第3話 癒し空間
あった、、、。ここか、、営業時間とかなにも記載されてなかったが営業しているのだろうか。明日にしようと思ったが待ちきれず今日来てしまった。夕日が店のガラスに反射してレトロでとても懐かしい雰囲気を感じる。
ん?誰か寝てね?入っていいのかな。
ガチャ───
「あのぉ〜大丈夫ですか?」俺が声をかけた瞬間ハッとしたように飛び起きた。多分店員さんだろう。
「すみません!!!!どうしましたか?」
いや、どうしましたかって。俺お客さん。
「あ、お客様ですね!ほんとにすみません!少し仮眠をしてしまいました。earエステならここです!」
は、はぁ。まさか客の前で寝るとか思ってなかっただろうな。絶対焦るわ。
とりあえず耳かきお願いしますと頼みリラックス出来そうな部屋に連れてかれた。最初は雰囲気になれずソワソワしていたが段々となれ今にも寝落ちしそうだ。アロマが部屋に広がっていて鼻から抜ける香りがなんとも言えないくらいの美しい匂いだった。
うっわぁ〜。しくったーやらかしたわー。営業時間内に寝るとか私バカかよ。いや、認めようバカだな。みっともない店員だなって思われたに違いない。もうここは開き直るしか?
とはいえ、いつもお年寄りばかりなのにあんな爽やかな青年が何故ここに?かっこいいんだけど?!やば。テンション上がっちゃうぅう!!!
「あの?ほんとに大丈夫ですか?」
はひぃっ!!!ヤバい。ボーっとしてた!
変な声出たし。もう、やだ。耳かき屋やめようかな。笑
すみませんと一言謝罪し、いざ施術!!!この耳に入れる瞬間がとてつもなく緊張する、、。
ん?ちょっと待てよ。うわ、マジか。この子耳クソベトベト系だった。ま、まぁ?そういう子も全然いて当然なんだからやめなさい私。あんまり人の耳クソに期待すんな!
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