ダンジョン攻略開始

翌日。

早起きの爺ちゃんと同じぐらい早く起きた俺はなんとか爺ちゃんを言いくるめてダンジョン、『ゴブリンキングの巣』の入り口前にいた。

もちろん、ジャージ姿で魔鉄の両手鎌相棒を【アイテムボックス】から取り出した状態で。


「よし!行くか!」


気合いを入れ直し、洞窟にしか見えないダンジョンの入り口を通る。

するとなんとも言えない感覚を味わった。

そう、例えるなら『感覚をずらされてる』そんな感覚だ。

そして、そんな不思議な感覚が終わったと思ったら次の瞬間には俺は洞窟のような通路にいた。

しかし、ただの洞窟ではない。

壁や天井は淡い光を放ち、空気も澄んでいる。

明らかに自然物では無いとわかるほどに幻想的な空間だった。

その光景に見惚れている俺だが、すぐに正気に返る。

とりあえず辺りを見渡す。

洞窟のような通路は高さ、横幅共に結構な長さで通路がかなり大きい。

これぐらいの広さがあれば魔鉄の両手鎌を振り回しても大丈夫そうだ。

そして俺が入ってきた入口。

………そしてその横のもう1つの俺が入ってきた入口と全く同じの入口。

気になって通ろうとしてみるが透明な壁のような物があって通ることはできない。

………なにか通るのに条件があるのか?

今すぐ思い付くのはなにか特殊なアイテムを使うっていう手段だがそんなアイテムなんて持ってないから今はこの入口は置いておくしかない。

まぁいい。それよりもまずは探索してみよう。

このダンジョンの特徴は『ゴブリンキングの巣』という名前と入口にあった足跡で予想はつく。

それに、【気配感知】と【マップ】スキルを持ってるから迷うことも無いだろう。

そう思いながら歩き出す。

もちろん【気配感知】と罠対策として【看破の魔眼】どちらも使ったまま。

しばらく歩くとT字になっている通路に2体の魔物の反応があった。

気配からして1体は先程言ったように普通のノーマルゴブリン。

しかし、もう1体は違う。

普通のゴブリンとは違い全身に黒い鎧を纏っていて西洋剣を腰に差している。

おそらくあれが装備からしてゴブリンナイトだと思う。

だけど万が一もあるから一応鑑定をしておく。


「【鑑定】」


------


名前:なし

性別:♂

種族:ゴブリンナイトLv.5


HP:820/820 MP:10/10

攻撃:458

防御:395

俊敏:64

器用:71

知力:38

幸運:38


所持SP18

魔法スキル:なし

取得スキル:【剣術Lv.2】

固有スキル:なし


称号なし


------


ビンゴ。

あいつはゴブリンナイトで間違いない。

ステータス的にはホブゴブリンを更に脳筋にして攻撃、防御ステータスに偏ったステータスになっている。

さて、ここは慎重に行こう。

ホブゴブリンより攻撃ステータスが高いということは一撃でも食らったら致命傷になる確率が高くなっているということ。

少なくとも俺の防御ステータスとあいつの攻撃ステータスは300近く離れている。

つまり、今の俺では攻撃を一発受けるだけで死ぬ可能性があるということだ。

それに、増援を呼ばれないように慎重に、即座に倒す必要がある。

………待てよ?

【気配感知】に意識を集中して辺りにあの2体以外の気配がしないことを確認する。

よし、これなら。

俺は近く壁に寄りかかって意識する。

自分の体からでるように。

するとしっかり半目になっている俺の体とレイスの特性を持って幽体離脱(仮)をした俺ができた。

これなら俺の体に不意打ちされる心配もないな。

幽体離脱(仮)をした俺はゆっくりとゴブリンとゴブリンナイトの2体の背後に近づいていく。

やっぱりゴブリンとゴブリンナイト、どちらも背後に近づいてきた俺に気づかない。

まずはそんなゴブリンの顔の前に掌を突きだす。


「【ファイア】!」


火球がゴブリンの顔面に向かって飛んでいき直撃した。

それと同時にゴブリンは悲鳴をあげながら地面に倒れる。

まだ死んではいないようだ。

次はゴブリンナイトだ。

俺は今度は辺りを警戒しているゴブリンナイトの目の前に移動する。

そして、ゴブリンと同じように手を突きだして増援を呼ばれる前に魔法を唱える。

ゴブリンナイトは兜もかぶっているから少し当てづらいがこれぐらいならスキルレベルの上がった【魔力操作】でうまく調整できるはず。


「【ファイア】!」


火球がゴブリンナイトの頭部に命中した。

これで大丈夫だろう。

ゴブリンナイトが顔を押さえて悶え苦しんでいるのを確認した俺は直ぐに自分の体に戻る。

そして体に戻った俺は直ぐに両手鎌を構えて倒れているゴブリンとゴブリンナイトの首に鎌を振り下ろす。

2体は抵抗できるわけなく俺の振り下ろした鎌に首を斬り落とされる。

するとゴブリンは魔石(小)を、ゴブリンナイトは魔石(中)と西洋剣を残して塵になって消えていった。


『種族レベルが上がりました。レイスLv.26になりました』

『スキルポイントを4獲得しました』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.27になりました』

『スキルポイントを4獲得しました』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.28になりました』

『スキルポイントを4獲得しました』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.29になりました』

『スキルポイントを4獲得しました』

『種族レベルが上がりました。人間Lv.30になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『種族レベルが上がりました。人間Lv.31になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『種族レベルが上がりました。人間Lv.32になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.21になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.22になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.23になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.24になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.25になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.26になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』


「………ふぅ…うまくいったか」


まさか最初の戦闘でゴブリンナイトと戦うことになるとは思わなかった。

せいぜいゴブリン、ぐらいかと思ってたのに。

まぁいい。

そのままの流れでいつも通り【吸魂】を発動する。


『ゴブリンナイトの魂の吸収を確認。経験値を1249、【剣術】のスキル経験値を獲得』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.30になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.31になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.32になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.33になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『種族レベルが上がりました。人間Lv.32になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『種族レベルが上がりました。人間Lv.33になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『種族レベルが上がりました。人間Lv.34になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.26になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.27になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.28になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.29になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.30になりました』

『スキルポイントを4獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.31になりました』

『スキルポイントを4獲得しました』


『ゴブリンの魂の吸収を確認。経験値を426、【棍棒術】のスキル経験値を獲得』

『種族レベルが上がりました。レイスLv.34になりました』

『スキルポイントを5獲得しました』

『種族レベルが上がりました。人間Lv.35になりました』

『スキルポイントを3獲得しました』

『職業レベルが上がりました。魔法使いLv.32になりました』

『スキルポイントを4獲得しました』


よし。

今回も結構上がったな。

それじゃあとりあえずアイテムを回収できたし次の獲物を探しに行くか。

探し初めてから数分後。

【気配感知】がおかしな反応をしてる。

1つ大部屋があるのが【マップ】と【気配感知】の合わせ技で分かったのだがその大部屋に数えるのが億劫になるぐらいのゴブリンやゴブリンの進化種であるホブゴブリンやゴブリンナイト、それ以外にも感知したことのない反応がある。

どう考えてもおかしい。

だけどここが最奥というわけでもなさそうだからこの反応はゴブリンキングじゃないだろう。

………まあ、いいか。

レベルアップしたおかげでステータスも上がったしなんとかなるか。

少し大部屋へ顔を出して覗いてみる。

するとそこには【気配感知】の反応通りすさまじい数のゴブリン達がいた。

………………………眠ってるけど。

……何があったんだ?

………あぁ。

まだ今は早朝って呼べるような時間だったな。

多分普通はまだ寝てる時間であの起きていたゴブリンとゴブリンナイトは見張りかなにかだったんだろう。

まあ、いい。

寝てるなら好都合だ。

さっさと済ませよう。

そう思って俺は魔法を使う。

使う魔法は【火魔法Lv.1】で使える【ファイアアロー】。

これは【風魔法】の【ウインドアロー】と同様の魔法で矢の形をした火の塊を放つものだ。

だけどそれに加えて今回はしっかりイメージする。

イメージとしては弓を引き絞った状態で弦を思いっきり引っ張っている感じだろうか。

それで威力を最大限に高めるようにイメージする。

そして、狙いを定めて………放つ!


「【ファイアアロー】!」


放った瞬間に感じるうまくいったという手ごたえ。

それと同時に放たれた火の矢は一直線に飛んでいき、ゴブリン達の中心辺りに着弾し爆発を起こした。

ドゴオオォンッ!!


「グギャア!?」「グギャ!?」「ガキャッ!?」「グルギャア!?」


突然の出来事だったせいか驚きの声を上げる爆発に巻き込まれなかったゴブリン達。

だが、俺には関係ない。

次々と同じように【ファイアアロー】を放ちながら鎌を構えて大部屋に突入する。


「ギイィッ!!」


それに気づいたのか一匹のゴブリンがこちらに素手で向かってくるが遅い。

俺は難なく回避して横を通り抜け様に首を切り落とす。

すると血飛沫を上げて塵になってきえていく。

そのまま他のゴブリン達にも同じことをしていく。

ただでさえ最高レベルが35レベルになった今の俺にそんな雑魚敵では相手にならなかった。

そんな間にもレベルアップの通知も同時に送られてくる。

それでも数が減ってきたが俺が大部屋入口付近のゴブリンを倒しているうちに自分の武器や防具を取ってきたホブゴブリンやゴブリンナイト、初めて見たがゴブリンメイジやゴブリンアーチャー、ゴブリンファイター、ゴブリンクレリックなどもいた。

それぞれが前衛、後衛を勤めていて攻略に骨が折れそうだ。

だけど俺の知力ステータスで威力が爆上げされている俺の【ファイアアロー】が前衛を勤めている止められるはずもなくホブゴブリンやゴブリンナイト、ゴブリンファイターが次々と魔石を残して木っ端微塵になっていく。

即死となるとゴブリンクレリックにできることはなく無視しても良さそうだ。

そしてその間にも襲ってくるゴブリンを次々と斬って、投げて殴って、蹴ってと全身使ってゴブリン達を殺していく。

使っているのは主に魔鉄の両手鎌で今回は大活躍だ。

普通に降っても多くのゴブリンを巻き込んで斬っていくし、石突きでついたり柄で薙ぎ払ったり、魔法発動体として使ってもとても優秀で魔法の消費魔力を減らしてくれているし威力を底上げしてくれているように感じる。

こんなことならもっと早く【錬金】スキルを取得して作っておけば良かったな。

と今更ながら後悔している。

もちろんその間にもゴブリンメイジやゴブリンアーチャーの魔法や矢、ゴブリンの投石による石が飛んでくる。

だが、矢や石は両手鎌で弾き魔法は【ファイアアロー】や【風魔法】がLv.2になったことで覚えた【ウインドカッター】で反撃して逆にこっちが命を奪っていく。

中にはその隙をついて俺の懐に侵入してくるゴブリンやホブゴブリン、ゴブリンナイト、ゴブリンファイターがいるが【柔術】スキルの通りに体を動かして強引に棍棒や西洋剣、斧、槍の軌道をずらし、足で押さえ込んだり手で掴んでゴブリンごと振り回す。

更に片手で両手鎌を振り回し空いた片手で殴り付けたり受け流す。

他に大部屋から逃げ出そうとしていたゴブリン達もいたがそれを見つけた瞬間何かしらの魔法を放ったり落ちてる矢や石を投げて仕留めていく。

途中、レベルアップやスキルのレベルアップの音が煩わしく思って黙れと念じたらレベルアップのアナウンスは聞こえなくなった。

そして次第に数は少なくなり、残ったゴブリンやゴブリンアーチャー、ゴブリンクレリックに向かっていく。

ゴブリンは棍棒を振り下ろしてきたり石を投石してくる。

ゴブリンアーチャーは矢をどんどん放ってくる。

ゴブリンクレリックはできることがないからなのか杖で殴りかかってくる。

だが、それを俺は棍棒で殴りかかってきたゴブリンとスキルがないのかめちゃくちゃに杖を振ってくるゴブリンクレリック達の首を斬る。

そして、ゴブリンの投石による石やゴブリンアーチャーの放った矢を両手鎌を回すことで全て弾き飛ばしながら残ったゴブリン、ゴブリンアーチャーに一気に接近して首をはねる。

ドシュッ!ドシャッ!!


