!」
「んじゃあ 聞くけど 戦場に試合のゴングがあると思う? 無いよね ゴングのある試合なんてただの遊びだろ」
「て、テメェ!」
そう言って戦いが始まり
「弱者どもが それだけで終わるだけマシだと思え次やった時は 四肢損失だけじゃ済まさねえからな」
勝負は一瞬で決まった
「あ、あ、ば、化け物が」
「ほざいてろ ゴミ虫ども」
そして放課後
「逃げ出さずに来たんですね 真さん」
「こっちのセリフだ テメェこそ 尻尾巻いて逃げ出さずよく来たじゃねえか」
「その減らず口、いつまで続きますか?」
「お前に負けたら」
「なら 絶対に勝ちます」
「勝負内容は 相手を戦闘不能もしくは死に追いやる攻撃 だよな なお 魔法を打ち消した場合はなし 当然だよな?」
「いいですよ それで なら 見てる人たちにタイマーをセットしてもらいましょう それでなったら初めでいいですね?」
「ああ、あと 寸止めもいいか?」
「構いませんよ まあ 手加減してたら死んでしまいますよ?」
「それはこっちのセリフだ」
「おっ! 始まった始まった さて 頑張れよー!真ー!」
「あたりまえだ!」
「朱莉ちゃーん!魔法が使えないやつに負けないでねー!」
「もちろんです」
「お前らは真のこと解っちゃいねえな〜」
「何よ! 魔法に勝てるわけないでしょ!」
「その常識を破るのが あいつなんだよ」
「タイマーは俺がかけるわー」
「サンキュー 駆流!」
「10秒前だー」
10.
9.
8.
7.
6.
5.
4.
「「3. 2.1.」」
そしてタイマーが鳴り響く
「一撃で決めさせていただきます! 相手の全てを滅さん汝の力にて今目の前にいる敵を滅せよ!ウロボロス!」
委員長が詠唱を終わらせ 俺を本気でトドメ刺す気とてつもなく早い魔弾が飛んできたが おれは大太刀を持ち
「
魔弾を断ち切った
「嘘!」
「おい、今見たか?」
「あいつ 魔弾を断ち切ったぞ」
周りもざわつく
「やっぱりな」
「もう終わりか?ならこっちが行くぞ?」
そう言って 大太刀の持ち手の半分を外し
大太刀の刀身が短くなり 小太刀と太刀の二刀流に変化した
「行くぞ!
俺は守護獣を顕現させ魔力を身体に流し込み
身体を強化して走った 今回は時速4000程で
途端に轟音が響いた
「は、速い!」
そう思い目を瞑ってしまった 走馬灯が見えた 小さい頃の思い出から 今に至るまで
直感にああ 私胸を貫かれるか首を切られて死ぬんだと思った こんな勝負しなければと思い後悔した ただのくだらないプライドで真さんに嫉妬した せめてこれだけは謝ってからにしたそう思ってたころだった いつまで経っても刃が届かない 瞼を開けてみると
「え?」
「寸止めありって言ったじゃん」
「(´;ω;`) こ、怖かった いったいどうやってあんなスピードを?詠唱も無しに」
「魔力を直接身体に流し込むんだよ」
「え! そ、そんなこと出来るんですか?!」
「うん 自分の意思で出来るよ?」
「でも貴方 魔力無しなのでは?」
「人を魔力0呼ばわりすんな ちゃんとあるっての まあ今回は俺のじゃないけど」
「ではどこから?」
「守護獣から魔力をもらう それを身体に流す それで強化する そういう流れ」
「そんなこともできるんですか?! 初耳なんですけど!」
「みんなやらないだけで、できるんだよ こっちの方が詠唱もいらないし 便利だと思うけどね。さて、勝負あったことだし 約束通り 1か月なんでもいうこと聞いてもらおうか!」
「そ、そんなこと言いましたっけ〜(^_^;)」
「しらばっくれても無駄だよ ちゃんと証言スマホで取ってるから」
「ぐぬぬ、 わかりました なんですか?(どうせ破廉恥で◯ッチなことでしょうけど)」
「1か月間泊まり込みで世話係になれ 仕事は掃除、洗濯、料理、片付け」
「ほーら やっぱり破廉恥で下心って 世話係でいいんですか?」
「うん」
「もっと過激でいいんですよ?例えば足舐めろだの肩を揉めだの そんなのでいいんですか?」
「いいって言ってんだろうが!」
「わ、わかりました」
あれ 少し暑いような 気、気のせいでしょうか?
