才か労か制作ウラ話 其の弐
こんばんは。今日は節分ですね。もう春とかありえないですね。暦上はって言ってもなんか不思議。
さて、今日は才か労かの制作ウラ話其の弐です!
前回は☟
https://kakuyomu.jp/works/16816927860192447261/episodes/16817330652523275146
前の回は、この作品を書くまでの経緯とカクヨムコンのこと、そしてお好み焼きレシピの制作について紹介しました。
今回は書く時の工夫とかキャラクター設定とかそういうのを紹介しようと思います!
まず、これですよ。
「美味い」と「旨い」
これどっちがいいかな? どっちの方がええ感じに書けるかな? と思ったんですけど……最終的に「旨い」に統一しています。
なんでか? 美味って言うのも良いですけど、なんか見かけが「旨い」の方がよさそうじゃないですか。
上楽:「そうかね?」
なんかそんな感じしません?
やっぱ読者のお腹空かせるためにはそういう描写をなきゃいけないと思うので……あとは、結末までそのお好み焼きが「美味い」つまり「美味」なのか分からないってのもあります。もしかしたらものすごい不味くなるかもしれないし。なので、「美味」を使わずに「旨い」にしました。
書く時はそれぞれのエピソードを登場人物一人ひとりの一人称にしました。
客としての目線と料理人としての目線。そして巻き込まれた本人の目線を全部描こうと思ったらこれしかない! って思いまして。
それぞれの一人称にすると、それぞれの感情の細部まで書くことができるので、便利だなぁって思ったんですよね。
どうでしょう?
そして、この一人称はそれぞれ
第一話……稲吉香蓮
第二話……米田英政
第三話……吉川熱男
第四話……森林司
第五話……早田ひな子
って感じです♬
ここで、読者さんは気づきましたでしょうか?
ここにいる人物。
米田と吉川、早田はこの物語の核となる登場人物三本柱ですから、当然組み込んでます。
問題は、稲吉香蓮と森林司! 二人は夫婦で稲吉は毒舌美食家、森は中華料理人という設定です。さぁ、みなさんは気づきましたでしょうか?
僕が時々、いや、かなり仕込むのが僕の他の作品の登場人物を出演させるという手法。よっぽど僕を応援してくれるか研究してくれるかという方でないとほとんど気付かないだろ! と自分でも思っちゃいますけど……僕の中の遊び心がやりたいやりたいと騒いでるので。
つまり、これは自己満足なんです(笑)
上楽:「結局、稲吉と森って何もんや?」
あれ、上楽さんご存じありませんでしたか? それではご説明しましょう。
ズバリ、彼らは「キミにあげるアジはコイ」略してアジコイに登場するキャラクターです。林司がヒーロー、香蓮がヒロインのラブコメです。
これは去年のKACと同時開催されてたリュウジさんのグルメ小説コンテストの応募作品でした。落ちたけど。
初期の方なので、全然上手くかてないので恥ずかしいのですが、見れる方は僕の右も左も分からない姿を見て、初心LOVEしてください(笑)
https://kakuyomu.jp/works/16816927861134197681
さて、ここからは各キャラクターの話に入ります。
まず、米田英政。
米田はですね、大阪の「難波の力持ち」という父・英秀が立ち上げた有名お好み焼き店の二代目店主。四十七歳。
ハゲにバンダナの小柄なおっさんという設定です。
このおっさんはね、風貌は僕の父さんがモデルです(笑)バンダナは巻いてないんですけど、髪は無いですし(お坊さんではないです)小柄ですし、今四十八歳でしかも「力持ち」なので英政はほぼほぼ父さんでできています。
しかも、性格も父さんがモデルで、お好み焼きに天性の才能はないんですけど、いつもヘラヘラニコニコしています。ちょいテキトーであまり怒りませんけど、しっかりとした信念を持っている。そんな感じの人間です。
次に吉川熱男。
吉川という苗字は広島の大名、毛利の策略家、毛利元就の息子、吉川元春から取っています。そこら辺には吉川さん沢山いておかしくないやろ! と思ったので。
熱男という名前は、お好み焼き職人で熱い人が良いなぁと思ったんでこの名前にしました。これで「あつお」なんですけど熱男ってのはですね、別の由来もあって。
現在巨人に在籍するプロ野球選手、松田宣浩です。昨シーズンまではずっとソフトバンクでプレーしていたベテランで、第三回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の代表にも選ばれていたものすごい人間。ソフトバンクを退団すると巨人が彼を獲得っていう。そんな松田がホームランを打つと「熱男(あつおー!」と叫ぶんです。
僕はパーソル・パリーグTVの松田のサイン入りGショックを応募したので、入れたろうおもて熱男になりました。
最終的にはね、ちょっと控えめだけど実はすごい感情を秘めているって言う人間になりましたけど(笑)
さて、最後は早田ひな子。
彼女はやっぱり二人から恋愛対象になるので可愛い顔にしつつも、実際は恋愛に興味がなさそうな冷たい人間として描こうと思ったんです。
キッカケも元モデルって言う過去に作りました。
どこのどんなアナウンサーなのか完全に忘れましたけれども、ものすごい静かでピクリとも笑わない感情がないのじゃないかというアナウンサーを見かけまして。
その方も少し入っています。
ホントに誰かは忘れたんですけど……(汗)
でも、実際は良い性格していて、ラストを作ってくれる存在にしたかった。結果的にできたのが彼女になったと。
そういうことです。
早田ひな子って言う名前はどこかで聞いたことがあるなぁと名付けた時から思ってたんですけど、卓球選手の早田ひなでした(笑)
卓球を最近ちょっと見てたので、その影響もあったのかも。決して、早田さんの名前をパクったわけじゃないので、ご容赦を。
というわけで、今回はキャラクター設定と描写について紹介しました! 次の最終回はなんか色んな要素やエピソードを出そうかなぁと思います。
それでは今日はこのへんで!次回もよろしくお願いします!最後まで読んでくれてありがとうございました!
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