メダルラッシュ【坂本花織】

 オリンピック最終盤、メダルラッシュに湧いた一日になりました。


 スピードスケート高木美帆選手、銀、銀、銀と来て、最後に金!!

 もはや形容する言葉すら思い浮かびません。

 ひと言で言うなら、かっけー!!

 きっと日本で騒がれている以上に、本場ヨーロッパでの評価は高いのでしょうね。


 そして渡部兄弟出場の、ノルディック複合団体戦

 アンカーの山本選手にリレーされた時は、これはまた4位だな…… と、殆ど諦めていましたが、競技場へ戻ってきてからのスプリント勝負でノルディックの強豪国を競り落とすなんて……

 まさか、まさかの結末で、あまりに興奮し過ぎて、飲んでいたビールを吹き出しそうになりました。

 ドイツのエース、ガイガーに肉薄する三着、大殊勲です。


 彼は、長野県の木島平村出身、飯山高校卒だそうで……

 飯山といえば、唱歌「ふるさと」の舞台になったところでして(♪うさぎ追いし、かの山~)、私が、年間に二回、三回と足を運ぶ愛すべき場所であります(トレイルランニングに参加するため・・・)

 そんなところから出てきたニューヒーロー!

 ジャンプでの能力は、個人戦でも発揮されていましたが、クロカンの能力もこれで証明されましたので、今後の活躍に大いに期待したいです。


 そうかぁー、木島平出身かぁ、今年はあの人のペンションに行ってみようかな?

 なんて思ったりして……


 ヨーロッパの、ヨーロッパによる、ヨーロッパの為のオリンピックとも揶揄される冬季五輪、その中のキングオブスキーと言われる種目の、しかも団体戦でメダル獲得! なんだかとっても爽快な気分です。


 そして、そして…… 締めは女子フィギュアの坂本花織選手。

 これは個人的な趣味になりますが、私、彼女のスケートが好きなんです。


 圧倒的なスピードが生み出すジャンプでの飛距離はもとより、昨年までのプログラム「マトリックス」で、足を高々と上げ、ブレードで審判の首を掻き切ってしまうのでは、と心配になるような挑発的なスケーティングには、いつもゾクゾクさせられていました(審判仰け反ってましたしね)

 挑発的なポーズ!? そう言えば、今回もありましたね。


 独特の世界観を作り出し、他の選手とは全然違う演出がされていて、お金を払って観るのなら、これだな!と思わせてくれるスケーティング、最高です。


 メダルは厳しいだろうな、と思っていました。

 だって、ロシア勢とは基礎点が違いすぎますから。殆ど男子と戦っているようなものです。

 だから順位なんて関係ない、彼女らしい独創性のある滑りを魅せてくれればそれで充分、大満足でした。それなのに銅メダル!!


 ワリエワ選手……? 言いたい事はあるけど、敢えて書きません。

 あの冷徹な鬼コーチ、氷の女王? 選手を何だと思っているのでしょう。

 あっ、他国の事なので、やめておきます。


 ロシア云々ではなく、坂本花織選手の滑りが上回っての銅メダル獲得ですから、文句なしの快挙です。彼女の笑顔を見ているだけで、思わずジーンと来てしまいました。

 「次の五輪も目指す!」と明言されているようなので、これからの四年間も楽しみです。エキシビションも楽しみ、マトリックス!やってくれるかな? 


 久しぶりに見る事が出来た樋口新葉選手の笑顔も素敵でした。

 悔しそうな顔ばかり見ていたので……

 完璧なトリプルアクセル、メダルをあげたいです。

 ロシア、ロシア、日本、ロシア、日本……

 ロシアが居なければ、日本のワン・ツー!!

 私の中では、樋口新葉選手は銀メダルだと思っています。


 新生、河辺愛菜選手は残念な結果でしたが、彼女は17歳、まだ若い!

 ここはゴールではなくスタート、これからの活躍を見守りたいです。


 そして、フィギュアスケート最終種目のペアが今日、行われます。

 こちらも楽しみです。りくりゅうペアのラブラブな雰囲気に、年甲斐もなく、毎度キュンとさせられています。今日はどんな姿を魅せてくれるのでしょうか???


 終わりが近づいて来たオリンピック、早くもロスが始まっていますが、まだ楽しみな種目がありますね。最後のお楽しみは……もちろん!!


 カーリングについては、次のエピソードで…

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