「よーし そうとなれば早速仕事だ ついて来ーい」
「え、でも電車違うのでは?」
「大丈夫 入学式の時電車乗る時お前見かけたから」
「え、同じ駅なんですか?」
「ああ、あと駆流もな」
「そ、そうなんですか」
「わかったならいいだろう 大太刀に戻して鞘にしまうのめんどくさいな鞘も変えて腰に刺しとくか よしっと おい 行くぞ」
「あ、待ってくださーい」
「やれやれ たく あいつったら 委員長が涙流してるとこ見たら途端に速度遅くして寸止めしやがって よかったな委員長 本当だったら 頸動脈切れてたかもしれないぞ」
「方向はどちらですか?」
「こっち」
「こっちですかって 治安がとても悪いところじゃないですかー!」
「言うなよそれ気にしてんだから」
「ハハハ じゃあ俺は帰るな?」
「ああ じゃあな駆流」
「それで 家は?」
「こっち」
「ふむふむ」
「委員長そこ危ないよー」
「え?」
隕石三つが飛来してきた
「え、え、キャアー!」
「よっと」
「あ、ありがとうございます 噂には聞いてましたけど とてつもなくすごいですね」
「そんな顔すんなよ 住めば都って言うし」
「それより、何平然と隕石三つ切ってるんですかー!」
「いやー この街で生きてには必要かなあって思って練習してたらいつの間にか身についた それよりもうすぐだぞ」
「はい、それより なんだか解った気がします 貴方がそこまで強くなった理由 絶対この街に住んでるからじゃないですか この街いつも毎日のように核撃魔法とか隕石魔法が降ってくるって聞きますけど?」
「まあ 大体当たり 着いた」
「へぇ マンション住まいなんですね」
「ああ ただいまーって言っても誰もいないけど」
「お邪魔します 両親は仕事ですか?」
「いや 俺一人暮らしだから 生活費は渡してもらってるけど それだけじゃ足りないから自分でバイトしてる」
「そうなんですか それにしても 散らかってますね」
「いつも忙しいからな さてと 依頼きたかな?」
「依頼?」
「うん 仕事屋、片付け屋 荒事とか人から依頼された仕事を片付ける仕事してるから」
「荒事は片付けれても 部屋は片付けれないんですね」
「いやあ それほどでも」
「褒めてません」
「来てないか 仕方ない 特訓とかしてるか おい学級長 俺あそこの山に篭って修行してくるから 終わったらそこにあるゲームとかで遊んでていいから」
「わ、わかりました」
「んじゃ 行ってきまーす」
「真さんの特訓、魔法をぶった斬る特訓でもしてるのでしょうか 気になります! 終わったら見に行ってみましょう!」
「1994,1995,1996,1997,1998,1999,2000!
ふう 素振り2000回終わり 次はあの剣みたいな岩をぶった斬るか オラァ!っと あと念のため鉄の採取して玄さんに渡すか」
(す、すごい! どうやったらあんな活発に動けるの?! 私素振り20超えたあたりからもうキツいんだけど! 真くんは2000,2000て
もう訳がわからない しかも木刀で岩をぶった斬るって 真くんほんと人間なの?しかももっとすごいのは木刀が折れるどころか 傷ひとつつかないって! 木刀も木刀でなんなんですか!)
「いるのバレてるぞ 朱莉」
「はっ! なぜ解ったんですか 魔法で気配消していたのに」
「感覚 人は生きてる つまりそいつには気というものがある 気は生きてるもの全てにある だから魔力を使ってだとしてもわかる
それに 俺は五感のうち視覚と触覚が優れていてね 視線がわかるんだよ まあ 火属性は触覚強いからまじで無理だけど 終わったんだよな? 掃除 なら帰るぞ」
「わかりました」
「あと 俺のことご主人様って呼んで 勝ったんだし1か月呼んでよな」
「それ私がやることメイドじゃないですか!」
「当たり〜 ほら 呼んで」
「ぐぬぬ! ご、ご主人、様」
「いやー 愉快愉快! ほら帰るぞー」
「あ、 待ってください ご主人様〜」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます