逆差別

 もちろん、差別はいけません。人に一方的に危害を与える行為は規制すべきです。


 しかし、時に差別の解消の手段が暴力的な手段になってしまい、かえって弱い者いじめになることがあります。

 こないだのBLMの初期の暴動が目新しいものです。全く関係ない人間がブランド店に投石して火事場泥棒を行いました。

 また、八鹿高校事件でも、部落解放同盟がもしかしたら差別をしたかもしれない教師をリンチしました。

 また、アファーマティブアクションである同和対策事業では、支援された同和地区同士で格差が生まれ、富めるものは富み、乏しき者はより乏しくなる、ということもありました。また、裕福な同和地区が支援されるのに対し、貧しい他の集落が放置されるなど、明らかな不平等が起きました。そして、同和地区だと偽って自称し、支援事業を違法に授かるような事件もありました。

 また、他のアファーマティブアクションとしてアメリカで行われたマイノリティの優先入学では、大学入試で同点を取った時に白人学生が落第し、裁判を起こしました(ホップウッド裁判かバッキー裁判)。


 行うべき支援と、過剰な資金投資の区別はどこでつくのでしょうか。ただし、断りますが、自分は同和対策事業に対しての立場は中立です。同和地区が他の地域よりも明らかに貧しいのであれば支援は認められるべきでしょう。そうでなければ、貧しい地域全てに公平に資金投下が行われるべきです。

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