「グギャアッ!?」

「グギャアァッ!!」

「ギイィッ……!」


そうして残っているゴブリンを全て殺し終えた。


「ふぅ……終わった」


さすがに疲れたがなんとか勝てた。

途中からレベルアップの通知音も止まっていたから余計に集中していたのかもしれない。


「さてと……」


辺りを見渡すと転がっている大量の魔石が転がっている。

他にも棍棒や西洋剣、槍、斧、弓、矢、杖などの武器や鎧やローブなどの防具の類いなどが辺りには転がっていた。

これ、全部拾うのか………

………………………きっついなぁ。


「これだけあればいいかな?」


一応全部【アイテムボックス】の中に入れておいた。

途中【アイテムボックス】のスキルレベルが上がってなかったらしく入らなくなっていたのに入るようになった時があった。


「しかし、まさかここまで多いとは思わなかったよ……」


思い返してみると自分でも驚きのゴブリンの数だった。


「それに………」


自分の体を見回す。


「………血だらけだな。きもちわりぃ………」


俺の体は全身ゴブリンの返り血で緑色一色に染まっていた。

それを見た俺は直ぐにSPを消費して【水魔法Lv.1】を取得する。


「【ウォーター】」


俺は早速取得した水魔法を使って頭の上から水を出して頭から体を洗っていく。

だけど全く返り血が流れない。

他になにか無いかと取得可能スキルを調べていくと【生活魔法】というスキルがあったから直ぐにこれも取得する。


「【クリーン】」


この【生活魔法】も【マップ】スキルと同じようにスキルレベルが存在しない魔法だったが今の俺にはそんなことを気にしている余裕はなく、すぐに該当する魔法を探しだして使った。

するとさっきまであった返り血や汚れは一切残っておらず全部消えていた。


「おぉーすげぇ、めちゃくちゃ便利じゃんこの魔法」


汚れ一つ残らず綺麗になるなんて本当にすごいな。

この魔法はこれからも絶対に必要になる魔法だな。


「しかし………疲れたな………」


体力的にはかすり傷もあったが【吸収】スキルのおかげで無傷だ。

だけど思ったより疲労があるように思う。

ステータスも上がって体があんなに軽かったのに今では鉛のように重い。

とりあえず今日はここまでにして家に帰るのが正解だろう。

そう考えた大部屋に貯まっているであろうゴブリン達の魂を吸収するために俺は【吸魂】スキルを使ってから来た道を戻っていった。

そして事が起きたのはゴブリンとゴブリンナイトを倒したT字の通路だった。

あれだけ倒したんだからもういないだろとたかをくくって【気配感知】を怠っていた。

大部屋からT字の通路を通って入口に繋がっている通路を通ろうとしたときだった。


「………え?」


角から女の子が。


「グギャ?」


…………………まあ、そんなことはなくホブゴブリンやゴブリンナイト、ゴブリンアーチャー、ゴブリンメイジ、ゴブリンクレリックがいて更にゴブリンの集団もいた。

しばらく思考が止まっていてしまったが俺は直ぐに持っていた両手鎌でホブゴブリンとゴブリンナイトの首をはねる。


「グギャアッ!?」


次は動き出したゴブリンメイジを胴体から真っ二つに両断する。


「グゲッ!?」


最後にゴブリンクレリックの杖を持っている腕を切り落とし、ゴブリンクレリックの首を落としてからゴブリンアーチャーの矢を全て弾いたあと首をはねて残りは全て殺す。


「ふぅ……これで全部か」


そう言って俺は一息つく。

体が重かったがまあ、普通に戦えた。

さてさて、アイテムの回収を………

………………………ん゛?


「…………」


そこには2人の美少女がいた。

1人はドレスを着ている金髪で透き通るような蒼い瞳のだいたい中学生ぐらいに見える少女。

もう1人は銀髪で紅い瞳のメイド服のだいたい俺と同じぐらいの年に見える少女。

2人共服はボロボロだし手足は縛られていて口にも猿轡のような物がされている。

しかも銀髪の子は意識が無いのかぐったりとしているが金髪の少女は俺の方をしっかり見ている。

そしてそんな光景を見て俺が最初に放った言葉は……


「え~っと………どなた?」


これしか言葉は出なかった。

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