第2話
ドクンドクンドクンドクンドクン
俺の心臓からの鼓動が自分でも分かる・・・こんなの絶対聞こえちゃう・・・
起きちゃうよ・・・とまって俺の鼓動・・・
あ、でも止まったら死んじゃうか・・・
「んーこっちむいてぇ・・・むにゃむにゃ」
ん?
起きてるのか・・・?確かめるにも・・・
意を決して向こう側向いてみようかな・・・
よいしょっと・・・
・・・強く抱きしめられてて中々寝返りがうてない・・・
ちょっと手を外してっと・・・
名残惜しいけど仕方ない向こう側を向くために俺は抱きしめられてる手をどうにか振りほどいて向こう側を向いた
「すやぁ・・・すやぁ・・・」
相変わらず起きてはいないようだ・・・
近くでみるとやっぱりかわいい・・・まるで天使だ・・・
「えの・・・んん・・・」
えの・・・誰かの名前だろうか
ちょっと涙が出てる・・・?
少し出てきた涙が月光にうつりキラキラと輝いていて、本当に天使か女神のようだ
無意識にその涙を俺の手で拭っていた
そして頭を撫で、その天使の赤い口紅で塗られていて少し湿って艶めいている唇を人差し指でなぞっていた
!?
自分自身の行動に驚いていた
それにしても可愛い・・・
ずっと見ていると彼女が目をさました・・・
第3話へ続く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます